第35回臨床工学技士国家試験(午後)

国家試験

第35回 臨床工学技士国家試験 (午後)

1 / 90

第35回 午後:第1

集団検診における検査の陰性・陽性の区分を表に示す。特異度はどれか。

1: a/(a+b)

2: b/(a+b)

3: c/(c+d)

4: d/(c+d)

5: d/(b+d)

2 / 90

第35回 午後:第2

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において「新型インフルエンザ等感染症」に分類されるのはどれか。

1: 結核

2: 麻しん

3: エボラ出血熱

4: 腸管出血性大腸菌感染症

5: 新型コロナウイルス感染症

3 / 90

第35回 午後:第3

アミノ酸をリボソームに運搬するのはどれか。

1: DNA

2: tRNA

3: rRNA

4: mRNA

5: miRNA

4 / 90

第35回 午後:第4

ある薬物の細胞膜を介した移動がFickの拡散法則に従うとき、最も影響の小さいパラメータはどれか。

1: 膜厚

2: 膜面積

3: 薬剤の膜透過性

4: 膜を介した浸透圧差

5: 膜を介した薬剤の濃度差

5 / 90

第35回 午後:第5

創傷治癒の過程で最も遅く起きる事象はどれか。

1: 血栓形成

2: マクロファージの動員

3: 瘢痕形成

4: 線維芽細胞の増殖

5: 肉芽組織の形成

6 / 90

第35回 午後:第6

正しいのはどれか。

1: 嚥下するとき、喉頭蓋は開く。

2: 右肺は2葉からなる。

3: 吸気時に横隔膜は弛緩する。

4: 胸膜は臓側胸膜と壁側胸膜からなる。

5: 主気管支の分岐角度は右より左の方が小さい。

7 / 90

第35回 午後:第7

心周期について正しいのはどれか。

a: I音と共に収縮期が始まる。

b: 拡張期は収縮期より長い。

c: QRS波と共にII音が聴取される。

d: 拡張期には左心房圧は左心室圧より低い。

e: 拡張期には大動脈圧は左心室圧より高い。

8 / 90

第35回 午後:第8

インスリンについて正しいのはどれか。

a: 1型糖尿病では分泌が低下する。

b: 膵島α細胞から分泌される。

c: 肝臓で脂肪分解を促進する。

d: 筋細胞で糖の取り込みを促進する。

e: 肥満ではインスリン感受性が低下する。

9 / 90

第35回 午後:第9

正しいのはどれか。

1: 表皮に血管が存在している。

2: 表皮に感覚神経が分布している。

3: ケラチンは紫外線による細胞傷害を抑制している。

4: 赤外線を浴びるとビタミンD前駆体が活性化する。

5: 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。

10 / 90

第35回 午後:第10

体内のエネルギー源にならないのはどれか。

1: ブドウ糖

2: 脂肪酸

3: コレステロール

4: アミノ酸

5: ケトン体

11 / 90

第35回 午後:第11

滲出性の腹水貯留を来す疾患はどれか。

a: うっ血性心不全

b: 肝硬変

c: 卵巣癌

d: 急性膵炎

e: ネフローゼ症候群

12 / 90

第35回 午後:第12

全身麻酔手術の術前スクリーニング検査として適切なのはどれか。

a: 胸部X線検査

b: 呼吸機能検査

c: ホルター心電図検査

d: 脳波検査

e: ABO血液検査

13 / 90

第35回 午後:第13

熱傷について誤っているのはどれか。

1: I度熱傷は瘢痕を残さず治癒する。

2: I度熱傷は水疱形成が特徴である。

3: 熱傷性ショックは循環血液量減少性ショックである。

4: III度の熱傷創は植皮による創閉鎖を行う。

5: III度熱傷で生じた壊死創に対してはデブリードマンを行う。

14 / 90

第35回 午後:第14

自然気胸について正しいのはどれか。

1: 女性に多い。

2: 聴診所見では健側の呼吸音が減弱する。

3: 胸部CT所見ではブラが確認される。

4: 陽圧換気中は発生しない。

5: 緊張性気胸は自然軽快する。

15 / 90

第35回 午後:第15

心筋梗塞の急性期合併症はどれか。

a: 僧帽弁乳頭筋断裂

b: 心房中隔穿孔

c: WPW症候群

d: 完全房室ブロック

e: 心破裂

16 / 90

第35回 午後:第16

低血糖症状はどれか。

a: 動悸

b: 手指振戦

d: 多尿

e: 顏面蒼白

17 / 90

第35回 午後:第17

グラム陰性菌はどれか。 

a: 綠膿菌

b: 肺炎桿菌

c: 破傷風菌

d: ジフテリア菌

e: 黄色ブドウ球菌

18 / 90

第35回 午後:第18

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類に用いられるのはどれか。

a: 血圧

b: 年齢

c: 尿タンパク定量

d: eGFR

e: 血中尿素窒素

19 / 90

第35回 午後:第19

虫垂炎について正しいのはどれか。

1: 突然の下痢で発症する。

2: McBurney点は左下腹部の圧痛点のことである。

3: 腹部超音波検査が診断に有用である。

4: 血中アンモニア濃度の上昇が特徴である。

5: 血球成分除去療法の適応疾患である。

20 / 90

第35回 午後:第20

鉄欠乏性貧血の所見で正しいのはどれか。

a: 血清フェリチン低値

b: 血清間接ビリルビン高値

c: 血清エリスロポエチン低値

d: 平均赤血球容積(MCV)低値

e: 血清総鉄結合能(TIBC)高値

21 / 90

第35回 午後:第21

分節麻酔が可能な麻酔法はどれか。

1: 吸入麻酔

2: 表面麻酔

3: 静脈麻酔

4: 浸潤麻酔

5: 硬膜外麻酔

22 / 90

第35回 午後:第22

脳死判定基準に含まれるのはどれか。

a: 深昏睡

b: 脳波徐波化

c: 左右瞳孔不同

d: 脳幹反射消失

e: 自発呼吸消失

23 / 90

第35回 午後:第23

急性呼吸促迫症候群(ARDS)の診断に必要な情報はどれか。

a: PaO2

b: PaCO2

c: 中心静脈圧

d: 吸入酸素分面(FIO2)

e: 胸部X線画像

 

24 / 90

第35回 午後:第24

スパイロメトリーで測定できる項目はどれか。

a: 全肺気量

b: 最大吸気量

c: 予備呼気量

d: 1 秒率

e: 機能的残気量

 

