解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午前:第3問

ビタミンについて正しいのはどれか。2つ選べ。

a: ビタミンAは体内でカロテンを合成する材料になる。

b: 脚気はビタミンB2の欠乏により生じる。

c: ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子が必要である。

d: ビタミンCは抗酸化作用をもつ。

e: ビタミンDの生成には赤外線が必要である。

水溶性ビタミンには、「ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン」の9種類がある。脂溶性ビタミンは「ビタミンD、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンE」の4種類。ビタミンはそのほとんどが体内でまったく、またはわずかにしか合成できないため、通常は食物から摂取する必要がある。

a:欠乏症には夜盲症、免疫力低下などがある。プロビタミンであるカロテンから体内で合成される。

b:欠乏症には、皮膚炎、口角炎などである。脚気はビタミンB1の欠乏症である。

c:正解。欠乏症には、悪性貧血がある。小腸からの吸収には、胃から分泌される内因子とよばれる糖タンパク質が必要である。

d:正解。欠乏症には、壊血病がある。抗酸化作用で過酸化脂質形成を防ぎ、動脈硬化を防止すると言われている。他に抗酸化作用を持つのはビタミンEである。

e:欠乏症には、くる病、骨軟化症、骨粗鬆症である。ビタミンDはプロビタミンDが皮膚で紫外線によって変化し、生成される。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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