解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第37問

内視鏡外科手術について正しいのはどれか。2つ選べ。

a: 気腹には亜酸化窒素を使用する。

b: 気腹により下半身からの静脈還流量は増加する。

c: 気腹により横隔膜は挙上する。

d: トロッカは体腔へのアクセスに用いる。

e: 超音波吸引手術装置の使用は禁忌である。

内視鏡外科手術とは従来の大きく切開する手術と異なり、腹壁に数か所の5~10mm前後の孔で行う外科手術法で侵襲性が少ない。2021年度の法令改正により臨床工学技士の新たな業務範囲(スコピスト)として追加された。

a:不燃性で液体に溶け込みやすい特徴を持つ二酸化炭素を使用する。

b:気腹圧により静脈血管が潰されるため、下半身からの静脈灌流量は減少する。

c:正解。横隔膜は上方に押し上げられる。

d:正解。トロッカは電気メスや鉗子などを体内に出し入れを行うためのアクセスポートである。

e:超音波吸引手術装置との併用は可能である。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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