25 / 90

第35回 午後:第25

臓器移植医療において実施されていない臓器はどれか。

1: 心臓

2: 肺

3: 膵臓

4: 腎臓

5: 大腸

26 / 90

第35回 午後:第26

臓器移植医療において実施されていない臓器はどれか。

1: 微分演算高周波成分の除去

2: 移動平均周波数スペクトルの解析

3: 自己相関関数周期的信号の抽出

4: ウェーブレット変換エイリアシングの除去

5: フーリエ変換SN比の改善

27 / 90

第35回 午後:第27

脳磁計について誤っているのはどれか。

1: ホール素子が用いられる。

2: センサの冷却に液化ヘリウムが用いられる。

3: SQUIDが用いられる。

4: 電流ダイポールの位置が推定できる。

5: 磁気シールド室が必要である。

28 / 90

第35回 午後:第28

観血式血圧測定で、実際よりも最高血圧が低く、最低血圧が高く表示される原因となるのはどれか。

1: トランスデューサの位置が右心房よりも高い。

2: 加圧バッグの内圧が標準よりも高い。

3: 血液凝固によってカテーテル内腔が狭窄する。

4: ゼロ点調整が不良である。

5: 導管系が共振する。

29 / 90

第35回 午後:第29

差圧方式の呼吸計測装置はどれか。

1: ベネディクトロス型スパイロメータ

2: フライシュ型ニューモタコグラフ

3: 熱線式流量計

4: 超音波流量計

5: タービン型流量計

30 / 90

第35回 午後:第30

家庭用電子体温計について正しいのはどれか。

1: 深部体温の計測に適している。

2: 婦人用は一般用よりも精度が高い。

3: 温度センサにCdSeを用いる。

4: 予測式より実測式の方が測定時間が短い。

5: ヒータを内蔵している。

31 / 90

第35回 午後:第31

X線画像計測について正しいのはどれか。

1: CT値は骨のX線吸収係数を基準に算出される。

2: X線CTのスライス厚は50μm程度である。

3: X線CTの空間分解能は5mm程度である。

4: 時間差分法は造影剤投与前後の画像を差分している。

5: ヨード系造影剤はX線吸収量が小さい。

32 / 90

第35回 午後:第32

ラジオアイソトープを用いた画像撮影について誤っているのはどれか。

1: X線CTに比べて空間分解能が低い。

2: SPECTは心筋の血流を観察できる。

3: FDG-PETはがん診断に有用である。

4: SPECTは中性子線を検出する。

5: PETは陽電子放出核種を用いる。

33 / 90

第35回 午後:第33

使用エネルギーと治療法との組合せで正しいのはどれか。

1: 熱PTCA

2: 電磁波VAD

3: 粒子線ESWL

4: 電流ICD

5: 超音波CHDF

34 / 90

第35回 午後:第34

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 対極板の接触面積は10cm前後である。

b: ゲルパッド型は静電結合である。

c: 導電結合型対極板は、静電結合型よりも接触インピーダンスが高い。

d: 高周波漏れ電流の測定には200Ωの無誘導抵抗を使用する。

e: アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは400Ω前後である。

35 / 90

第35回 午後:第35

RFカテーテルアブレーションについて正しいのはどれか。

a: 徐脈性不整脈の治療に用いる。

b: X線透視装置は不要である。

