⑦専門科目Ⅰ 生体機能代行装置学

分野別⑦ 生体機能代行装置学

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第38回 午後:第79

アフェレシス療法について正しいのはどれか。

a: 血漿分離法としては遠心分離法と膜分離法がある。

b: 二重濾過血漿分離法には置換液としてアルブミン製剤を使用する。

c: LDLアフェレシスは家族性高コレステロール血症に適応がある。

d: 膜型血漿分離法ではアデニン加クエン酸ブドウ糖液を抗凝固薬として用いる。

e: エンドトキシン吸着は血漿吸着療法である。

 

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第38回 午後:第78

透析穿刺部位の消毒に適さないのはどれか。

1: 過酢酸

2: クロルヘキシジングルコン酸塩含有アルコール

3: ポビドンヨード

4: エタノール

5: イソプロパノール

 

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第38回 午後:第77

透析治療中の患者に大幅な血圧低下がみられた。このときの対応として誤っているのはどれか。

1: 下肢を挙上する。

2: 除水速度を下げる。

3: 昇圧薬を投与する。

4: 透析液温度を上げる。

5: 生理食塩液を投与する。

 

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第38回 午後:第76

バスキュラーアクセスの造設に外科手術が必要でないのはどれか。

1: 自己血管内シャント

2: 人工血管内シャント

3: 表在化動脈(動脈表在化)

4: カフ型カテーテル

5: 非カフ型カテーテル

 

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第38回 午後:第75

遠心ポンプについて正しいのはどれか。

a: Na+ - 135 ~ 140 mEq/L

b: K+ - 2.0 ~ 2.5 mEq/L

c: グルコース - 1000 ~ 1500 mg/dL

d: HCO3- - 40 ~ 45 mEq/L

e: Ca2+ - 2.5 ~ 3.5 mEq/L

 

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第38回 午後:第74

図は血液透析の標準的な回路構成である。気泡センサを取り付ける位置として最も適切なのはどれか。

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

 

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第38回 午後:第73

人工心肺による体外循環離脱時に大動脈解離が疑われた場合、行う処置はどれか。

a: 灌流温を下げる。

b: 送血量を上げる。

c: IABPを挿入する。

d: ヘパリンを追加する。

e: 経食道エコーで確認する。

 

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第38回 午後:第72

経皮的心肺補助装置(PCPS)で正しいのはどれか。

1: 全身麻酔を要する。

2: 拍動流ポンプを使用する。

3: ワルファリンを使用する。

4: 人工肺を使用する。

5: 左室の後負荷を軽減させる。

 

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第38回 午後:第71

体内設置型(植込み型)補助人工心臓で正しいのはどれか。

1: 両心の補助ができる。

2: 在宅での使用はできない。

3: 無拍動流型が主流である。

4: ワルファリンは使用しない。

5: 心臓移植適応の患者は使用できない。

 

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第38回 午後:第70

遠心ポンプについて正しいのはどれか。

a: 人工心肺停止時には送血回路を鉗子で遮断し血液逆流を防ぐ。

b: 離脱前の低流量時には回転数による流量制御が困難である。

c: 冷却時に流量を維持するには回転数を上げる必要がある。

d: 人工心肺運転中の送血回路の遮断は禁忌である。

e: 誤って空気を体内に送り込むことはない。

 

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第38回 午後:第69

人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。

1: 血糖値は低下する。

2: 血小板数は増加する。

3: 血液粘稠度は体温の低下とともに上昇する。

4: 酸素消費量は体温の低下とともに増加する。

5: 体外循環時間が長くなると血漿遊離ヘモグロビン濃度は低下する。

 

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第38回 午後:第68

膜型人工肺について正しいのはどれか。

a: 最も繁用しているのは均質膜である。

b: 多孔質膜ではwet lungは起こさない。

c: 内部灌流型が主流である。

d: 血液は均質膜を通過しない。

e: 外部灌流型は内部灌流型よりも血流の乱流が生じやすい。

 

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第38回 午後:第67

高気圧酸素治療中、装置内に持ち込むことができるのはどれか。

a: 義歯

b: ガーゼ

c: アルコール綿

d: 補聴器

e: カイロ

 

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第38回 午後:第66

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について正しいのはどれか。

1: 貧血の原因となる。

2: 睡眠時無呼吸の評価のために終夜睡眠ポリグラフ検査を行う。

3: 無呼吸・低呼吸が1時間あたり20回だと重症に分類される。

4: 重症の場合、まずマウスピースによる治療が試みられる。

5: 扁桃肥大がある場合、外科手術による改善は期待できない。

 

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第38回 午後:第65

COPD患者の在宅NPPVについて正しいのはどれか。

a: 夜間は酸素吸入療法を用いることが多い。

b: 排痰の多い症例でも安全に使用できる。

c: TPPVに比べて患者への侵襲は大きい。

d: TPPVよりも使用症例が多い。

e: 換気補助による呼吸筋の負担を軽減できる。

 

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第38回 午後:第64

陽圧式人工呼吸に伴う生体への影響について正しいのはどれか。

1: 尿量の増加

2: 中心静脈圧の低下

3: 静脈還流の増加

4: 心拍出量の増加

5: 頭蓋内圧の上昇

 

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第38回 午前:第79

血液透析に該当しない現象はどれか。

a: 拡散

b: 濾過

c: 吸着

d: 分解

e: 吸収

 

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第38回 午前:第78

ダイアライザで正しいのはどれか。

1: 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。

2: ポリスルフォン膜は対称構造を示す。

3: 血液と透析液とは同じ向きに流れる。

4: 積層型ダイアライザが広く使用されている。

5: 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。

 

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第38回 午前:第77

図に示す中空糸膜が 10000本、平行に束ねられてハウジングに詰められているダイアライザでは全中空糸内容量が約 70mLである。
血流量が 200mL/minのとき、血液が中空糸の内側を通過するおよその平均時間[s]はどれか。
ただし、膜を介した血液成分の移動は無視できるものとする。

1: 10

2: 20

3: 30

4: 40

5: 60

 

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第38回 午前:第76

オンライン血液透析濾過で誤っているのはどれか。

1: 前希釈法の方が後希釈法に比べ濾過流量当たりの物質除去効率が高い。

2: 承認された多用途透析装置の使用が必要である。

3: 置換液の清浄度はエンドトキシン濃度と細菌数の両方で規定される。

4: ヘモダイアフィルタの使用が必須である。

5: β2ミクログロブリンの分子量以上の中分子溶質の除去を目的とする。

 

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第38回 午前:第75

血液透析の治療で直接改善される病態はどれか。

a: 高リン血症

b: 腎性貧血

c: 二次性副甲状腺機能亢進症

d: 低栄養

e: 代謝性アシドーシス

 

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第38回 午前:第74

図のAの動脈圧波形を示す補助循環装置について正しいのはどれか。

1: 流量補助の装置である。

2: 心筋酸素消費量を減少させる。

3: ACTを400秒以上で管理する。

4: 大動脈弁狭窄症には禁忌である。

5: 心内留置型ポンプカテーテルと併用する。

 

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第38回 午前:第73

人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。

a: 中心静脈圧は 15mmHg以上を維持する。

b: 平均血圧は 100mmHg以上を維持する。

c: ヘマトクリット値は 20%以上を維持する。

d: 混合静脈血酸素飽和度は 70%以上を維持する。

e: 成人の灌流量は中等度低体温では 60~80mL/(分・kg)である。

 

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第38回 午前:第72

人工心肺による体外循環中の生体反応において血中で上昇するのはどれか。

a: レニン活性

b: 血清カリウム

c: 血清カルシウム

d: プロスタグランジン

e: 心房性ナトリウム利尿ペプチド

 

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第38回 午前:第71

人工心肺による体外循環中の血液希釈の効果で正しいのはどれか。

a: 溶血が軽減する。

b: 輸血量が減少する。

c: 組織浮腫が軽減する。

d: 酸素解離曲線が右方移動する。

e: 脂肪塞栓が軽減する。

 

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第38回 午前:第70

遠心ポンプはどれか。

 

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第38回 午前:第69

人工呼吸管理中の加温加湿について正しいのはどれか。

1: 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。

2: 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。

3: 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。

4: 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。

5: 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。

 

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第38回 午前:第68

酸素濃縮器について正しいのはどれか。

a: 酸素濃縮膜を用いた機器では90%程度の酸素濃度が得られる。

b: 吸着分離型を用いた機器では40%程度の酸素濃度が得られる。

c: 吸着分離型では機器の発熱が問題になる。

d: 停電に備えてバッテリーを内蔵したものが望ましい。

e: 自家発電機は指定のもの以外は安全性に保証がない。

 

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第38回 午前:第67

メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。

1: プローブには赤色光の光源を使用している。

2: アダプタが死腔となる。

3: サイドストリーム方式に比べて応答が速い。

4: セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。

5: ICUなどでの長期間の人工呼吸管理に使用される。

 

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第38回 午前:第66

成人男性(体重50kg)に対する人工呼吸器装着の初期設定として適切でないのはどれか。

1: 換気回数を 12回/分とした。

2: 1回換気量を 500mLとした。

3: 吸気時間と呼気時間の比(I:E比)を 2:1とした。

4: 呼気終末陽圧(PEEP)を 3cmH2Oとした。

5: トリガ感度を-1~-2cmH2Oとした。

 

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第38回 午前:第65

高気圧酸素治療の適応疾患はどれか。

1: 開放性骨折

2: 急性心筋梗塞

3: 中耳炎

4: 網膜動脈閉塞症

5: 急性副鼻腔炎

 

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第38回 午前:第64

酸素療法で使用する機器で一方弁が付いているのはどれか。

1: 鼻カニューラ

2: オープンマスク

3: ベンチュリーマスク

4: リザーバ付き酸素マスク

5: ハイフローネーザルカニューラ

 

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第37回 午後:第79

置換補充液を必要とする治療はどれか。

a: 血球成分除去(CAP)

b: 腹水濾過濃縮再静注(CART)

c: 持続的血液透析濾過(CHDF)

d: 二重濾過血漿分離交換(DFPP)

e: 血漿吸着(PA)

 

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第37回 午後:第78

慢性維持血液透析の回路に空気混入が生じる原因となるのはどれか。

a: 脱血側穿刺針と血液回路の接続不良

b: 脱血側サンプリングポートへの刺入ミス

c: 生理食塩液ラインの閉鎖忘れ

d: 抗凝固薬注入ラインとシリンジとの接続不良

e: ダイアライザ入口部と血液回路の接続不良

 

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第37回 午後:第77

血液透析中の血圧低下時の処置として適切なのはどれか。

a: 下肢挙上

b: 血流量増加

c: 除水速度増加

d: 生理食塩液補充

e: マンニトール注射液投与

 

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第37回 午後:第76

内シャントの合併症はどれか。

a: スチール症候群

b: 静脈高血圧症

c: 瘤形成

d: 不均衡症候群

e: 透析アミロイドーシス

 

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第37回 午後:第75

未分画ヘパリンによって活性が阻害される凝固因子はどれか。

1: フィブリン(第Ⅰa因子)

2: トロンビン(第Ⅱa因子)

3: 第Ⅲ因子

4: 第Ⅻ因子

5: 第⁧Ⅷ因子

 

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第37回 午後:第74

血液透析施行中に常時監視している項目はどれか。

a: 血漿浸透圧

b: 漏血

c: 気泡混入

d: 静脈側回路内圧

e: 透析液エンドトキシン濃度

 

