解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第5問

悪性腫瘍の特徴として適切でないのはどれか。

1: 多段階遺伝子異常

2: 細胞異型性

3: 非浸潤性増殖

4: リンパ行性転移

5: 血行性転移

さまざまな原因で生じた遺伝子の変異によって、細胞が無秩序に増え続けるようになることがあり、こうしてできた細胞のかたまりを腫瘍という。 腫瘍は、腫瘍をかたちづくる細胞増殖の差と周囲組織または遠隔組織への浸潤の有無によって、悪性腫瘍と良性腫瘍に分けられる。

1:遺伝子異常の変化から生体内で腫瘍としての形質が現れるまでにいくつかの段階を経る。これを多段階遺伝子異常という。

2:細胞の形が不揃いで、核の大小不同や核と細胞質の分裂がしばしば認められることである。悪性腫瘍の特徴である。

3:正解。悪性腫瘍は既存の組織に浸潤性に増殖する。

4:悪性腫瘍で最も高頻度にみられる転移の方式である。

5:腫瘍が浸潤増殖する過程で周囲組織の静脈内に侵入すると、血流によって遠隔臓器に運ばれて転移巣が形成されることをいう。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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