⑨専門基礎科目Ⅳ 生体物性材料工学

分野別⑨ 生体物性材料工学

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第38回 午後:第90

正しいのはどれか。

a: 金属結合は水素結合より強い。

b: 水素結合は共有結合より強い。

c: 水素結合はイオン結合より強い。

d: ファンデルワールス結合は水素結合より強い。

e: 共有結合はファンデルワールス結合より強い。

 

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第38回 午後:第89

医用材料に用いるシリコーンについて正しいのはどれか。

a: 生体内では加水分解される。

b: Si‒O結合をもつ。

c: オイル状とゴム状のものがある。

d: 放射線滅菌で変性しやすい。

e: 人工血管に使われる。

 

3 / 103

第38回 午後:第88

人工心肺による体外循環中に起こりうる生体反応はどれか。

a: 溶血

b: カプセル化

c: がん化

d: 石灰化

e: 補体活性化

 

4 / 103

第38回 午後:第87

能動輸送はどれか。

1: 糸球体における尿素の移動

2: 毛細血管から腹腔への水の移動

3: 細胞内から細胞外へのNa+の移動

4: 毛細血管から組織への酸素の移動

5: 毛細血管から肺胞への二酸化炭素の移動

 

5 / 103

第38回 午後:第86

蛍(けい)光について正しいのはどれか。

a: 生体は蛍光を発生しない。

b: 蛍光発光によりエネルギー準位が上がる。

c: 蛍光発光の波長は物質によらず一定である。

d: 励起光とは異なる波長で発光する。

e: 励起状態から基底状態への遷移により発光する。

 

6 / 103

第38回 午後:第85

図の流体モデル内の血液の抵抗値を両端で測定したところ1kΩであった。
血液の抵抗率[Ω cm]はどれか。
ただし、血液流体モデルで、断面積Aは2cm²、長さLは10cmとする。

 

7 / 103

第38回 午前:第90

医療機器とその材料との組合せで正しいのはどれか。

1: 人工弁弁葉 - ステンレス鋼

2: 人工肺用ガス交換膜 - ポリスルフォン

3: ガイドワイヤ - ニッケル・チタン合金

4: 人工歯根 - 高密度ポリエチレン

5: 血液透析膜 - ポリジメチルシロキサン

 

8 / 103

第38回 午前:第89

生体に接触する全ての医療機器において考慮すべき生物学的安全性評価項目はどれか。

a: 感作性試験

b: 細胞毒性試験

c: 埋植試験

d: 血液適合性試験

e: 刺激性または皮内反応試験

 

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第38回 午前:第88

同じ質量で温度を 1℃上昇させるために必要なエネルギーが最も大きいのはどれか。

1: 骨

2: 血漿

3: 脂肪

4: コラーゲン

5: リン酸カルシウム

 

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第38回 午前:第87

J/kgに相当する固有単位はどれか。

a: H

b: Bq

c: Gy

d: Sv

e: Wb

 

11 / 103

第38回 午前:第86

血管の力学特性について正しいのはどれか。

a: 変形挙動は線形である。

b: ヒステリシスをもたない。

c: 力学的等方性を示す。

d: エラスチンはコラーゲンよりも弾性率が小さい。

e: 応力を負荷するとクリープ現象が生じる。

 

12 / 103

第38回 午前:第85

生体の電気的特性で正しい組合せはどれか。

1: α分散 - 水分子の緩和現象に由来

2: α分散 - 数十 MHz

3: β分散 - 細胞構造に由来

4: β分散 - 数十 GHz

5: γ分散 - イオンの集散に由来

 

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第37回 午後:第90

ポリエチレンテレフタレートを構成する結合はどれか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第37回 午後:第89

医用材料と用途との組合せで正しいのはどれか。

1: セルロース - 血液回路

2: ポリスルフォン - 透析膜

3: ポリ塩化ビニル - 人工血管

4: ポリグリコール酸 - 眼内レンズ

5: ポリテトラフルオロエチレン - 血漿分離膜

 

15 / 103

第37回 午後:第88

医用材料に対する血液凝固の促進反応で正しいのはどれか。

a: ヘパリンが作用する。

b: クエン酸が関与する。

c: カルシウムイオンが関与する。

d: プロトロンビンが活性化する。

e: 第Xa因子が活性化する。

 