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第37回 午後:第73

人工心肺を用いた体外循環時に大動脈解離が発生した場合の対応で誤っているのはどれか。

1: 送血温を下げる。

2: 送血圧を上げる。

3: 真腔に送血カニューレを入れ直す。

4: 上行大動脈の色調を確認する。

5: 経食道心臓超音波検査を行う。

 

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第37回 午後:第72

V-A ECMOについて正しいのはどれか。

a: 灌流量の増加によって左室後負荷が軽減される。

b: 脱血不良が発生すると脱血回路内圧は上昇する。

c: ガス交換膜に結露が発生した場合には人工肺の緊急交換を要する。

d: 遠心ポンプ駆動停止時には鉗子で回路を遮断する。

e: 人工肺に血栓による部分閉塞が発生すると人工肺前の回路内圧が上昇する。

 

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第37回 午後:第71

正しいのはどれか。

a: 日本の心臓移植は年間500例を超えている。

b: 体内設置型補助人工心臓の最も多い合併症は機器の故障である。

c: 体内設置型補助人工心臓が植え込まれた最多の疾患は虚血性心疾患である。

d: 体内設置型補助人工心臓は心臓移植までのブリッジとして使用することが多い。

e: 臓器移植法では本人の意思不明の場合、家族の承諾で臓器提供できる。

 

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第37回 午後:第70

人工心肺を用いた開心術中の心筋保護について正しいのはどれか。

a: 細胞内液型心筋保護液のナトリウム濃度は細胞外液型よりも低い。

b: 高カルシウム液で心停止を得る。

c: 心筋保護液に血液を混ぜる場合には超低温がよい。

d: 僧帽弁手術では選択的冠灌流が必要である。

e: 逆行性冠灌流の場合には冠静脈洞から注入する。

 

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第37回 午後:第69

人工心肺を用いた体外循環中の臓器循環について正しいのはどれか。

1: 骨格筋の血流量は増加する。

2: 腹部臓器の血流量は増加する。

3: 急性腎不全の発症は体外循環時間に依存しない。

4: 脳血流量はautoregulationにより維持される。

5: 腎臓のautoregulationが保たれる灌流圧の下限界値は30mmHgである。

 

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第37回 午後:第68

ローラポンプと比較した遠心ポンプの特徴として正しいのはどれか。

a: 溶血が少ない。

b: 血液粘度の影響を受けにくい。

c: 停止時に血液の逆流を生じない。

d: 吸引ポンプとして使用できる。

e: 空気を送りにくい。

 

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第37回 午後:第67

量規定調節換気中の患者の気道内圧低下の原因として誤っているのはどれか。

1: 無気肺の改善

2: 気管支攣縮の軽快

3: 呼吸器回路からのガス漏れ

4: 気管チューブ先端の片肺への移動

5: 気管チューブのカフからの空気漏れ

 

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第37回 午後:第66

在宅酸素療法について誤っているのはどれか。

1: COPDの予後を改善する。

2: 液化酸素を用いる場合がある。

3: 慢性心不全に有効である。

4: CO2ナルコーシスの発症に注意する。

5: 肺高血圧症に禁忌である。

 

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第37回 午後:第65

人工呼吸管理中の気管吸引について正しいのはどれか。

a: 吸引時間は10秒程度とする。

b: 医師または看護師だけが実施できる。

c: 時刻を決めて定期的に実施する。

d: 吸引圧は30kPa以上とする。

e: 吸引カテーテル外径は気管チューブ内径の50%以下とする。

 

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第37回 午後:第64

人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。

1: 呼気弁の開放不全 - 圧損傷

2: 呼吸流路の屈曲 - 換気の異常

3: 呼吸回路のリーク - 低二酸化炭素血症

4: 加温加湿器の停止 - 喀痰の硬化

5: 吸入気酸素濃度の異常上昇 - 酸素中毒

 

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第37回 午後:第63

高気圧酸素治療の適応疾患でないのはどれか。

1: 慢性骨髄炎

2: 自然気胸

3: ガス壊疽

4: 突発性難聴

5: 一酸化炭素中毒

 

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第37回 午前:第79

腹膜透析液の濃度で正しいのはどれか。

1: ナトリウムイオン濃度 150mEq/L

2: カリウムイオン濃度 2.0mEq/L

3: カルシウムイオン濃度 2.5mEq/L

4: ブドウ糖濃度 100mg/dL

5: 酢酸イオン濃度 8.0mEq/L

 

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第37回 午前:第78

腎性貧血の治療薬として用いられるのはどれか。

1: 活性型ビタミンD

2: カルシウム拮抗薬

3: カルシウム受容体作動薬

4: 遺伝子組換えヒトエリスロポエチン

5: アンジオテンシン変換酵素阻害薬

 

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第37回 午前:第77

オンライン血液透析濾過について誤っているのはどれか。

1: 清浄化した透析液を置換補充液として利用する。

2: 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。

3: 血液透析に比べα1 - ミクログロブリンの除去に優れる。

4: エンドトキシン捕捉フィルタを使用する。

5: ヘモダイアフィルタを使用する。

 

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第37回 午前:第76

半透膜を介した拡散分離操作はどれか。

1: 限外濾過

2: 精密濾過

3: 透析

4: 吸着

5: 遠心分離

 

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第37回 午前:第75

血液透析によって補助される腎臓の機能として正しいのはどれか。

a: 酸の排泄

b: 過剰な体液の除去

c: アミノ酸の再吸収

d: 貧血の改善

e: ビタミンDの活性化

 

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第37回 午前:第74

IABPで正しいのはどれか。

a: 冠血流量は増加する。

b: 収縮期血圧は低下する。

c: 脳血流量は減少する。

d: バルーン拡張には酸素を用いる。

e: 大動脈解離に使用できる。

 

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第37回 午前:第73

人工心肺を用いた体外循環中のモニタリングとその対応について正しいのはどれか。

a: ACTが1000秒を超えたのでプロタミンを投与した。

b: PaO2が目標値より高かったので人工肺吹送ガスの流量を下げた。

c: SvO2が目標値より低かったので送血灌流量を上げた。

d: PaCO2が目標値より高かったので人工肺吹送ガスの流量を上げた。

e: 心停止中の動脈圧が100mmHgであったので血管収縮薬を投与した。

 

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第37回 午前:第72

人工心肺を用いた体外循環の離脱において正しいのはどれか。

a: 混合静脈血酸素飽和度が60%以上である。

b: 左房圧が15mmHg以下である。

c: 中心静脈圧が15mmHg以上である。

d: 脱血カニューレより先に送血カニューレを抜く。

e: ベンティングは継続する。

 

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第37回 午前:第71

人工心肺を用いた体外循環中の血液希釈法について正しいのはどれか。

a: 末梢血管抵抗を低下させる。

b: 代謝性アルカローシスを軽減する。

c: ヘマトクリット値30%を希釈下限の目安とする。

d: 組織浮腫の原因となる。

e: 溶血を軽減する。

 

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第37回 午前:第70

人工心肺について正しいのはどれか。

a: シリコーン膜は酸素よりも二酸化炭素の透過性が高い。

b: ポリプロピレン膜はシリコーン膜よりも強度が優れている。

c: 多孔質膜では血液と酸素ガスが直接接触しない。

d: 内部灌流型は外部灌流型よりも血液が乱流になりやすい。

e: 外部灌流型は内部灌流型よりも圧力損失が大きい。

 

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第37回 午前:第69

高気圧酸素治療の気圧外傷でないのはどれか。

1: 溶血

2: 肺胞破裂

3: 皮下気腫

4: 緊張性気胸

5: 急性動脈ガス塞栓症

 

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第37回 午前:第68

吸着型酸素濃縮器で誤っているのはどれか。

1: ゼオライトを用いて窒素を吸着する。

2: 加圧した空気を吸着筒内に送る。

3: 吸着濃縮後のガスは乾燥している。

4: 貯蔵タンクに蓄えてから供給する。

5: 酸素濃度の上限は50%程度である。

 

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第37回 午前:第67

酸素濃度を設定できるのはどれか。

a: ネブライザ付き酸素吸入装置

b: ベンチュリーマスク

c: リザーバ付きマスク

d: 簡易酸素マスク

e: 鼻カニューレ

 

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第37回 午前:第66

人工鼻について正しいのはどれか。

1: 死腔が減少する。

2: 喀痰が多い症例でも使用できる。

3: 呼吸回路はシンプルになる。

4: 加温加湿器と併用する。

5: 気道粘膜熱傷に注意する。

 

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第37回 午前:第65

呼気終末陽圧(PEEP)を上昇させた影響について正しいのはどれか。

1: 肺内シャント率が増加する。

2: 気胸のリスクがある。

3: 心拍出量が増加する。

4: 頭蓋内圧が低下する。

5: 機能的残気量が減少する。

 

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第37回 午前:第64

高流量鼻カニューレ酸素療法について正しいのはどれか。

1: 加湿は不十分である。

2: 食事中の使用はできない。

3: 解剖学的死腔は増加する。

4: 呼気終末陽圧(PEEP)効果がある。

5: 気道感染のリスクが増加する。

 

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第36回 午後:第79

2つの分離器を同時に使用するアフェレシス治療はどれか。

a: 血漿吸着法

b: 単純血漿交換法

c: 血液直接灌流法

d: 血球成分除去療法

e: 二重濾過血漿分離交換法

 

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第36回 午後:第78

慢性維持血液透析の治療指標で無次元数はどれか。

1: 除去量

2: クリアスペース

3: Kt/V

4: タンパク異化率

5: 腎相当クリアランス

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第36回 午後:第77問

維持透析患者の食事で摂取制限に特に留意すべき成分はどれか。

a: 脂質

b: リン

c: 塩分

d: カリウム

e: 炭水化物

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第36回 午後:第76

緊急透析用バスキュラーアクセスとして最も利用されるのはどれか。

1: カテーテル法

2: 自己血管内シャント

3: 人工血管内シャント

4: 動脈表在化

5: 動脈直接穿刺

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第36回 午後:第75問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。

a: 血漿浸透圧

b: 気泡

c: 漏血

d: 透析液圧

e: 透析液エンドトキシン濃度

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第36回 午後:第74

血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。

a: 限外濾過 - 溶質の濃度差による移動

b: 拡散 - 圧力差による移動

c: 浸透 - 溶媒の移動

d: 半透膜 - 細孔によるふるい分け

e: 吸着 - 吸着材への溶解

 

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第36回 午後:第73

臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。

a: 回路からの薬剤注入を行う。

b: 留置カニューレから採血を行う。

c: 回路の充填を行う。

d: 術野でカニューレを回路に接続する 。

e: 開始前に患者の静脈から採血を行う。

 

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第36回 午後:第72

V-AECMO(PCPS)について正しいのはどれか。

a: 抗凝固療法にはヘパリンを使用する。

b: 左心室前負荷を増加させる。

c: ウェットラングとはガス交換膜からの血漿リーク発生である。

d: IABPとの併用は禁忌である。

e: 高度大動脈弁閉鎖不全を有する患者への使用は禁忌である。

 

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第36回 午後:第71

成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。

1: SVO2:75%

2: 灌流量:70mL/分/kg

3: 灌流圧(平均大動脈圧):60mmHg

4: 中心静脈圧:20mmHg

5: ヘマトクリット:20%

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第36回 午後:第70

開心術における心筋保護について正しいのはどれか。

a: 人工心肺の送血回路から側枝を出して心筋保護液を注入する。

b: 細胞内液型心筋保護液中のNa+濃度は細胞外液型より低い。

c: 逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。

d: 血液併用心筋保護液では晶質液性心筋保護液より注入温度を低くする。

e: 心筋保護液の初回注入量の目安は80mL/kgである。

 

