解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第9問

誤っているのはどれか。

1: 蝸牛は内耳にある。

2: 大脳皮質は白質からできている。

3: 中脳、橋および延髄をまとめて脳幹という。

4: 脊髄神経のうち、胸神経は12対からなる。

5: 脳、脊髄では灰白質に神経細胞が密集している。

神経系は、中枢神経系と末梢神経系という2つの部分で構成されている。 神経系の基本的な構成単位は神経細胞(ニューロン)である。中枢神経は大脳、小脳、間脳(視床・視床下部)、脳幹(中脳・橋・延髄)、脊髄から成り、末梢神経は、解剖学的には脳神経と脊髄神経に分けられる。

1:鼓膜は耳の奥にあり、中耳と外耳を隔てている薄い膜である。蝸牛とは、内耳を形成する器官の一つである。鼓膜・耳小骨から蝸牛に伝わった振動は、ラセン器の有毛細胞で電気信号に変わり、中枢神経・脳に伝わる。

2:正解。大脳は外側に灰白質、内側に白質があり、灰白質部分を大脳皮質という。

3:脳幹は間脳の尾側にあり、中枢神経系を構成する器官集合体の一つ。中脳、橋、延髄を含む部位。

4:脊髄神経は31対あり、首や胸、腰、仙骨、尾骨にそれぞれ数対ずつ存在している。起始部により頸神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対に分けられる。

5:脳、脊髄は神経細胞の細胞体が集まる灰白質と神経線維が集まる白質に分かれる。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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