16 / 103

第37回 午後:第87

細胞膜を介して能動輸送される物質はどれか。

1: 水

2: 尿素

3: 酸素

4: 二酸化炭素

5: グルコース

 

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第37回 午後:第86

生体の光特性について正しいのはどれか。

1: 波長が短いほど組織深部に到達する。

2: UVAはUVCより表皮での吸収が大きい。

3: 可視光は皮膚表面でほとんど反射される。

4: 血液は可視光域では赤色光の吸収が小さい。

5: 水は赤外光よりも可視光を良く吸収する。

 

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第37回 午後:第85

同じエネルギーの放射線で電離作用の強さの順番が正しいのはどれか。

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第37回 午前:第90

医用材料を埋植したときに起こる急性局所反応はどれか。

1: アナフィラキシー

2: 血栓形成

3: 肉芽形成

4: 器質化

5: 石灰化

 

20 / 103

第37回 午前:第89

医療機器の生物学的安全性評価に含まれないのはどれか。

1: 無菌試験

2: 感作性試験

3: 発熱性試験

4: 遺伝毒性試験

5: 化学的情報の収集

 

21 / 103

第37回 午前:第88

生体での熱の伝わり方について正しいのはどれか。

a: 皮下組織の熱移動は主に熱伝導による。

b: 体表面からの熱の放射は近赤外光による。

c: 体表面での空気の対流は熱の放散を促す。

d: 体内の熱輸送は主に血流による。

e: 体表面からの熱の放射エネルギーは絶対温度に比例する。

 

22 / 103

第37回 午前:第87

生体の磁気特性について誤っているのはどれか。

1: 神経伝導で磁界が発生する。

2: 生体の比透磁率は5000程度である。

3: 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。

4: 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。

5: 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

 

23 / 103

第37回 午前:第85

細胞の興奮における細胞膜電位の変化を下図に示す。オーバーシュートによる電位変化はどれか。

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

 