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第36回 午後:第69

ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)について誤っているのはどれか。

a: 血栓症を起こす。

b: アルガトロバンを使用する。

c: 血小板第4因子が関与する。

d: 血小板輸血を行う。

e: ヘパリンコーティング回路を使用する。

 

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第36回 午後:第68

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。

1: マンニトール - 浸透圧の調整

2: アドレナリン - 心収縮力の増強

3: ハプトグロビン製剤 - 出血の予防

4: 乳酸加リンゲル液 - 細胞外液の補正

5: アルブミン製剤 - 膠質浸透圧の調整

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第36回 午後:第67問

高気圧酸素治療の禁忌はどれか。

a: 肺気腫

b: 緊張性気胸

c: 気管支喘息発作

d: 一酸化炭素中毒

e: コンパートメント症候群

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第36回 午後:第66

人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。

1: 動脈血pH:7.20

2: PaO2:40mmHg(FIO2 0.21)

3: PaCO2:45mmHg

4: 1回換気量:4mL/kg

5: 呼吸回数:40/分

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第36回 午後:第65

人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策として正しいのはどれか。

a: 約8時間ごとに口腔ケアを行う。

b: 人工呼吸器回路を毎日交換する。

c: 体動防止のため過鎮静にする。

d: 患者を仰臥位で管理する。

e: 人工呼吸器から離脱できるかどうか、毎日評価する。

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第36回 午後:第64

一酸化窒素吸入療法の有害事象として誤っているのはどれか。

1: 左心不全の増悪

2: メトヘモグロビン血症

3: 中止後の肺動脈圧の上昇

4: 二酸化窒素による気道損傷

5: 体血管拡張による血圧低下

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第36回 午後:第63問

パルスオキシメータについて正しいのはどれか。

a: 動脈血の酸素分圧を計測している。

b: 2種類の赤色光によって計測している。

c: 発光ダイオードとフォトダイオードが用いられる。

d: マニュキュアは誤差の要因となる。

e: 強い外光は誤差の要因となる。

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第36回 午前:第79問

HDに比べたCAPDの特徴として正しいのはどれか。

a: 小分子溶質の除去に優れる。

b: 循環系への影響が少ない。

c: 不均衡症状が起きにくい。

d: 20年以上の長期透析が可能である。

e: 糖負荷量が少ない。

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第36回 午前:第78問

糖尿病を原疾患とする患者が血液透析を受けている。ドライウェイトは60kgであり、4時間で4Lの除水を行っている。開始時140/90mmHgであった血圧が、透析3時間後に80/50mmHgとなった。このときの対応として正しいのはどれか。 

1: 頭部挙上

2: 除水速度増加

3: 降圧薬の内服

4: 透析液加温

5: 生理食塩液の投与

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第36回 午前:第77問

親水化剤としてポリビニルピロリドン(PVP)を含有し、非対称構造をもつ透析膜はどれか。

a: セルローストリアセテート(CTA)

b: ポリスルフォン(PS)

c: ポリエーテルスルフォン(PES)

d: ポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA)

e: ポリメチルメタクリレート(PMMA)

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第36回 午前:第76問

オンラインHDFの特徴として誤っているのはどれか。

1: 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。

2: 浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。

3: 清浄化された透析液の利用が前提である。

4: 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。

5: 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。

 

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第36回 午前:第75問

血液透析によって積極的に除去すべき血中の物質はどれか。

a: クレアチニン

b: 尿素

c: b2-ミクログロブリン

d: 重炭酸

e: ヘモグロビン

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第36回 午前:第74問

開心術における心筋保護について正しいのはどれか。

1: 心筋保護液において血液添加は不可欠である。

2: 逆行性心筋保護液注入圧は30mmHg以上とする。

3: 心臓の常温虚血時間の安全限界は5分未満である。

4: 低温によって心筋酸素消費量は低下する。

5: 高度大動脈弁閉鎖不全症例では大動脈基部から心筋保護液を注入する。

 

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第36回 午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。

1: ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。

2: ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。

3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。

4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。

5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。

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第36回 午前:第72問

人工心肺を用いた体外循環について誤っているのはどれか。

1: 体重あたりの適正灌流量は小児では成人に比べて多い。

2: 血液希釈により末梢血管抵抗は低下する。

3: 低体温により血中酸素溶解度は低下する。

4: 低体温によりヘモグロビンの酸素結合力が高くなる。

5: 低体温により血液粘稠度は上昇する。

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第36回 午前:第71問

人工心肺を用いた体外循環に伴う生体の変化について正しいのはどれか。

a: 補体系が活性化する。

b: 血小板数が減少する。

c: リンパ球数が減少する。

d: 血中抗利尿ホルモンが減少する。

e: 血中ブラジキニンが減少する。

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第36回 午前:第70問

膜型人工肺について正しいのはどれか。

a: 人工肺は血液ポンプの入口側に接続する。

b: ガス流量を増やすと二酸化炭素除去量は減少する。

c: 外部灌流型は内部灌流型より血液の圧損失が高い。

d: 均質膜は貫通孔をもたない。

e: 血漿漏出によるガス交換能低下時は人工肺を交換する。

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第36回 午前:第69問

人工呼吸管理の災害時への対応として誤っているのはどれか。

1: 常時から非常電源用コンセントに電源プラグを接続しておく。

2: 用手的換気装置の用意をしておく。

3: 医療ガス安全管理委員会に設備、配管の点検を依頼する。

4: 人工呼吸器の内部バッテリを優先して使用する。

5: 停電後の復電時には、サージ電流対策を講じる。

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第36回 午前:第68問

ハイフローシステムについて正しいのはどれか。

a: 加温加湿器は必要ない。

b: FIO2の上限は60%である。

c: 解剖学的死腔の二酸化炭素の洗い出し効果がある。

d: 装着しながら経口摂取を行うことができる。

e: 慢性閉塞性肺疾患では在宅で使用できる場合がある。

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第36回 午前:第67問

気管挿管中の患者の胸郭の動きに左右差が見られた。疑われる原因はどれか。

a: 片肺挿管

b: 気胸

c: 呼吸回路の接続外れ

d: 気管チューブの食道挿管

e: 主気管支の痰づまり

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第36回 午前:第66問

減圧症とその治療について誤っているのはどれか。

1: 長時間の深い深度での潜水作業後に発症する。

2: 組織内に溶解した酸素が気泡化することで発症する。

3: 神経症状、呼吸器症状、皮膚症状などを呈する。

4: 高気圧酸素治療により、不活性ガスの体外への排出を促進する。

5: 標準的治療方法は、約5時間の高気圧酸素治療である。

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第36回 午前:第65問

加温加湿器について誤っているのはどれか。

1: 加温加湿器は患者吸気の湿度によって制御される。

2: 加湿器内の蒸留水は雑菌などの汚染に十分注意する。

3: ヒータワイヤは吸気回路内の結露を防ぐ。

4: ヒータワイヤのない回路は途中のウォータトラップが必要である。

5: 不十分な加湿は肺合併症の原因となる。

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第36回 午前:第64問

量規定換気でフロー30L/分、換気回数15回/分、吸気呼気比1:3のとき、1回換気量[mL]はどれか。

1: 500

2: 600

3: 700

4: 800

5: 900

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第35回 午前:第79問

患者血液をカラムに直接潅流する治療はどれか。

a: 石油ピッチ系活性炭を用いた薬物吸着

b: ポリミキシンBを用いたエンドトキシン吸着

c: トリプトファンを用いた抗アセチルコリンレセプタ抗体吸着

d: デキストラン硫酸を用いたLDL吸着

e: 酢酸セルロースビーズを用いた顆粒球除去

*2,3ともに正解 ②を選択

 

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第35回 午後:第78

個人用透析装置に組込まれていないのはどれか。

1: 電導度計

2: 気泡検出器

3: 透析液温計

4: 除水制御装置

5: 透析液浸透圧計

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第35回 午後:第77

透析量を表す尿素の治療指標はどれか。

1: 除去率

2: Kt/V

3: 週平均濃度(TAC)

4: タンパク異化率(PCR)

5: 除去量

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第35回 午後:第76

標準体重60kg無尿の血液透析患者の食事療法で正しいのはどれか。

a: 食塩 15g/日

b: リン 800mg/日

c: タンパク質 70g/日

d: カリウム 4000mg/日

e: エネルギー 1000kcal/日

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第35回 午後:第75

市販されている血液透析用の透析液中の溶質濃度で正しいのはどれか。

a: ブドウ糖濃度100mg/dL

b: 重炭酸イオン濃度25mEq/L

c: カリウムイオン濃度2mEq/L

d: マグネシウムイオン濃度0mEq/L

e: ナトリウムイオン濃度154mEq/L

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第35回 午後:第74

清浄化した透析液を置換補充液として利用する治療はどれか。

1: 血液透析

2: 血液濾過

3: オンライン血液透析濾過

4: 持続的血液透析濾過

5: 持続的腹膜透析

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第35回 午後:第73

ECMOについて正しいのはどれか。

a: ACTを400秒以上に保つ。

b: V-Vバイパスのみである。

c: 新生児にも使用される。

d: 全身麻酔を必要としない。

e: ローラポンプを用いることが多い。

 

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第35回 午後:第72

人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。

2: 代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。

4: ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。

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第35回 午後:第71

人工心肺を用いた体外循環における患者側へのヘパリンの初期投与量はどれか。

1: 5000単位

2: 1.0~1.5mg/kg

3: 5.0~6.0mg/kg

4: 200~300単位/kg

5: 400~500単位/kg

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第35回 午後:第70

体外循環における血液希釈の利点はどれか。

1: 溶血の軽減

2: 血液粘性の増加

3: 酸素運搬能の増加

4: 膠質浸透圧の上昇

5: 代謝性アルカローシスの軽減

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第35回 午後:第69

人工心肺を用いた体外循環中に用いる血液濃縮器について正しいのはどれか。

1: メインの人工心肺回路と別の並列回路を必要とする。

2: 除水量の第一の規定因子は装置を通過する血液流量である。

3: 血清カリウム濃度の低下効果は透析装置と同等である。

4: .遠心力を用いて血球成分と血漿成分を分離する装置である。

5: 水分のみでなくアルブミンなどの血漿タンパクも除去される。

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第35回 午後:第68

拍動型ポンプはどれか。

a: 大動脈バルーンポンプ

b: 軸流ポンプ

c: ローラポンプ

d: 遠心ポンプ

e: 空気圧駆動式補助人工心臓

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第35回 午後:第67

高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。

a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。

b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。

c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。

d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。

e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。

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第35回 午後:第66

COPD患者の在宅NPPVについて正しいのはどれか。

a: 日中はNPPVで、夜間は酸素吸入療法を用いることが多い。

b: TPPVに比べて患者への侵襲は大きい。

c: 換気補助による呼吸筋の負担を軽減できる。

d: TPPVよりも使用頻度が高くなっている。

e: 排痰の多い症例でも安全に使用できる。

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第35回 午後:第65

加温加湿器と人工鼻に関して正しいのはどれか。

a: 人工鼻では死腔が減少する。

b: 加温加湿器と人工鼻の併用により十分な加湿が可能となる。

c: 人工鼻の方が気道粘膜熱傷のリスクが少ない。

d: 気道分泌の多い患者では加温加湿器を選択する。

e: ヒータワイヤを持たない加温加湿器では回路内に結露を生じやすい。

 

