解説付 臨床工学技士国家試験 第37回 午前:第6問

横紋筋が主体の臓器はどれか。2つ選べ。

a: 心臓

b: 大動脈

c: 気管支

d: 大腸

e: 横隔膜

筋肉骨格筋、心筋、平滑筋の3つに大別できる。
構造的には、骨格筋と心筋は明瞭な横紋が見られる横紋筋で、平滑筋には横紋はみられない
骨格筋は自分の意思で動かすことができるため、随意筋と呼ばれる。一方、心筋と平滑筋はその自発的活動を自律神経により調整する不随意筋である。

a:正解。心臓壁を構成する筋を心筋という。横紋を有する点は骨格筋に、不随意の点は平滑筋に類似し、骨格筋と平滑筋の中間に位置する筋肉であるといわれている。

b:内膜(単層の内皮細胞とその下にある少量の結合組織からなる)、中膜(輪状の平滑筋と弾性線維から構成される)と外膜(結合組織からなる)の3層からなる。

c:気道内腔の形状を維持する気管軟骨は、気管支まで存在する。気管の内径は平滑筋によって調節されている。細気管支以降は、軟骨の代わりに間質の弾性線維が形状を維持する役割を果たしている。

d:大腸は小腸と同じく、内側から粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜層に分けられる。筋層には、2層
(内側:輪状、外側:縦走)の平滑筋が取り巻いている。

e:正解。主な呼吸筋は、横隔膜と肋間筋である。骨格筋で運動神経の支配を受け、随意的に収縮させられる随意筋で横紋筋である。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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