24 / 103

第36回 午後:第90

人工肺のハウジング(外筒)に使われる材料はどれか。

1: ポリ乳酸

2: セルロース

3: ポリカーボネート

4: ポリウレタン

5: ポリビニルアルコール

25 / 103

第36回 午後:第89

血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。

1: タンパク質吸着

2: 線溶系亢進

3: 赤血球凝集

4: 血小板粘着

5: 石灰化

26 / 103

第36回 午後:第88

医療機器の生物学的安全性評価で誤っているのはどれか。

1: 感作性試験を行う。

2: 細胞毒性試験を行う。

3: 生体と接触する時間で分類される。

4: 生体と接触する面積で分類される。

5: 生体と接触する部位で分類される。

27 / 103

第36回 午後:第87問

生体の光特性について正しいのはどれか。

a: メラニンは紫外光よりも可視光の吸収が大きい。

b: 脂質はタンパク質に比べ紫外光の吸収が大きい。

c: 水は可視光よりも赤外光の吸収が大きい。

d: 核酸は可視光よりも紫外光の吸収が大きい。

e: ヘモグロビンは赤外光よりも可視光の吸収が大きい。

28 / 103

第36回 午後:第86

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。

1: Bq

2: C/kg

3: Sv

4: Gy

5: eV

29 / 103

第36回 午前:第90問

分子間力に関連するのはどれか。

a: ファンデルワールス力

b: 共有結合

c: 金属結合

d: イオン結合

e: 水素結合

30 / 103

第36回 午前:第89問

不動態について正しいのはどれか。

a: チタン合金に形成される。

b: ステンレス鋼に形成される。

c: 酸化被膜である。

d: 形状記憶効果を示す。

e: 熱硬化性をもつ。

31 / 103

第36回 午前:第88問

生体内における物質の移動に関わる現象で正しい組合せはどれか。

a: 腎臓における水分の再吸収 ー 拡散

b: 腎糸球体での物質移動 ー 濾過

c: 肺胞から血液への酸素の移動 ー 拡散

d: 毛細血管壁から血管外への水分移動 ー 対流

e: 細胞内から細胞外へのNa+の移動 ー 浸透

32 / 103

第36回 午前:第87問

体表から非接触で体温を測定するときに用いるのはどれか。

1: ステファン・ボルツマンの法則

2: ランベルト・ベールの法則

3: ニュートンの法則

4: フックの法則

5: スネルの法則

33 / 103

第36回 午前:第86問

組織を構成する主な線維について正しい組合せはどれか。

a: 骨の基質 - アクチン

b: 関節軟骨 - ミオシン

c: 骨格筋 - ケラチン

d: 血管の外膜 - コラーゲン

e: 血管の中膜 - エラスチン

34 / 103

第36回 午前:第85問

100Hzにおける生体組織の導電率の大小関係で正しいのはどれか。

1: 脂肪<血液<骨格筋

2: 脂肪<骨格筋<血液

3: 骨格筋<血液<肝臓

4: 骨格筋<肝臓<脂肪

5: 肝臓<血液<脂肪

35 / 103

第35回 午後:第90

シリコーン(silicone)について正しいのはどれか。

1: 親水性である。

2: セラミックスである。

3: Si-O結合からなる。

4: 透析膜に使われる。

5: 可塑性である。

36 / 103

第35回 午後:第89

生体内における材料の劣化に影響しないのはどれか。

1: 活性酸素

2: 水の存在

3: 材料の化学組成

4: フィブリノーゲンの存在

5: 酵素反応

37 / 103

第35回 午後:第88

医療機器の安全性試験として含まれていないのはどれか。

1: 接触面積による分類

2: 接触期間による分類

3: 溶出物試験

4: 物性試験

5: 生物学的試験

38 / 103

第35回 午後:第87

生体の光特性で正しいのはどれか。

1: UVAはUVCよりDNAの損傷を引き起こしやすい

2: 遠赤外線の生体作用は電離作用である

3: 水は赤外光より可視光の吸収が大きい

4: メラニンは可視光より紫外線の吸収が大きい

5: デオキシヘモグロビンは可視光より近赤外線の吸収が大きい

39 / 103

第35回 午後:第86

放射線感受性の最も高い組織はどれか。

1: 骨髄

2: 神経

3: 血管

4: 心筋

5: 脂肪

40 / 103

第35回 午前:第90

生体活性材料はどれか。 

a: アルミナ

b: ジルコニア

c: リン酸三カルシウム

d: バイオガラス

e: パイロライトカーボン

41 / 103

第35回 午前:第89

材料と生体との相互作用において急性反応はどれか。

a: カプセル化

b: 石灰化

c: 肉芽形成

d: 補体活性化

e: ショック

42 / 103

第35回 午前:第88

体表面からの熱放散でないのはどれか。 

1: 放射

2: 散乱

3: 伝導

4: 対流

5: 蒸散

43 / 103

第35回 午前:第87

放射線の単位で誤っているのはどれか。

1: 吸収線量 ー Gy

2: 線量当量 ー T

3: 照射線量 ー C/kg

4: 放射能 ー Bq

5: X線のエネルギー ー eV

44 / 103

第35回 午前:第86

正しいのはどれか。

a: 2000Hzの音波は超音波である。

b: 頭蓋骨を伝わる音速は約1500m/sである。

c: 音響インピーダンスは密度と音速の積である。

d: 音波は音響インピーダンスの異なる組織の境界面で反射する。

e: 骨の音響インピーダンスは筋肉より大きい。

45 / 103

第35回 午前:第85