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第35回 午後:第64

動脈血液ガスについて正しいのはどれか。

a: ベースエクセス(BE)は酸塩基平衡の目安となる。

b: pHの基準値は7.00である。

c: HCO3の基準値は20±2mEq/Lである。

d: CO2分圧の基準値は35~45mmHgである。

e: 酸素分圧の基準値は年齢により異なる。

 

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第35回 午後:第63

高流量鼻カニューレ酸素療法について誤っているのはどれか。

1: 最大10L/minの吸気流量を供給できる。

2: ブレンダ型では高圧空気と酸素を混合して高濃度酸素を供給する。

3: ベンチュリー型では医療ガス設備酸素のみで高濃度酸素を供給する。

4: 通常は専用の鼻カニューレを用いる。

5: 呼気終末陽圧(PEEP)効果が得られる。

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第35回 午前:第79

腹膜透析患者の合併症はどれか。

a: 血圧の急激な低下

b: スチール症候群

c: ソアサム症候群

d: カテーテル出口部感染

e: 被嚢性腹膜硬化症

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第35回 午前:第78

透析中のトラブルとその考えられる原因との組合せで誤っているのはどれか。

1: 口渇 ー 低濃度透析液の使用

2: 漏血 ー 膜破損

3: 回路内凝血 ー 抗凝固不足

4: 空気混入 ー 穿刺針と回路の接続不良

5: 自己抜針 ー 認知症

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第35回 午前:第77

重症の出血性病変を有する患者に対する血液浄化療法で使用される抗凝固薬はどれか。

1: 非分画ヘパリン

2: 低分子量へパリン

3: クエン酸ナトリウム

4: ナファモスタットメシル酸塩

5: アルガトロバン

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第35回 午前:第76

血液透析の標準的回路構成として誤っているのはどれか。

1: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。

3: ダイアライザ内血液と透析液が向流(平行かつ反対向き)になるよう接続した。

4: 静脈側ドリップチャンバから圧ラインを確保した。

5: 気泡検知器を静脈側ドリップチャンバ下流側に設置した。

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第35回 午前:第75

血液透析の治療自体で改善される病態はどれか。

a: 低栄養

b: 腎性貧血

c: 高カリウム血症

d: 代謝性アシドーシス

e: 二次性副甲状腺機能亢進症

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第35回 午前:第74

人工心肺を用いた体外循環においてインシデントレポートを提出すべきなのはどれか。

a: ヘパリン投与後にACTを測定しなかった。

b: ヘマトクリット値が低下したため赤血球輸血を行った。

c: 血圧が低下したため流量を増加させた。

d: 体外循環離脱困難でありIABPを挿入した。

e: 大動脈遮断後ヘパリンを投与していないことに気づき、ヘパリンを投与した。

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第35回 午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理について正しいのはどれか。

1: ワルファリン内服患者ではカニュレーション開始前のヘパリン投与は不要である。

2: 完全体外循環中にACTが600秒以上になった場合には少量のプロタミンを投与する。

3: 人工心肺離脱後のプロタミン投与時には心機能は良好であっても血圧低下に注意する。

4: 人工心肺離脱後の送血カニューレの抜去はプロタミン投与後に行う。

5: 人工心肺離脱後はプロタミン投与後も吸入ポンプで出血を回収し使用血液量の節減に努める。

*3,4ともに正解 ③を選択

 

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第35回 午前:第72

人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。

1: 正常生体血液循環量の3.0L/min/m2と同量を維持する必要がある。

2: 常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。

3: 腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。

4: 体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。

5: 灌流圧は平均大動脈圧で100mmHgを下回らないことが重要である。

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第35回 午前:第71

ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)について正しいのはどれか。

1: トロンビンが増加する。

2: 出血性合併症を起こしやすい。

3: 血小板第X因子が関与する。

4: ヘパリンコーティング回路の使用により回避できる。

5: ヘパリン投与直後に発症することが多い。

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第35回 午前:第70

人工呼吸器の使用前点検について誤っているのはどれか。

1: 左心補助の装置である。

2: 回路を構成する装置はECMOと同じである。

3: 開放回路型が主流である。

4: 拍動流ポンプを必要とする。

5: 使用限界は3時間である。

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第35回 午前:第69

用手換気器具について正しいのはどれか。

1: バッグバルブマスクは酸素の供給がないと膨らまない。

2: バッグバルブマスクは加圧時の感触で患者の肺の硬さを知ることができる。

3: ジャクソンリース回路では感染予防のバクテリアフィルタは不要である。

4: ジャクソンリース回路は患者呼気がバッグに混入する。

5: ジャクソンリース回路は酸素なしでも使用できる。

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第35回 午前:第68

人工呼吸器の使用前点検について誤っているのはどれか。

1: リークテストは人工呼吸器の自己診断機能を活用する。

2: テスト肺を用いてトリガ感度を確認する。

3: テスト肺を外してアラームが鳴ることを確認する。

4: 電源プラグを引き抜いてバックアップ電源で動作することを確認する。

5: 加温加湿器に適量の生理食塩液を入れる。

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第35回 午前:第67

酸素吸入に用いる機器について正しいのはどれか。

1: 鼻カニューレではCO2ナルコーシスを生じることはない。

2: 簡易酸素マスクは一定の酸素濃度を供給する際に用いる。

3: リザーバ付きマスクは簡易酸素マスクで酸素化が保てない場合に用いる。

4: ベンチュリーマスクは加湿が必要な場合に用いる。

5: ネブライザ付き酸素吸入装置は肺水腫の治療に用いる。

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第35回 午前:第66

高気圧酸素治療の効果で正しいのはどれか。

a: 計測皮膚面を42~44°Cに加温する。

b: 皮膚表面に拡散する酸素と二酸化炭素を装着したセンサで計測する。

c: センサ装着から計測値が安定するまで3分程度を要する。

d: 経皮的に測定したPtcCO2はPaCOと同等または低値となる。

e: 経皮的に測定したPtcO2はPaO2と同等または低値となる。

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第35回 午前:第65

高気圧酸素治療の効果で正しいのはどれか。

a: 腸内ガスの膨張

b: 血糖値コントロールの改善

c: 創傷治癒の促進

d: 末梢組織の酸素化

e: 感染に対する好中球活性の上昇

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第35回 午前:第64

ジェット式ネブライザで誤っているのはどれか。

1: 振動子を使用する。

2: ベンチュリー効果を利用している。

3: ジェットノズルによって流速が増す。

4: 細管内の薬液が吸い上げられて気流に乗る。

5: バッフルに衝突させてエアロゾルを細粒化する。

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第34回 午後:第79

血液透析施行中、静脈圧上限警報が鳴った。原因として考えられないのはどれか。

a: 脱血不良

b: ダイアライザ内の血液凝固

c: 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固

d: 静脈側回路の折れ曲がり

e: 静脈側穿刺針の穿刺不良

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第34回 午後:第78

急性血液浄化として持続的に施行される治療はどれか。

1: CART

2: CHDF

3: DFPP

4: HHD

5: On-line HDF

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第34回 午後:第77

維持透析患者の内シャントで、本来末梢組織側に流れるべき血液がシャント側に流れることによって生じる末梢循環障害はどれか。

1: スチール症候群

2: 静脈高血圧症

3: ソアサム症候群

4: 仮性動脈瘤

5: 血清腫

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第34回 午後:第76

糸球体濾過量と同じ単位をもつ指標はどれか。

a: Kt/V

b: ふるい係数

c: クリアスペース

d: 透析液流量

e: 総括物質移動面積係数

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第34回 午後:第75

腹膜透析液に含まれ、除水を行うために必要な物質はどれか。

a: ブドウ糖

b: カリウム

c: アルブミン

d: クレアチニン

e: イコデキストリン

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第34回 午後:第74

人工心肺を用いた体外循環中の安全管理で正しいのはどれか。

1: レベルセンサには磁気センサが用いられている。

2: レベルセンサはエアトラップ(バブルトラップ)に取り付ける。

3: フィルタのサイズは動脈フィルタの方がバブルトラップより目が細かい。

4: 閉鎖回路では気泡流入の可能性はない。

5: エアブロックとは送血回路が空気で満たされ送血が止まることをいう。

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第34回 午後:第73

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。

1: ACT(活性化凝固時間)を200秒以下に維持する。

2: 全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。

3: プロタミン投与によって血圧は上昇する。

4: プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避 ける。

5: プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。

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第34回 午後:第72

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。

1: 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。

2: 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。

3: 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。

4: 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。

5: 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。

140 / 296

第34回 午後:第71

人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。

1: 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。

2: 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。

3: 高度溶血例ではヘパリンを追加する。

4: 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。

5: 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

141 / 296

第34回 午後:第70

人工心肺を用いた体外循環中の電解質、内分泌系の変動で正しいのはどれか。

a: 血中ナトリウム濃度は低下する。

b: 血中カリウム濃度は低下する。

c: 赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。

d: インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。

e: バソプレシンは増加する。

142 / 296

第34回 午後:第69

膜型人工肺について正しいのはどれか。

1: シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。

2: シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている。

3: 親水性の膜が用いられている。

4: 内部灌流型が多数を占める。

5: ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。

143 / 296

第34回 午後:第68

高気圧酸素治療の加圧時に生じる合併症はどれか。

a: 鼓膜障害

b: 腸管破裂

c: 皮下気腫

d: 肺の過膨張症候群

e: 副鼻腔スクイーズ

144 / 296

第34回 午後:第67

在宅酸素療法について正しいのはどれか。

1: 慢性心不全に用いられる。

2: 肺高血圧症に用いられない。

3: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。

4: 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。

5: 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は10倍に伸びる。

145 / 296

第34回 午後:第66

高気圧酸素治療の効果について誤っているのはどれか。

1: 自然気胸を改善する。

2: 気体による周囲組織の圧迫を解除する。

3: 低酸素の末梢組織を酸素化する。

4: 体内組織に溶解した窒素を速やかに体外へ排出する。

5: 一酸化炭素ヘモグロビンを速やかに解離する。

146 / 296

第34回 午後:第65

人工呼吸中のファイティングの原因として考えにくいのはどれか。

1: 不適切な換気パターン

2: 気道分泌物の貯留

3: 鎮静薬の投与不足

4: 血圧の低下

5: 咳嗽発作

147 / 296

第34回 午後:第64

パルスオキシメータについて正しいのはどれか。

1: 動脈血酸素分圧を測定する。

2: 足趾では測定できない。

3: 紫外光の吸光度により判定する。

4: 循環不全では動脈波の検出が難しい。

5: マニキュアの影響は受けない。

148 / 296

第34回 午後:第63

一酸化窒素吸入療法について正しいのはどれか。

a: 一酸化窒素には血管拡張作用がある。

b: 一酸化窒素は酸化されて有害な二酸化窒素になる。

c: 一酸化窒素はヘモグロビンと結合すると失活する。

d: 一酸化窒素吸入により換気血流不均等が悪化する。

e: 一酸化窒素吸入によりメトヘモグロビンが減少する。

149 / 296

第34回 午前:第79

血液透析中に常時監視すべき項目はどれか。

a: 気泡混入

b: 血漿浸透圧

c: 透析液エンドトキシン濃度

d: 透析液圧

e: 漏血

150 / 296

第34回 午前:第78

不均衡症候群の対処法として誤っているのはどれか。

1: 血液流量を低く設定する。

2: マンニトールを点滴する。

3: 短時間頻回透析を行う。

4: 低ナトリウム透析液を使用する。

5: 小面積のダイアライザを使用する。

151 / 296

第34回 午前:第77

腎性貧血の治療薬として用いられるのはどれか。

1: 活性型ビタミンD

2: カルシウム拮抗薬

3: カルシウム受容体作動薬

4: 遺伝子組換えヒトエリスロポエチン

5: アンジオテンシン変換酵素阻害薬

152 / 296

第34回 午前:第76

血液透析の回路構成として適切でないのはどれか。

1: 血液濾過(HF)

