解説付 臨床工学技士国家試験 第37回 午前:第47問

磁気シールドの材料として使用されるのはどれか。

1: 水

2: 鉛

3: 鉄

4: 白金

5: 石英ガラス

磁界の中で磁化が起きる物体を磁性体という。磁性体とは、磁気のある空間に置くと磁石のようにな
る物質のことである。鉄、ニッケルなど、特に磁性の強いものを強磁性体という。
強磁性体であって工業製品に利用できる資材が磁性材料である。
磁性材料のうち、 磁化するには強い外部磁界を要するが、いったん磁化するとなかなかその状態を解消しない素材を硬質磁性材料という。永久磁石がその例である。
小さな外部磁界にも敏感に磁化反応し、その磁化状態を容易に解消できる性質の素材を軟質磁性材料という。 磁気シールドに利用される資材はすべて軟質磁性材である。
磁気シールドの主用素材には、4 種類の磁性材料(電磁軟鉄、珪素鋼、パーマロイ、アモルファス)がある。

1:比透磁率は0.999992で、水は反磁性体である。比透磁率が1より大きければ常磁性体、1より小さければ反磁性体となる。

2:比透磁率は0.999983で、鉛は反磁性体である。

3:正解。比透磁率は5000で、鉄は強磁性体である。磁気シールドに適している。

4:比透磁率は1.000265で、白金は常磁性体である。

5:比透磁率は3.8で、石英ガラス(SiO2)は常磁性体である。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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