c: カテーテル電極先端は300°C以上になる。

d: カテーテル電極から高周波電流を流す。

e: ペースメーカの誤作動を起こす。

36 / 90

第35回 午後:第36

ESWLによる結石破砕時に損傷の危険がある組織はどれか。

a: 肺

b: 腸

c: 肝臓

d: 腎臓

e: 筋肉

37 / 90

第35回 午後:第37

誤っている組合せはどれか。

a: 光線力学的治療半導体レーザ

b: 角膜形成術ArFエキシマレーザ

c: 網膜光凝固CO2レーザ

d: 内視鏡的癌治療Arレーザ

e: 尿路結石破砕Ho:YAGレーザ

38 / 90

第35回 午後:第38

内視鏡外科手術について正しいのはどれか。

1: 気腹には窒素を使用する。

2: 気腹により静脈還流量は減少する。

3: 気腹中の電気メス使用は困難である。

4: 腹腔内圧は手動で維持する。

5: 下肢深部静脈血栓症対策は不要である。

39 / 90

第35回 午後:第39

医療機器とその有害事象との組合せで適切でないのはどれか。

1: マイクロ波加溫装置キャビテーション

2: 熱希釈式心拍出量計不整脈

3: 経皮的酸素分圧モニタ水疱

4: 電気メス熱傷

5: レーザメス眼傷害

40 / 90

第35回 午後:第40

医療機器とその有害事象との組合せで適切でないのはどれか。

1: 絶縁のいずれか1つの短絡

2: 沿面距離または空間距離のいずれか1つの短絡

3: 保護接地線の断線

4: 電源導線のいずれか1本の断線

5: 強化絶縁の短絡

41 / 90

第35回 午後:第41

定格電流15Aの医用コンセントの保持力[N]として適切なのはどれか。

1: 1

2: 5

3: 10

4: 50

5: 75

42 / 90

第35回 午後:第42

定格電圧100V消費電力500WのME機器の保護接地線抵抗を測定するときにJIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。

1: 10

2: 15

3: 20

4: 25

5: 30

43 / 90

第35回 午後:第43

酸素流量2L/minで10時間投与したいとき酸素ボンベの内圧は少なくとも何MPa必要か。ただし、容器の内容量は40Lとする。

1: 1

2: 3

3: 5

4: 7

5: 10

44 / 90

第35回 午後:第44

ある機器の信頼度を調査したところ、20回のうち19回使用できた。同時に使用するもう1台の機器は10回のうち8回使用できた。この2台を同時に使用できる確率はどれか。

1: 0.99

2: 0.95

3: 0.88

4: 0.80

5: 0.76

 

45 / 90

第35回 午後:第45

医療機関における医療機器安全管理責任者の配置を義務づけている法律はどれか。

1: 医薬品医療機器等法

2: 労働安全衛生法

3: 臨床工学技士法

4: 製造物責任法

5: 医療法

46 / 90

第35回 午後:第46

+1C-1Cの点電荷の間に働く引力は、電荷間の距離が2×10^-2mのとき、1×10^-2mの場合に比べて何倍となるか。

1: 2

2: 1

3: 1/2

4: 1/4

5: 1/8

47 / 90

第35回 午後:第47

糸に円形磁石を取り付けて振り子を作り、その振り子の支点の真下に円形コイルを水平に置いた。磁石の上面はN極、下面はS極であり、磁石の直径はコイルの直径と同程度とする。振り子2往復分のコイルの端子電圧波形はどれか。