2: 単純血漿交換(PEx)

3: 血液透析濾過(HDF)

4: 体外限外濾過法(ECUM)

5: 二重濾過血漿分離交換法(DFPP)

153 / 296

第34回 午前:第75

血液透析の回路構成として適切でないのはどれか。

1: 中空糸型ダイアライザ内で血液と透析液を並流になるよう流した。

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプの下流側に設置した。

3: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプの上流側に設置した。

4: 返血側ドリップチャンバ上部から圧ラインを引いた。

5: 返血側ドリップチャンバの下流側に気泡検知器を設置した。

154 / 296

第34回 午前:第74

血液透析によって積極的に除去すべき成分はどれか。

a: アミノ酸

b: 尿素

c: リン

d: b2-ミクログロブリン

e: アルブミン

155 / 296

第34回 午前:第73

ECMO について正しいのはどれか。

a: 動脈-静脈ECMO方式が主流である。

b: 心機能の低下が高度の場合には静脈-静脈バイパスを採用する。

c: 静脈-動脈ECMOでは高流量になるほど左心室の後負荷は減少する。

d: 静脈-静脈ECMOでは送血と脱血の間の再循環が生じうる。

e: PCPSと静脈-動脈ECMOは同じ回路構成である。

156 / 296

第34回 午前:第72

人工心肺を用いた体外循環中に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。

a: 赤血球液充填

b: カルシウム投与

c: インスリン投与

d: フロセミド投与

e: 代謝性アシドーシス

157 / 296

第34回 午前:第71

低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。

1: 出血傾向を来しやすい。

2: 動脈圧が低下する。

3: 心房細動になりやすい。

4: 脳血流を維持する autoregulation が働く。

5: 高カリウム血症になりやすい。

158 / 296

第34回 午前:第70

人工心肺において、成人の至適灌流量[mL/分/kg]はどれか。

1: 10~20

2: 30~40

3: 60~80

4: 120~140

5: 160~200

159 / 296

第34回 午前:第69

正しいのはどれか。

a: ローラポンプは回転数と流量が比例する。

b: ローラポンプは溶血の原因とならない。

c: 遠心ポンプは流量計を必要としない。

d: 遠心ポンプは容積型ポンプである。

e: 遠心ポンプは回路破裂の危険がない。

160 / 296

第34回 午前:第68

酸素療法の安全対策として正しいのはどれか。

a: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪時にはCO2ナルコーシスの危険がある。

b: 90%の酸素濃度で酸素中毒をきたす危険はない。

c: 酸素は可燃性ガスである。

d: 酸素ボンベは高温・直射日光を避けた場所に保管する。

e: 液体酸素が漏れた場合、凍傷などを起こす危険性がある。

161 / 296

第34回 午前:第67

在宅での非侵襲的陽圧換気(NPPV)について正しいのはどれか。

a: 気管切開孔に接続して用いる。

b: 喀痰量が多くても用いることができる。

c: 対象疾患として慢性閉塞性肺疾患(COPD)が最も多い。

d: 重度の睡眠時無呼吸症候群では用いられる。

e: 1万例以上の症例において用いられている。

 

162 / 296

第34回 午前:第66

気管吸引について正しいのはどれか。

a: 人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。

b: 人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。

c: 1回の吸引操作で10秒以上の陰圧はかけない。

d: 重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。

e: 滅菌手袋を使用しなければならない。

163 / 296

第34回 午前:第65

カプノメータについて誤っているのはどれか。

1: 肺胞死腔があると呼気終末二酸化炭素分圧は上昇する。

2: 二酸化炭素の赤外線吸収を応用している。

3: 呼吸ガスの二酸化炭素分圧を測定する。

4: メインストリーム方式ではアダプタの死腔が大きい。

5: カプノグラムでの波形低下は回路のリークを示唆する。

 

164 / 296

第34回 午前:第64

加温加湿器と比較して人工鼻が優れているのはどれか。

a: 死腔がない。

b: 気道出血時に適する。

c: 過剰加湿にならない。

d: 細菌汚染が少ない。

e: ネブライザとの併用に適する。

 

165 / 296

第33回 午後:第79

溶血の原因となるのはどれか。

1: 高濃度の透析液の使用

2: ダイアライザの膜破損

3: 塩素化合物の透析液への混入

4: 透析液の温度低下

5: 透析回路への空気誤入

166 / 296

第33回 午後:第78

慢性透析患者の死亡原因で最も多いのはどれか。

1: 悪性腫瘍

2: 心不全

3: 感染症

4: 脳血管障害

5: 心筋梗塞

167 / 296

第33回 午後:第77

慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の治療として正しいのはどれか。

1: カルシウム・リン積を上昇させる

2: 透析時間を短縮する。

3: リン摂取量を増加させる。

4: 活性型ビタミンD製剤を投与する。

5: 副甲状腺ホルモンを投与する。

168 / 296

第33回 午後:第76

ある血液透析器の水系溶質除去性能を調べるため、透析器血液流入側と流 出側のクレアチニン濃度を測定したところ、それぞれ10.0および1.0mg/dL で あった。血流量、透析液流量、濾過流量がそれぞれ250、500、0mL/min とすると、この血液透析器のクレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。

1: 180

2: 200

3: 225

4: 250

5: 500

169 / 296

第33回 午後:第75

腎不全でみられる血液検査の異常で誤っているのはどれか。

1: 代謝性アルカローシス

2: 高リン血症

3: 低カルシウム血症

4: 高カリウム血症

5: 低ヘモグロビン血症

170 / 296

第33回 午後:第74

成人男性の人工心肺完全体外循環中のトラブルやその対応について正しいのはどれか。

1: 貯血槽が完全に空にならなくても空気の誤送が生じ得る。

2: 動脈解離発生時には送血流量を増やし続行する。

3: 脱血不良時には脱血カニューレをより深く挿入する。

4: 人工肺内血栓形成時にはヘパリンの追加投与を行う。

5: 脱血回路に持続的に微小気泡が引けてくる場合は直ちに送血を停止する。

171 / 296

第33回 午後:第73

IABPの適応について正しいのはどれか。

a: 冠動脈ステントにおける遅発性血栓性閉塞の予防

b: 冠動脈バイパス術後のグラフト閉塞の予防

c: 切迫心筋梗塞

d: 人工心肺離脱困難

e: 心原性ショック

172 / 296

第33回 午後:第72

経皮的心肺補助装置(PCPS)について誤っているのはどれか。

a: 急性心筋梗塞後の心破裂によるショックは適応である。

b: ショック状態の急性肺動脈血栓塞栓症は適応である。

c: 急性くも膜下出血によるショックは適応である。

d: 送血管は腕頭動脈に挿入する。

e: 脱血管は大腿静脈に挿入する。

173 / 296

第33回 午後:第71

人工心肺による体外循環時の内分泌系・免疫系の変動について正しいのはどれか。

a: レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は活性化される。

b: アドレナリン分泌は低下する。

c: バソプレシン分泌は低下する。

d: インスリン分泌は亢進する。

e: 炎症性サイトカインの血中濃度は上昇する。

174 / 296

第33回 午後:第70

人工心肺回路の動脈フィルタについて正しいのはどれか。

a: メッシュサイズは200~400nmである。

b: 親水性のメッシュが使用される。

c: 血液は上部から流入し、下部から流出していく。

d: 回路の最後に装着する。

e: エアトラップと同様の構造である。

175 / 296

第33回 午後:第69

血液が多管構造の外部を灌流する装置はどれか。

1: 血漿分離用フィルタ

2: 熱交換器

3: 限外ろ過装置

4: 血液濃縮器(ヘモコンセントレータ)

5: 血液透析用ダイアライザ

176 / 296

第33回 午後:第68

図のような人工呼吸器回路構成で、用手換気装置を接続できる部位はどこか。

a: 吸気回路の人工呼吸器接続部

b: Yピースの吸気回路接続部

c: カテーテルマウント(フレックスチューブ)のYピース接続部

d: 気管チューブコネクタ

e: 気管チューブの気管チューブコネクタ接続部

 

