解説付 臨床工学技士国家試験 第37回 午前:第53問

光源としてバックライトを有するのはどれか。

1: 液晶ディスプレイ

2: 有機ELディスプレイ

3: LEDディスプレイ

4: プラズマディスプレイ

5: CRTディスプレイ

1:正解。液晶は、液体と固体両方の性質を持った不思議な物質である。液体と固体の両方の性質をもっているため、液晶に電圧を印加すると結晶化している分子が動いて向きがそろい、一定方向の光しか通さないフィルターの役目を果すようになる。しかし、電圧が印加されていない時は、分子がばらばらの方向を向いているためフィルターの役割を果さなくなる。この性質を利用して現在の液晶ディスプレイは、映像を表示することができる。液晶はフィルターの機能しか持たないため、自分自身で光を出せるわけではない。 そのため液晶ディスプレイには必ず液晶以外に光源(バックライト)が必要となってくる。

2:有機ELディスプレイは素子が自ら発光するため、バックライトなどの光源が不要である。

3:LEDディスプレイは、発光ダイオード(LED)を搭載した表示機器で、自発光型のディスプレイ技術である。各画素が独立して発光・消灯するため、高いコントラスト比を実現できる。

4:プラズマディスプレイは、蛍光灯と同様の仕組みで発光を行い、画像を表示する装置である。蛍光体が自ら発光するのでバックライト不要である。

5:CRTディスプレイは、電子ビームを表面の蛍光物質に当てて発光している。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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