48 / 90

第35回 午後:第48

巻数20回のコイルを貫く磁束が3秒間に0.5Wbから2.0Wbまで一定の割合で変化した。コイルに発生する電圧[V]はどれか。

1: 5

2: 10

3: 40

4: 75

5: 90

49 / 90

第35回 午後:第49

図は内部抵抗、起電力9.0Vの電池に、48Ωの負荷抵抗を接続した回路である。抵抗の端子間電圧が8.0Vのとき、内部抵抗[Ω]はどれか。

1: 1

2: 2

3: 3.5

4: 5

5: 6

50 / 90

第35回 午後:第50

図の回路でab間の正弦波交流電力(有効電力)を求める式として正しいのはどれか。

1: (電圧の振幅値)×(電流の振幅値)

2: (電圧の実効値)×(電流の実効値)

3: (電圧の振幅値)×(電流の振幅値)×(力率)

4: (電圧の実効値)×(電流の実効値)×(力率)

5: (電圧の実効値)x(電流の実効値)×(無効率)

51 / 90

第35回 午後:第51

正しいのはどれか。

a: 理想ダイオードの順方向抵抗は無限大である。

b: バイポーラトランジスタは電圧制御素子である。

c: ピエゾ効果が大きい半導体は磁気センサに利用される。

d: FETのnチャネルの多数キャリアは電子である。

e: CMOS回路はバイポーラトランジスタ回路よりも消費電力が少ない。

52 / 90

第35回 午後:第52

図1の波形を図2の回路のV1に加えたときVoはどれか。

 

53 / 90

第35回 午後:第53

図の回路について誤っているのはどれか。

1: RiとRfが等しいとき、増幅度の絶対値は1である。

2: R;に流れる電流とRに流れる電流の大きさは等しい。

3: VとVの極性は反対である。

4: p点の電位はOVである。

5: 入力インピーダンスは無限大である。

 

54 / 90

第35回 午後:第54

同相利得が20dB、同相除去比(CMRR)が100dBの差動増幅器の差動利得[dB]はどれか。

1: 60

2: 70

3: 80

4: 90

5: 100

 

55 / 90

第35回 午後:第55

図の論理回路を論理式で表したのはどれか。

 

56 / 90

第35回 午後:第56

信号波の振幅に応じてパルス波の幅(デューティ比)を変化させる変調方式はどれか。

1: PAM

2: PWM

3: PPM

4: PCM

5: PFM

57 / 90

第35回 午後:第57

1ピクセルが赤、緑、青の各色256階調で構成されている縦1024ピクセル、横1024ピクセルのカラー画像1枚のデータ量[MByte]はどれか。ただし、画像以外のデータは無視し、圧縮符号化は行わないものとする。

1: 1

2: 3

3: 24

4: 256

5: 768

58 / 90

第35回 午後:第58

図は入力値の平均を求めるフローチャートである。(a)(b)に入る組合せはどれか。

 

59 / 90

第35回 午後:第59

クライアントサーバシステムについて誤っているのはどれか。

1: サービスを提供する側をサーバという。

2: サーバの障害はシステム全体に影響する。

3: クライアントの増加はサーバの負荷を軽減させる。

4: Webブラウザはクライアントソフトである。

5: 電子メールの配送はメールサーバが行う。

60 / 90

第35回 午後:第60

施設内でUSBメモリを使用する際のリスクに該当しないのはどれか。

1: 紛失

2: 情報の不正持ち出し

3: 故障による情報消失

4: 不正ソフトウェアの持ち込み

5: フィッシングによる情報漏洩

61 / 90

第35回 午後:第61

バイオメトリクス認証はどれか。

a: 指紋で認証する。

b: ワンタイムパスワードで認証する。

c: 画面に表示された9点の一部を一筆書きで結ぶ。

d: 「秘密の質問」に答える。

e: 虹彩パターンで認証する。

62 / 90

第35回 午後:第62

図のシステム関数Y/Xはどれか。

1: 2S

2: 1/2S

3: 1/(1+2S)

4: 1/(1+S)

