解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第33問

電気メスについて誤っているのはどれか。2つ選べ。

a: 切開には連続波を用いる。

b: 使用出力は数十kWである。

c: 対極板はアクティブ電極である。

d: 対極板の接触面積は成人ではおよそ150cm2である。

e: 300~500Ωの負荷抵抗で校正する。

電気メスは人体に高周波電流を流して、このときの負荷もしくは接触抵抗によってジュール熱が発生し、この熱が瞬時に細胞を加熱し爆発・蒸散することによって切開作用を、細胞の水分を蒸発させタンパク質を凝固させることによって凝固作用をそれぞれ生じさせる。

a:切開時は連続波、凝固時は断続波(バースト波)を用いる。

b:正解。切開時の出力は約200~400W、凝固時の出力は約100~200Wである。

c:正解。アクティブ電極はメス先で、拡散電極は対極板である。

d:対極板の接触面積は成人では110~150cm2で、小児では70~100cm2である。

e:負荷抵抗は300~500Ωの用いる。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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