177 / 296

第33回 午後:第67

在宅人工呼吸(HMV)を施行する医療機関が具備すべき機器はどれか。

a: 胸部エックス線撮影装置

b: 気道内分泌物吸引装置

c: 血液ガス分析装置

d: 二酸化炭素吸収装置

e: 膜型人工肺

178 / 296

第33回 午後:第66

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。

1: 減圧症

2: ガス塞栓

3: 酸素中毒

4: ガス壊疽

5: コンパートメント症候群

179 / 296

第33回 午後:第65

人工鼻の短所はどれか。

a: うつ熱

b: 過剰加湿

c: 死腔の増加

d: 呼吸抵抗の増加

e: 人工呼吸器関連肺炎の増加

180 / 296

第33回 午後:第64

経皮的ガス分析装置について誤っているのはどれか。

1: 酸素分圧測定は主に新生児領域で使用される。

2: 酸素分圧測定には加温が必要である。

3: 酸素電極はクラーク電極を応用したものである。

4: 二酸化炭素電極はセバリングハウス電極を応用したものである。

5: 二酸化炭素分圧測定には冷却が必要である。

181 / 296

第33回 午後:第63

メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。

1: プローブには赤色光の光源を使用している。

2: アダプタが死腔となる。

3: サイドストリーム方式に比べて応答が速い。

4: セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。

5: ICUなどでの長期間の人工呼吸管理に使用される。

182 / 296

第33回 午前:第79

透析中の空気誤入の原因として考えられないのはどれか。

1: 動脈(脱血)側留置針と回路接続部の離断

2: 補液ラインの閉鎖忘れ

3: ポンプセグメント部回路の破損

4: エアードリップチャンバでの液面調整不良

5: 静脈(返血)側留置針の抜針

183 / 296

第33回 午前:第78

透析中に連続監視すべき項目はどれか。

a: 透析液圧

b: 透析液温度

c: 透析液浸透圧

d: 透析液Na濃度

e: 透析液電気伝導度

184 / 296

第33回 午前:第77

透析中の血圧低下に対する処置として正しいのはどれか。

a: 下肢挙上

b: 透析時間短縮

c: 低Na透析の実施

d: 昇圧薬投与

e: ECUM

185 / 296

第33回 午前:第76

維持透析用として適切でないバスキュラーアクセスはどれか。

1: 自己血管内シャント

2: 人工血管内シャント

3: 動脈表在化法

4: 動脈直接穿刺法

5: 静脈カテーテル法

186 / 296

第33回 午前:第75

血液透析用の透析液に含まれる成分はどれか。

a: カルシウム

b: カリウム

c: アルブミン

d: イコデキストリン

e: リン

187 / 296

第33回 午前:第74

主として残留塩素が除去される水処理装置はどれか。

1: 活性炭濾過装置

2: プレフィルタ

3: 軟水化装置

4: RO 装置

5: エンドトキシン捕捉フィルタ

188 / 296

第33回 午前:第73

動脈血のpH:7.69、PCO2:28mmHg、〔HCO3 -〕:33mEq/Lの病態を示すの はどれか。

1: 呼吸性アルカローシス

2: 呼吸性アシドーシス

3: 代謝性アシドーシス

4: 呼吸性アルカローシスと代謝性アルカローシスの混合障害

5: 呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスの混合障害

189 / 296

第33回 午前:第72

混合静脈血酸素飽和度(SVO2)について正しいのはどれか。

a: パルスオキシメータで測定できる。

b: 過度の血液希釈によって低下する。

c: 人工心肺中の血液加温時には低下する。

d: 50%では嫌気性代謝が進行する。

e: 80%は低心拍出量状態を意味する。

190 / 296

第33回 午前:第71

人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。

a: 溶血

b: 代謝性アルカローシス

c: インスリン投与

d: 低体温

e: 心筋保護液注入

191 / 296

第33回 午前:第70

人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。

a: 出血の回収 - 血液吸引ポンプ

b: 静脈血の酸素加 - 人工肺

c: 肺循環の維持 - 血液ポンプ

d: 余剰水分の排出 - ベントポンプ

e: 貯血槽内の微小気泡除去 - 動脈フィルタ

192 / 296

第33回 午前:第69

人工心肺送血ポンプで使用するローラポンプと遠心ポンプとの比較で正しいのはどれか。

a: 遠心ポンプの方が血液損傷が起こりやすい。

b: 遠心ポンプでは流量計は不要である。

c: 遠心ポンプは長期補助循環に適している。

d: ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。

e: ローラポンプは回路閉塞時の回路破裂の危険が少ない。

193 / 296

第33回 午前:第68

圧支持換気(PSV)で設定するのはどれか。

a: 吸気圧

b: 吸気時間

c: 最大吸気流量

d: 換気回数

e: PEEP

194 / 296

第33回 午前:第67

調節換気において、人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。

1: 弁の開放不全 - 圧損傷

2: 呼吸流路の屈曲 - 換気の異常

3: 呼吸回路内のリーク - 低二酸化炭素血症

4: 加温加湿器の停止 - 喀痰の硬化

5: 吸入気酸素濃度の異常上昇 - 酸素中毒

195 / 296

第33回 午前:第66

パルスオキシメータについて正しいのはどれか。

1: 紫外光を用いる。

2: 使用前に既知の値と比較して調整する。

3: 酸素ヘモグロビンと脱酸素ヘモグロビンの比を表示する。

4: プローブ(センサ)は使用前に滅菌する。

5: 脈波が検出されていることを確認する。

196 / 296

第33回 午前:第65

高気圧酸素治療の生体に対する作用で正しいのはどれか。

a: 気体圧縮効果

b: 活性酸素の増加

c: 溶解型酸素の増加

d: 活性窒素の排出促進

e: 二酸化炭素の排出促進

197 / 296

第33回 午前:第64

ハイフロー療法について正しいのはどれか。

a: 吸入気の加温加湿に人工鼻を使用できる。

b: 最大20L/分の流量を供給できる。

c: 吸入気酸素濃度は21~100%の任意の値を設定できる。

d: 解剖学的死腔のガスを洗い流す効果がある。

e: PEEP効果が期待できる。

198 / 296

第32回 午後:第79

透析用患者監視装置の警報項目とその原因との組合せで正しいのはどれか。

a: 動脈側圧上昇 - ダイアライザ内血液凝固

b: 静脈側圧上昇 - 脱血不良

c: 透析液圧上昇 - 給水圧低下

d: 気泡混入 - 返血針脱落

e: 漏 血 - 膜破損

199 / 296

第32回 午後:第78

体重60kgで残腎機能がない血液透析患者において、1日あたりの摂取量で適切なのはどれか。

a: 食塩 - 12g

b: エネルギー - 2000 kcal

c: リン - 800 mg

d: カリウム - 3000 mg

e: 水 - 2L

200 / 296

第32回 午後:第77

心血液透析において、出血性病変を有する患者にも使用可能な抗凝固薬はどれか。

a: ナファモスタットメシル酸塩

b: 低分子量ヘパリン

c: 未分画ヘパリン

d: アルガトロバン

e: ワルファリン

201 / 296

第32回 午後:第76

最も大きな細孔をもつ分離膜はどれか。

1: 逆浸透膜

2: 透析膜

3: 限外濾過膜

4: 血漿成分分画膜

5: 血漿分離膜

202 / 296

第32回 午後:第75

血液透析(HD)、血液濾過(HF)、血液透析濾過(HDF)の特徴として誤っているのはどれか。

1: HDはHDFに比べ、大分子溶質の除去に優れる。

2: HDはHFに比べ、小分子溶質の除去に優れる。

3: 後希釈法HFの補充液流量は血流量(QB)に依存する。

4: 前希釈法HDFでは大量液置換が可能である。

5: オンラインHDFでは清浄化した透析液を置換液として利用する。

203 / 296

第32回 午後:第74

IABPについて正しいのはどれか。

a: 上行大動脈にバルーンを留置する。

b: 収縮期血圧を上昇させる。

c: 中等度以上の大動脈弁閉鎖不全症には禁忌である。

d: 冠動脈灌流圧を増加させる。

e: 左室後負荷を軽減させる。

204 / 296

第32回 午後:第73

心筋保護について正しいのはどれか。

a: 送血回路から側枝を出し送血ポンプの圧力で注入する。

b: 細胞内液型心筋保護液中のNa濃度は細胞外液型より低い。

c: 逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。

d: 血液併用心筋保護液では晶質液性心筋保護液より注入温度を低くする。

e: 初回注入量の目安は80mL/kgである。

205 / 296

第32回 午後:第72

人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。

a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。

b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。

c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。

d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。

e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。

206 / 296

第32回 午後:第71

人工心肺中の血液への影響について正しいのはどれか。

a: 送血ポンプは溶血の原因になる。

b: T細胞やNK細胞の活性が低下する。

c: 顆粒球は人工心肺開始直後から一過性に増加する。

d: 血小板は70~80%減少する。

e: 溶血によりハプトグロピンが増加する。

 

207 / 296

第32回 午後:第70

外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。

1: 中空糸の外側を血液が流れる。

2: 落差脱血に用いるのに適している。

3: 内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。

4: 内部灌流型膜型肺より多く用いられている。

5: 血液の流れは層流になる。

208 / 296

第32回 午後:第69

人工心肺における遠心ポンプについて正しいのはどれか。

a: 流量計は不要である。

b: 吸引ポンプに用いることができる。

c: ローラポンプに比べて血液損傷が少ない。

d: 回路閉塞時に回路破裂の心配がない。

e: 空気を送り込む心配がない。

209 / 296

第32回 午後:第68

成人患者でPSVモードにおいて、PS:10cmH20、PEEP : 5cmH20に設定したとき、アラームの設定として適切なのはどれか。

a: 分時換気量上限 4L/分

b: 分時換気量下限 2L/分

c: 気道内圧上限 40cmH20

d: 呼吸数上限 15回/分

e: 無呼吸時間 120秒

210 / 296

第32回 午後:第67

人工呼吸器を装着した成人患者の気管吸引で正しいのはどれか。

a: 自発呼吸がある患者では吸気時に吸引カテーテルを挿入する。

b: 吸引圧を 80〜120 mmHg に設定する。

c: 6 〜12 フレンチサイズ(Fr.)の吸引カテーテルを準備する。

d: 吸引カテーテルを 22〜28 cm 挿入して徐々に引き上げながら吸引する。

e: 1 回の吸引時間は 10〜15 秒以内とする。

*1,2,3,4,5すべて正解 ①を選択

 

211 / 296

第32回 午後:第66

持続性気道陽圧(CPAP)の説明で正しいのはどれか。

1: 吸気呼気比は一定になる。

2: 分時換気量は一定になる。

3: 筋弛緩薬投与が必要になる。

4: 気道内圧が一定になる。

5: 高二酸化炭素血症が適応である。

212 / 296

第32回 午後:第65

人工呼吸器回路ヒータワイヤの役割はどれか。

1: 回路内結露を防止する。

2: 回路強度を確保する。

3: 病原性微生物の殺菌を行う。

4: 室温のガスを体温まで加温する。

5: 体温の調節を行う。

213 / 296

第32回 午後:第64

図のようなカプノグラムを呈する麻酔中の原因はどれか。

1: 誤挿管

2: 気道狭窄

3: 回路リーク

4: 自発呼吸の混入

5: 二酸化炭素吸収剤の劣化

214 / 296

第32回 午後:第63

高気圧酸素治療の生体に対する作用で誤っているのはどれか。

1: 酸素毒性の発現

2: 溶解型酸素の増加

3: 結合型酸素の増加

4: 一酸化炭素の排出促進

5: 不活性ガスの排出促進

215 / 296

第32回 午前:第79

透析用患者監視装置で誤っている組合せはどれか。

1: 漏血検知器 - 透過光

2: 気泡検知器 - 超音波

3: 濃度計 - 浸透圧

4: 温度計 - サーミスタ

5: 圧力計 - ストレインゲージ

216 / 296

第32回 午前:第78

慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)対策で誤っているのはどれか。

1: 透析時間の延長

2: 炭酸カルシウム内服

3: カルシウム受容体作動薬内服

4: 副甲状腺摘除術

5: リン含有食品の積極的な摂取

217 / 296

第32回 午前:第77

緊急時に用いられるバスキュラーアクセスはどれか。

a: 自己血管内シャント

b: 人工血管内シャント

c: 動脈表在化法

d: 動脈直接穿刺法

e: カテーテル法

218 / 296

第32回 午前:第76

市販されている成人用中空糸型ダイアライザの仕様として正しいのはどれか。

1: 中空糸内径 300μm

2: 中空糸本数 1,500本

3: 膜 厚 150μm

4: 膜面積 1.8m2

5: 血液側プライミングボリューム 300mL

219 / 296

第32回 午前:第75

血液濾過器のふるい係数について正しいのはどれか。

1: 分子量が大きいほど大きな値をとる。

2: 負の値をとることがある。

3: 小分子蛋白では、治療中経時的に上昇する。

4: 小分子蛋白では、血液系より水系の方が高い値を示す。

5: クリアランスと同じ次元をもつ。

220 / 296

第32回 午前:第74

血液透析により代替される腎臓の機能はどれか。

a: 薬物の除去

b: カリウムの除去

c: エリスロポエチンの産生

d: ビタミンDの活性化

e: 重炭酸イオンの除去

221 / 296

第32回 午前:第73

体表面積0.5m2の乳児の人工心肺を用いた開心術で、吸引からの血液の戻りが全くない完全体外循環中(膀胱温30℃)、静脈リザーバに400mLが貯血されていた。何らかの原因で静脈回路からの脱血が完全に途絶えた時、静脈リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いのはどれか。