5: 2/(2+S)

63 / 90

第35回 午後:第63

高流量鼻カニューレ酸素療法について誤っているのはどれか。

1: 最大10L/minの吸気流量を供給できる。

2: ブレンダ型では高圧空気と酸素を混合して高濃度酸素を供給する。

3: ベンチュリー型では医療ガス設備酸素のみで高濃度酸素を供給する。

4: 通常は専用の鼻カニューレを用いる。

5: 呼気終末陽圧(PEEP)効果が得られる。

64 / 90

第35回 午後:第64

動脈血液ガスについて正しいのはどれか。

a: ベースエクセス(BE)は酸塩基平衡の目安となる。

b: pHの基準値は7.00である。

c: HCO3の基準値は20±2mEq/Lである。

d: CO2分圧の基準値は35~45mmHgである。

e: 酸素分圧の基準値は年齢により異なる。

 

65 / 90

第35回 午後:第65

加温加湿器と人工鼻に関して正しいのはどれか。

a: 人工鼻では死腔が減少する。

b: 加温加湿器と人工鼻の併用により十分な加湿が可能となる。

c: 人工鼻の方が気道粘膜熱傷のリスクが少ない。

d: 気道分泌の多い患者では加温加湿器を選択する。

e: ヒータワイヤを持たない加温加湿器では回路内に結露を生じやすい。

 

66 / 90

第35回 午後:第66

COPD患者の在宅NPPVについて正しいのはどれか。

a: 日中はNPPVで、夜間は酸素吸入療法を用いることが多い。

b: TPPVに比べて患者への侵襲は大きい。

c: 換気補助による呼吸筋の負担を軽減できる。

d: TPPVよりも使用頻度が高くなっている。

e: 排痰の多い症例でも安全に使用できる。

67 / 90

第35回 午後:第67

高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。

a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。

b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。

c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。

d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。

e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。

68 / 90

第35回 午後:第68

拍動型ポンプはどれか。

a: 大動脈バルーンポンプ

b: 軸流ポンプ

c: ローラポンプ

d: 遠心ポンプ

e: 空気圧駆動式補助人工心臓

69 / 90

第35回 午後:第69

人工心肺を用いた体外循環中に用いる血液濃縮器について正しいのはどれか。

1: メインの人工心肺回路と別の並列回路を必要とする。

2: 除水量の第一の規定因子は装置を通過する血液流量である。

3: 血清カリウム濃度の低下効果は透析装置と同等である。

4: .遠心力を用いて血球成分と血漿成分を分離する装置である。

5: 水分のみでなくアルブミンなどの血漿タンパクも除去される。

70 / 90

第35回 午後:第70

体外循環における血液希釈の利点はどれか。

1: 溶血の軽減

2: 血液粘性の増加

3: 酸素運搬能の増加

4: 膠質浸透圧の上昇

5: 代謝性アルカローシスの軽減

71 / 90

第35回 午後:第71

人工心肺を用いた体外循環における患者側へのヘパリンの初期投与量はどれか。

1: 5000単位

2: 1.0~1.5mg/kg

3: 5.0~6.0mg/kg

4: 200~300単位/kg

5: 400~500単位/kg

72 / 90

第35回 午後:第72

人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。

2: 代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。

4: ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。

73 / 90

第35回 午後:第73

ECMOについて正しいのはどれか。

a: ACTを400秒以上に保つ。

b: V-Vバイパスのみである。

c: 新生児にも使用される。

d: 全身麻酔を必要としない。

e: ローラポンプを用いることが多い。

 

74 / 90

第35回 午後:第74

清浄化した透析液を置換補充液として利用する治療はどれか。

1: 血液透析

2: 血液濾過

3: オンライン血液透析濾過

4: 持続的血液透析濾過

5: 持続的腹膜透析

75 / 90

第35回 午後:第75

市販されている血液透析用の透析液中の溶質濃度で正しいのはどれか。

a: ブドウ糖濃度100mg/dL

b: 重炭酸イオン濃度25mEq/L

c: カリウムイオン濃度2mEq/L

d: マグネシウムイオン濃度0mEq/L

e: ナトリウムイオン濃度154mEq/L

76 / 90

第35回 午後:第76

標準体重60kg無尿の血液透析患者の食事療法で正しいのはどれか。

a: 食塩 15g/日

b: リン 800mg/日

c: タンパク質 70g/日

d: カリウム 4000mg/日

e: エネルギー 1000kcal/日

77 / 90

第35回 午後:第77

透析量を表す尿素の治療指標はどれか。

1: 除去率

2: Kt/V

3: 週平均濃度(TAC)

