解説付 臨床工学技士国家試験 第37回 午前:第10問

正しいのはどれか。

a: 受精とは精子と卵子が融合して1個の細胞になることをいう。

b: 受精は卵巣で行われる。

c: 受精卵は卵管に着床する。

d: 母胎と胎児は羊水を介してO2の供給とCO2の排出を行う。

e: 妊娠期間は最終月経初日から起算して約40週である。

排卵された卵子の受精能は約24時間である。また、射出された精子の受精能は約48~72時間である。
精子と卵子は卵管膨大部で融合して受精卵となり、卵割を繰り返しながら卵管を通り子宮腔に移動し、子宮内膜に着床する。受精卵が子宮に到達するのは受精後4~5日である。
受精から出生までの間を胎生期(妊娠期間)という。胎生期は胎齢(受精後)2週までの胚子期、胎齢(受精)2週~7週の胎芽期、8週から出生までの胎児期に分けられる。
胎齢(受精後)2週~7週は、胎芽の状態である。この頃は、胎児の主要な器官の形が大まかにつくられる大切な時期で、薬物や放射線、喫煙、飲酒などの外部からの刺激が器官の形成に大きな影響を及ぼす。妊娠初期に0.2mmほどしかなかった胚は、胎齢8週には30cmにまで成長する。
妊娠週数は、最終月経の開始日を妊娠0週0日として数え、280日目(妊娠40週0日)を分娩予定日とする。

a:正解。受精卵は卵子と精子が融合してできる一つの細胞である。

b:精子と卵子は卵管膨大部で融合して受精卵となる。

c:受精卵は子宮内膜に着床する。

d:胎児期は胎盤が肺と肝臓の代役を務めており、これを胎児循環という。

e:正解。妊娠期間は、最終月経の開始日を妊娠0週0日として数え、280日目(妊娠40週0日)を分娩予定日とする。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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