解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第34問

植込み型の不整脈治療機器について正しいのはどれか。3つ選べ。

a: 植込み型除細動器(ICD)はペースメーカの機能も有する。

b: 心臓再同期療法(CRT)用ペースメーカは心不全症例に使う。

c: リードレスペースメーカは右心室に留置する。

d: 電源としてアルカリ電池を使用する。

e: 体外式超音波診断装置の誘導下でリードを留置する。

植込み型不整脈治療機器には、 ペースメーカ、リードレスペースメーカ、両室ペースメーカ(CRT-P)、植込み型除細動器(ICD)、 両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)がある。

a:正解。 植込み型除細動器(ICD)は、体内植え込み式で、心室頻拍や心室細動などの致死的不整脈への治療を行い、心臓の働きを回復する機器である。

b:正解。心臓再同期療法(CRT)用ペースメーカは、右心室と左心室の両心室を同じタイミングでペーシングすることが目的である。両心室を電気的刺激により同期させ、心臓のポンプ機能を維持または改善する機能を有する機器である。

c:正解。リードレスペースメーカは右心室に留置される。

d:植込み型除細動器(ICD)には、フッ化黒鉛リチウム銀酸化バナジウムや二酸化マンガンリチウム等の電池などが用いられている。体外式のペースメーカにはアルカリ電池が用いられる。

e:X線透視下でリードを留置する。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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