1: 5

2: 10

3: 20

4: 30

5: 40

222 / 296

第32回 午前:第72

乳児の人工心肺について正しいのはどれか。

1: チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。

2: 体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。

3: 遠心ポンプの使用率は成人例より高い。

4: 無輸血手術は成人例より容易である。

5: 目標灌流圧は成人例より高く設定する。

223 / 296

第32回 午前:第71

ヘモグロビンの酸素解離曲線について正しいのはどれか。

1: 酸素含量と酸素分圧の関係を表した曲線である。

2: アシドーシスにより右方移動する。

3: 低体温により右方移動する。

4: 低二酸化炭素血症により右方移動する。

5: 2,3-DPGの低下により右方移動する。

224 / 296

第32回 午前:第70

カリウムについて正しいのはどれか。

a: 人工心肺中は高カリウム血症になる。

b: インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。

c: 低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。

d: 心筋保護時の心停止には低カリウム液を用いる。

e: 溶血すると低カリウム血症になる。

 

225 / 296

第32回 午前:第69

血液ポンプのうち拍動流型はどれか。

a: サック型

b: ダイアフラム型

c: ローラポンプ型

d: 直線流路型

e: コーン型

 

226 / 296

第32回 午前:第68

高気圧酸素治療の効果で正しいのはどれか。

a: 含気組織の膨張

b: 創傷治癒の促進

c: 末梢組織の酸素化

d: 奸中球活性の上昇

e: 心拍出量の増加

227 / 296

第32回 午前:第67

人工呼吸器のアシスト/コントロール(A/C)モードの説明で正しいのほどれか。

1: PEEPを併用できる。

2: 自発呼吸が停止すると無呼吸になる。

3: フローの基本波形は圧規定換気である。

4: 異なる二つのフローパターンが見られる。

5: 量規定換気と圧規定換気の長所を組合せている。

228 / 296

第32回 午前:第66

陽圧換気による人工呼吸器管理が生体に及ぼす影響で誤っているのはどれか。

1: 頭蓋内圧低下

2: 血圧低下

3: 静脈還流減少

4: 腎臓機能低下

5: 抗利尿ホルモン分泌増加

229 / 296

第32回 午前:第65

人工呼吸器回路のCV(compression volume)について正しいのはどれか。

a: CVは量規定換気で肺胞換気量減少の原因になる。

b: 加温加湿器チャンバはCVの一部になる。

c: 柔らかい回路のCVは小さい。

d: 長い回路のCVは小さい。

e: CVが大きいほど吸気トリガ感度が上昇する。

 

230 / 296

第32回 午前:第64

ベンチュリーマスクの設定で総流量が45L/min となるのはどれか。

a: 酸素濃度24%、酸素流量4L/min

b: 酸素濃度28%、酸素流量4L/min

c: 酸素濃度35%、酸素流量8L/min

d: 酸素濃度40%、酸素流量8L/min

e: 酸素濃度50%、酸素流量10L/min

 

231 / 296

第31回 午後:第79

維持血液透析における尿素のKt/Vについて誤っているのはどれか。

1: 透析量を表す。

2: 1.2 以上が推奨されている。

3: 蛋白異化率に比例する。

4: 生命予後規定因子である。

5: 無次元数である。

 

232 / 296

第31回 午後:第78

維持血液透析患者の内シャントに関連した合併症はどれか。

a: スチール症候群

b: 不均衡症候群

c: 手根管症候群

d: 静脈高血圧症

e: 静脈瘤

 

233 / 296

第31回 午後:第77

原水中の残留塩素を主として除去する水処理装置はどれか。

1: プレフィルタ

2: 軟水化装置

3: 活性炭濾過装置

4: 逆浸透装置

5: 限外濾過フィルタ

 

234 / 296

第31回 午後:第76

血液透析で流量[mL/min]の単位をもつ性能指標はどれか。

1: ふるい係数

2: 濾過係数

3: 限外濾過率

4: 除去率

5: 総括物質移動面積係数

 

235 / 296

第31回 午後:第75

血液透析と比べた連続的腹膜透析の特徴として正しいのはどれか。

a: 小分子溶質の除去に優れる。

b: 残存腎機能の保持に優れる。

c: バスキュラーアクセスが不要である。

d: 心血管系への負担が少ない。

e: 長期透析が可能である。

 

236 / 296

第31回 午後:第74

IABPの適応について正しいのはどれか。

a: 冠動脈ステント再狭窄予防

b: 人工心肺離脱困難

c: 開心術後低心拍出量症候群

d: 急性心筋梗塞後心室中隔穿孔を合併した心原性ショック

e: 冠動脈バイパス術後のグラフト閉塞予防

 

237 / 296

第31回 午後:第73

人工心肺を用いた開心術中の心筋保護について正しいのはどれか。

a: 細胞内液型心筋保護液のナトリウム濃度は細胞外液型より低い。

b: 高カルシウム液で心停止を得る。

c: 心筋保護液に血液を混じる場合には超低温がよい。

d: 僧帽弁手術では選択的冠灌流が必要である。

e: 逆行性冠灌流の場合には冠静脈洞から注入する。

 

238 / 296

第31回 午後:第72

慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。

1: 無輸血体外循環が容易である。

2: 血清カリウム値は高めになるよう補正する。

3: 灌流圧は高めになる場合が多い。

4: 利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。

5: 術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。

 

239 / 296

第31回 午後:第71

人工心肺を用いた開心術中の抗凝固対策で正しいのはどれか。

1: 抗血小板薬投与例ではヘパリン投与量を減量する。

2: ワルファリン投与例ではヘパリン投与量を減量する。

3: アンチトロンビンⅢ欠損症ではヘパリン投与量を減量する。

4: ACTが600秒以上に延長した場合にはプロタミンを投与する。

5: ヘパリンコーティング回路を用いる場合もACTは400秒以上を保つ。

 

240 / 296

第31回 午後:第70

人工心肺を用いた体外循環中に血中濃度が低下するのはどれか。

1: 血糖

2: レニン

3: アドレナリン

4: サイトカイン

5: カルシウム

 

241 / 296

第31回 午後:第69

膜型人工肺について正しいのはどれか。

a: 中空糸膜が主に使用される。

b: 多孔質膜が均質膜より多く使用される。

c: 外部灌流型が内部灌流型より多く使用される。

d: 親水性の膜が主に使用される。

e: ポリエチレン製の膜が主に使用される。

 

242 / 296

第31回 午後:第68

ジャクソンリース回路について正しいのはどれか。

1: 自己膨張式バッグが使用されている。

2: 吸気弁が使用されている。

3: 自発呼吸はできない。

4: 呼気の一部を再吸入する。

5: 酸素流量は4L/分以下で使用する。

 

243 / 296

第31回 午後:第67

医療用酸素濃縮器について正しいのはどれか。

a: 吸着型では空気中の窒素を吸着する。

b: 膜型では20L/分以上の酸素を供給できる。

c: 膜型では酸素濃度90%以上を供給できる。

d: 膜型ではゼオライト膜が使用されている。

e: 装置の安全性はJISで規定されている。

 

244 / 296

第31回 午後:第66

人工呼吸器の換気設定でPaCO2に直接影響するのはどれか。

a: 換気回数(RR)

b: 1回換気量(VT

c: 吸気終末休止(EIP)

d: 呼気終末陽圧(PEEP)

e: 吸入酸素濃度(FIO2

 

245 / 296

第31回 午後:第65

高気圧酸素治療における加圧時に発症する合併症はどれか。

a: 皮下気腫

b: 急性動脈ガス塞栓

c: 滲出性中耳炎

d: 鼓膜損傷

e: 副鼻腔障害

 

246 / 296

第31回 午後:第64

喀痰吸引が業務として認められていないのはどれか。

a: 臨床工学技士

b: 作業療法士

c: 臨床検査技師

d: 薬剤師

e: 言語聴覚士

 

247 / 296

第31回 午後:第63

ICUで用いられる人工呼吸器の構成要素はどれか。

a: 呼気弁

b: 気道内圧モニタ

c: 酸素濃度調節装置

d: 二酸化炭素吸収装置

e: ピンインデックスシステム

 

248 / 296

第31回 午前:第79

血液透析施行中に静脈圧下限警報が鳴った。原因として考えられないのはどれか。

1: 脱血不良

2: ダイアライザ内の血液凝固

3: 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固

4: 動脈側回路の折れ曲がり

5: 静脈側回路の穿刺針からの脱落

 

249 / 296

第31回 午前:第78

慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD−MBD)の治療で正しいのはどれか。

a: 透析時間の短縮

b: 食事中リン摂取量の増加

c: 副甲状腺摘除術

d: 活性型ビタミンD製剤投与

e: 低血流量透析

 

250 / 296

第31回 午前:第77

市販されている血液透析用の透析液中の濃度で正しいのはどれか。

a: 重炭酸 30mEq/L

b: カルシウム 3.0mEq/L

c: カリウム 6.0mEq/L

d: 無機リン 4.5mg/dL

e: マグネシウム 3.0mEq/L

 

251 / 296

第31回 午前:第76

血漿交換療法について正しいのはどれか。

a: 自己免疫疾患の治療に用いられる。

b: 血小板は血漿分離膜を通過する。

c: 血漿を冷却すると濾過率が上昇する。

d: 単純血漿交換療法では置換補充液にリンゲル液を用いる。

e: 二重濾過血漿分離交換法は血漿成分分画器を用いる。

 

252 / 296

第31回 午前:第75

除水制御方式として正しいのはどれか。

a: 容量比例方式

b: ベンチュリー方式

c: ダブルチャンバ方式

d: 複式ポンプ方式

e: ビスカスコントロール方式

 

253 / 296

第31回 午前:第74

オンライン血液透析濾過で正しいのはどれか。

1: 透析液とは別にバッグに入った置換液が必要である。

2: 透析困難症とアミロイドーシスに保険適応疾患が限られる。

3: わが国では前希釈法が主流である。

4: エンドトキシン捕捉フィルタは不要である。

5: 血液浄化器には血液透析と同じダイアライザが使用される。

 

254 / 296

第31回 午前:第73

人工心肺を用いた体外循環中に生じる大動脈解離について正しいのはどれか。

a: 大腿動脈送血では解離は生じない。

b: 灌流圧を下げた状態で人工心肺を継続する。

c: 上行大動脈は緊満する。

d: 上行大動脈の色調の変化がみられる。

e: 脱血不良となる。

 

255 / 296

第31回 午前:第72

補助循環について正しいのはどれか。

1: IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。

2: PCPSは全身麻酔を必要とする。

3: PCPSは左心系の後負荷を軽減する。

4: 補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。

5: 補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

 

256 / 296

第31回 午前:第71

乳児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無血充填時の希釈率が高くなる。

b: 体表面積当たりの至適灌流量が多い。

c: 至適灌流圧が高い。

d: 無輸血体外循環が容易である。

e: 水分バランスの管理が容易である。

 

257 / 296

第31回 午前:第70

人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。

a: インスリン使用時には低カリウムになりやすい。

b: 低体温時には高カリウムになりやすい。

c: アルカローシス時には高カリウムになりやすい。

d: 保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。

e: 低ナトリウムになりやすい。

 

258 / 296

第31回 午前:第69

人工心肺送血ポンプにおけるローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはどれか。

a: ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。

b: 遠心ポンプは流量計を必要とする。

c: 血液損傷は遠心ポンプに多く見られる。

d: ローラポンプでは回路閉塞時の回路破裂の危険は少ない。

e: 遠心ポンプは長期補助循環に適している。

 

259 / 296

第31回 午前:第68

矩形波を用いた量規定換気(VCV)方式において、1回換気量500mL、換気回数10回/分、吸気呼気比1:2のとき、吸気流量(L/分)はどれか。

1: 0.5

2: 5.0

3: 15

4: 30

5: 60

 

