解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第4問

投与後に最高薬物血中濃度に達するのが最も速い投与経路はどれか。

1: 静脈内注射

2: 筋肉内注射

3: 皮下注射

4: 直腸内投与

5: 経口投与

体内における薬の動きを薬物動態という。投与経路、投与法の違いによる血中濃度の変化は以下の図に示すとおりである。

1:正解。静脈内に直接薬液を注入するため即効性がある。

2:筋肉内に注射された薬液は筋内にある毛細血管を経て吸収されるため直腸内投与に次いで早い。

3:皮下組織に注入され、リンパ管、毛細血管を経て吸収される。

4:直腸粘膜から吸収され全身循環に入るため効果発現は早い。

5:消化管を通り小腸で吸収された後、肝臓で代謝されてから体循環に入るため吸入に時間がかかる。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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