4: タンパク異化率(PCR)

5: 除去量

78 / 90

第35回 午後:第78

個人用透析装置に組込まれていないのはどれか。

1: 電導度計

2: 気泡検出器

3: 透析液温計

4: 除水制御装置

5: 透析液浸透圧計

79 / 90

第35回 午前:第79問

患者血液をカラムに直接潅流する治療はどれか。

a: 石油ピッチ系活性炭を用いた薬物吸着

b: ポリミキシンBを用いたエンドトキシン吸着

c: トリプトファンを用いた抗アセチルコリンレセプタ抗体吸着

d: デキストラン硫酸を用いたLDL吸着

e: 酢酸セルロースビーズを用いた顆粒球除去

*2,3ともに正解 ②を選択

 

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第35回 午後:第80

等速円運動をしている物体がある。質量を0.5倍、角速度を2倍、回転半径を0.5倍としたとき、向心力の大きさは何倍になるか。

1: 0.25

2: 0.5

3: 1

4: 2

5: 4

81 / 90

第35回 午後:第81

図はある材料の応力‐ひずみ線図である。E点で除負荷したときの永久ひずみを表すのはどれか。ただし、一点鎖線はE点から除負荷したときの応力‐ひずみ関係を、細い実線はD、E点から横軸に下ろした垂線を表す。

1: OA

2: AB

3: BC

4: OB

5: OC

82 / 90

第35回 午後:第82

図のように太さの違うU字形の器に水を入れ、その水を閉じ込めるようにAとBの2つのピストンをつける。Aに力を加えてBに載せた物体を持ち上げるとき、必要となる最小限の力の大きさF[N]に最も近いのはどれか。ただし、ピストンの質量や摩擦抵抗は無視できるものとする。

1: 2.5

2: 10

3: 25

4: 100

5: 400

83 / 90

第35回 午後:第83

1000Hzの静止音源に観測者が接近したとき、聞こえる音の振動数が1060Hzであった。観測者の速度[m/s]に最も近いのはどれか。ただし、音速は340m/sとする。

1: 10

2: 15

3: 20

4: 25

5: 30

84 / 90

第35回 午後:第84

放射について誤っているのはどれか。

1: 真空中でも放射により熱が伝わる。

2: 水中でも放射により熱が伝わる。

3: 0°Cの物体からも放射により周囲に熱が伝わる。

4: 37°Cの物体からは主に紫外線が放射される。

5: 物体の絶対温度の4乗に比例したエネルギーが放射される。

85 / 90

第35回 午後:第85

正しいのはどれか。

a: ポアソン比は「縦ひずみ/横ひずみ」である。

b: 摩擦係数の単位はm/sである。

c: せん断ひずみとせん断応力は等しい。

d: 骨のヤング率は筋肉より大きい。

e: 粘性率の単位はPa'sである。

86 / 90

第35回 午後:第86

放射線感受性の最も高い組織はどれか。

1: 骨髄

2: 神経

3: 血管

4: 心筋

5: 脂肪

87 / 90

第35回 午後:第87

生体の光特性で正しいのはどれか。

1: UVAはUVCよりDNAの損傷を引き起こしやすい

2: 遠赤外線の生体作用は電離作用である

3: 水は赤外光より可視光の吸収が大きい

4: メラニンは可視光より紫外線の吸収が大きい

5: デオキシヘモグロビンは可視光より近赤外線の吸収が大きい

88 / 90

第35回 午後:第88

医療機器の安全性試験として含まれていないのはどれか。

1: 接触面積による分類

2: 接触期間による分類

3: 溶出物試験

4: 物性試験

5: 生物学的試験

89 / 90

第35回 午後:第89

生体内における材料の劣化に影響しないのはどれか。

1: 活性酸素

2: 水の存在

3: 材料の化学組成

4: フィブリノーゲンの存在

5: 酵素反応

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第35回 午後:第90

シリコーン(silicone)について正しいのはどれか。

1: 親水性である。

2: セラミックスである。

3: Si-O結合からなる。

4: 透析膜に使われる。

5: 可塑性である。

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