260 / 296

第31回 午前:第67

量規定換気(VCV)方式の特徴で圧規定換気(PCV)方式と比較して誤っているのはどれか。

a: 不均等換気が少ない。

b: 換気量の変更が容易である。

c: 圧外傷の危険性が高い。

d: 最高気道内圧が変動する。

e: 気道内圧は吸気早期に設定吸気圧に達する。

 

261 / 296

第31回 午前:第66

人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策について正しいのはどれか。

a: 体動防止のため過鎮静にする。

b: 24時間ごとに口腔ケアを行う。

c: 人工呼吸器回路を頻回に交換しない。

d: 人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない。

e: 人工呼吸器から離脱できるかどうかを48時間ごとに評価する。

 

262 / 296

第31回 午前:第65

人工鼻について正しいのはどれか。

1: 死腔が増加する。

2: 湿度調節が必要である。

3: 温度調節が必要である。

4: 気流抵抗が減少する。

5: 過剰加湿になりやすい。

 

263 / 296

第31回 午前:第64

呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)値を低下させる因子はどれか。

1: 高体温

2: シバリング

3: 閉塞性換気障害

4: 循環血液量減少

5: 麻酔器ソーダライム劣化

 

264 / 296

第30回 午後:第79

水処理装置とその除去対象物質との組合せで誤っているのはどれか。

1: プレフィルタ - 懸濁物資(粒子成分)

2: 軟水化装置 - Ca²+

3: 活性炭濾過装置 - Cl‾

4: 逆浸透装置 - Na+

5: 限外濾過フィルタ - Al³+

 ※3、5ともに正解 ③を選択

 

265 / 296

第30回 午後:第78

緊急時の血液浄化に使用される一時的バスキュラーアクセスはどれか。

a: 内シャント

b: 動脈表在化

c: 中心静脈カテーテル

d: 動脈直接穿刺

e: 人工血管バイパスグラフト

 

266 / 296

第30回 午後:第77

重炭酸透析液の組成で誤っているのはどれか。

1: ナトリウム - 140mEq/L

2: ブドウ糖 - 100 mg/dL

3: カルシウム - 3.0 mEq/L

4: 重炭酸 - 30 mEq/L

5: カリウム - 5.0 mEq/L

 

267 / 296

第30回 午後:第76

血液透析を下記の条件で施行した。
血流量 200mL/min
透析液流量 500mL/min
ただし、除水は無視できるものとする。
このとき、
 動脈側尿素窒素濃度 100 mg/dL
静脈側尿素窒素濃度 10 mg/dL
であった。この透析器の尿素クリアランス[mL/min] はどれか。

1: 140

2: 160

3: 180

4: 200

5: 220

 

268 / 296

第30回 午後:第75

血液透析による物質除去に用いられる原理で正しいのはどれか。

a: 拡散

b: 分泌

c: 浸透

d: 再吸収

e: 限外濾過

 

269 / 296

第30回 午後:第74

体表面積1.8m² の男性の人工心肺を用いた開心術で、吸引回路からの血液の戻りが全くない完全体外循環中(膀胱温32 ℃)、静脈リザーバに800mL が貯血されていた。何らかの理由で静脈回路からの脱血が完全に途絶えた時、リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いのはどれか。

1: 5

2: 10

3: 20

4: 30

5: 40

 

270 / 296

第30回 午後:第73

IABP による合併症で誤っているのはどれか。

1: 腸管虚血

2: 大動脈解離

3: 血小板数の減少

4: 細菌感染

5: 急性心筋梗塞

 

271 / 296

第30回 午後:第72

乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無輸血体外循環が容易である。

b: 体重1 kg 当たりの適正灌流量が少ない。

c: 目標灌流圧が低い。

d: 体液バランスの不均衡が生じやすい。

e: 急速な冷却が望ましい。

 

272 / 296

第30回 午後:第71

人工心肺使用時に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。

a: 赤血球液充填

b: カルシウム投与

c: インスリン投与

d: フロセミド投与

e: 代謝性アシドーシス

 

273 / 296

第30回 午後:第70

人工心肺送血ポンプとしてローラポンプと比較した遠心ポンプの特性で正しいのはどれか。

a: 回転数による流量制御が容易である。

b: ポンプ停止時の逆流がない。

c: 送血回路閉塞時の回路破裂の危険がない。

d: 過度の陰圧発生がない。

e: 血球損傷が多い。

 

274 / 296

第30回 午後:第69

第1 種装置を使用した高気圧酸素治療の禁忌はどれか。

a: コントロール不良の気管支喘息

b: 重篤な不整脈

c: 自然気胸

d: 開腹手術の術後

e: 中耳炎の既往

 

275 / 296

第30回 午後:第68

人工呼吸中にPEEP を増加させると、増加または上昇するのはどれか。

a: 吸入気酸素濃度

b: 平均気道内圧

c: 機能的残気量

d: 頭蓋内圧

e: 心拍出量

 

276 / 296

第30回 午後:第67

慢性閉塞性肺疾患(COPD) の診断で通院中の患者(62歳、男性、体重50kg) が増悪して緊急入院となった。
人工呼吸開始基準として誤っているのはどれか。

1: VT 100 mL

2: VC 850mL

3: FEV1.0 ( 1秒量 )  400mL

4: PaCO2 60 mmHg (FIo2 0.21において)

5: 呼吸数 42回/分

 

277 / 296

第30回 午後:第66

CO2ナルコーシスの主な所見はどれか。

a: 高度な呼吸性アシドーシス

b: 自発呼吸減弱

c: 意識障害

d: 血圧低下

e: 徐脈

 

278 / 296

第30回 午後:第65

ベンチュリー効果を応用した高流量酸素投与装置で、酸素濃度40% 、出力ガス流量40L/minを得たいとき、酸素流量[L/min] の設定はどれか。

1: 6

2: 8

3: 10

4: 20

5: 40

 

279 / 296

第30回 午後:第64

ジェット式ネブライザで誤っているのはどれか。

1: 振動子を使用する。

2: ベンチュリー効果を利用している。

3: ジェットノズルによって流速が増す。

4: 細管内の薬液が吸い上げられて気流に乗る。

5: バッフルに衝突させてエアゾルを発生させる。

 

280 / 296

第30回 午前:第79

持続的血液濾過(CHF) もしくは持続的血液透析濾過(CHDF) の適応とならないのはどれか。

1: 急性腎障害

2: うっ血性心不全

3: 重症急性膵炎

4: ギラン・バレー症候群

5: 敗血症

 

281 / 296

第30回 午前:第78

作用発現にアンチトロンビンⅢ の存在を必要とする抗凝固薬はどれか。

a: 非分画ヘパリン

b: 低分子量ヘパリン

c: メシル酸ナファモスタット

d: アルガトロバン

e: クエン酸ナトリウム

 

282 / 296

第30回 午前:第77

透析監視項目の異常とその原因との組合せで誤っているのはどれか。

1: 漏血 - 透析装置ヒータの故障

2: 空気誤入 - 補液ラインの閉鎖忘れ

3: 血液側回路内圧上昇 - 血液凝固

4: 血液側回路内圧低下 - 脱血不良

5: 透析液濃度異常 - 電気伝導度計の故障

 

283 / 296

第30回 午前:第76

親水化剤としてポリビニルピロリドン(PVP) を使用した透析膜はどれか。

a: エチレンビニルアルコール共重合体(EVAL)

b: ポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA)

c: ポリエーテルスルフォン(PES)

d: ポリスルフォン(PS)

e: ポリメチルメタクリレート(PMMA)

 

284 / 296

第30回 午前:第75

前希釈血液透析濾過(HDF)の特徴で正しいのはどれか。

a: 後希釈HDFに比べて大量液置換が可能である。

b: 後希釈HDFに比べてアルブミン喪失量が多い。

c: 後希釈HDFに比べてフィルタ出口部での血液濃縮が起きやすい。

d: 血液透析に比べて大分子溶質の除去に劣る。

e: 同じ血流量の血液透析に比べて小分子溶質の除去に劣る。

 

285 / 296

第30回 午前:第74

血液透析によって体内に補給されるのはどれか。

1: 尿素

2: カリウム

3: ビタミンD

4: 重炭酸

5: レニン

 

286 / 296

第30回 午前:第73

PCPS施行時に左手の酸素飽和度が低下した。原因として考えられないのはどれか。

1: 脱血不良による流量減少

2: ACTが400秒以上

3: 生体肺の機能不全

4: 吹送酸素濃度の低下

5: 人工肺の血漿漏出

 

287 / 296

第30回 午前:第72

呼吸補助ができるのはどれか。

a: IABP

b: 左心バイパス

c: PCPS

d: ECMO

e: 補助人工心臓

 

288 / 296

第30回 午前:第71

ヘモグロビン酸素解離曲線で誤っているのはどれか。

1: 低体温では解離曲線は左方偏位する。

2: 高体温では同じ酸素分圧でも酸素飽和度が低下する。

3: 2,3-DPG の増加は解離曲線を右方偏位させる。

4: 二酸化炭素分圧が増加すると解離曲線は左方偏位する。

5: アシドーシスでは解離曲線は右方偏位する。

 

289 / 296

第30回 午前:第70

低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。

a: 末梢血管抵抗低下

b: 酸素消費量低下

c: カテコラミン活性低下

d: 血液凝固能亢進

e: 血液粘稠度低下

 

290 / 296

第30回 午前:第69

IABPについて正しいのはどれか。

a: 拡張期に下行大動脈でバルーンを拡張させる。

b: 冠動脈血流量を増加させる。

c: 左室の後負荷を軽減する。

d: 大動脈弁狭窄症には禁忌である。

e: 収縮期血圧を上昇させる。

 

291 / 296

第30回 午前:第68

膜型人工肺について正しいのはどれか。

1: 均質膜では血液は酸素ガスと直接接触することはない。

2: 気泡型人工肺よりもタンパク変性が生じやすい。

3: 均質膜は多数の微細な孔の開いている構造からなる。

4: 膜の形態はフィルム型とシート型とに大別される。

5: 均質膜では長時間使用すると血漿漏出が起こる。

 

292 / 296

第30回 午前:第67

図は人工呼吸器および呼吸回路の略図である。カプノメータプローブを取り付ける正しい部位は図のA ~ Eのどれか。

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

 

293 / 296

第30回 午前:第66

人工呼吸中に図のような波形が観察されるとき、肺胸郭静的コンプライアンス値[mL/cmH2O]はどれか。

1: 12

2: 20

3: 25

4: 33

5: 100

 

294 / 296

第30回 午前:第65

高気圧酸素治療で2気圧に加圧した場合の装置内の分圧について、正しいのはどれか。

a: 空気加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は520mmHg

b: 酸素加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は1,520mmHg

c: 空気加圧の第2種治療装置では、酸素分圧は319mmHg

d: 酸素加圧の第1種治療装置では、窒素分圧は0mmHg

e: 空気加圧の第2種治療装置では、窒素分圧は912mmHg

 

295 / 296

第30回 午前:第64

加温加湿器と比較して、人工鼻で起こりやすい有害事象はどれか。

1: うつ熱

2: 死腔増加

3: 過剰加湿

4: 換気中断

5: 回路誤接続

 

296 / 296

第30回 午前:第63

吸着型酸素濃縮器の酸素濃縮回路の構成要素でないのはどれか。

1: 吸着筒

2: 冷却装置

3: 防塵フィルタ

4: 真空ポンプ

5: サージタンク

※選択肢が不適切 ①を選択

 

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