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。

4: α分散はイオンの集散に起因する。

5: β分散は約20GHzで生じる。

46 / 103

第34回 午後:第90

形状記憶機能をもつのはどれか。

1: ニッケル-チタン合金

2: パイロライトカーボン

3: ステンレス

4: チタン-アルミニウム-バナジウム合金

5: コバルト-クロム合金

47 / 103

第34回 午後:第89

埋植した材料に対する慢性局所反応で正しいのはどれか。

a: 血栓形成

b: 肉芽形成

c: 石灰化

d: アナフィラキシー

e: 補体活性化

48 / 103

第34回 午後:第88

医用材料の滅菌で正しいのはどれか。

1: 電子線滅菌の処理時間は数時間である。

2: 乾熱滅菌は高分子材料の滅菌に用いられる。

3: 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。

4: EOG 滅菌の処理温度は 80℃程度である。

5: 濾過滅菌はウイルスの除去に用いられる。

49 / 103

第34回 午後:第87

能動輸送によるものはどれか。

a: 肺胞における毛細血管への酸素の移動

b: 毛細血管から血管外組織への酸素の移動

c: 毛細血管から血管外組織へのグルコースの移動

d: 尿細管におけるグルコースの再吸収

e: 細胞における静止膜電位の維持

50 / 103

第34回 午後:第86

筋肉の特性音響インピーダンスを1.7*10^6kg・m^-2・s^-1、血液の特性音響インピーダンスを1.6*10^6kg・m^-2・s^-1としたとき、筋肉と血液の境界面の超音波の反射係数はおよそどれか。

1: 0.01

2: 0.03

3: 0.06

4: 0.08

5: 0.09

51 / 103

第34回 午後:第85

神経細胞の興奮について誤っている組合せはどれか。

1: 跳躍伝導 - 有髄神経の興奮伝搬

2: 静止電位 - 細胞内外のイオン濃度差

3: 脱分極 - Naイオンの細胞内流入

4: 再分極 - 静止膜電位への復帰

5: 興奮持続時間 - 1秒程度

52 / 103

第34回 午前:第90

化学結合の強さの順番で正しいのはどれか。

1: 金属結合>ファンデルワールス結合>共有結合

2: ファンデルワールス結合>共有結合>金属結合

3: 共有結合>ファンデルワールス結合>金属結合

4: 金属結合>共有結合>ファンデルワールス結合

5: 共有結合>金属結合>ファンデルワールス結合

53 / 103

第34回 午前:第89

医療機器の安全性試験について誤っているのはどれか。

1: 溶出物試験が行われる。

2: 医療機器安全管理責任者が行う。

3: 生物学的試験が行われる。

4: 医薬品医療機器等法で規制される。

5: 物性試験が行われる。

54 / 103

第34回 午前:第88

生体組織の光特性について正しいのはどれか。

1: UVCは表皮での吸収が大きい。

2: 光の波長が短いほど組織深部に浸透する。

3: メラニンは紫外光よりも赤外光をよく吸収する。

4: 血液は可視光の中で赤色光の吸収が大きい。

5: 眼底での可視光の吸収はない。

55 / 103

第34回 午前:第87

生体の磁気特性について誤っているのはどれか。

1: 生体の比透磁率は5000程度である。

2: 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。

3: 神経伝導で磁界が発生する。

4: 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。

5: 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

56 / 103

第34回 午前:第86

生体軟組織について誤っているのはどれか。

1: 皮膚組織は粘弾性体である。

2: 弾性線維はコラーゲンからなる。

3: ポアソン比は0.5程度である。

4: 弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。

5: 外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。

57 / 103

第34回 午前:第85

生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。

a: 導電率は周波数とともに増加する。

b: a分散は水分子の緩和現象に起因する。

c: 皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。

d: 骨格筋は異方性を示す。

e: インピーダンスは非線形性を示す。

58 / 103

第33回 午後:第90

ポリエチレンで誤っているのはどれか。

1: カテーテルに使われる。

2: ポリオレフィンである。

3: ビニル化合物である。

4: ゴム弾性をもつ。

5: 合成高分子である。

*3,4ともに正解 ③を選択

59 / 103

第33回 午後:第89

生体反応で正しい組合せはどれか。

a: 石灰化 - リン酸カルシウムの沈着

b: 血栓形成 - トロンビンの活性阻害

c: アナフィラキシー - T細胞の活性化

d: 血液凝固 - コラーゲンの分解

e: 炎症 - マクロファージの浸潤

60 / 103

第33回 午後:第88

生体に接触する医用材料の生物学的安全性試験で必ず実施されるのはどれか。

1: 血液適合性試験

2: 埋植試験

3: 亜急性毒性試験

4: 皮内反応試験

5: 感作性試験

*4,5ともに正解 ④を選択

61 / 103

第33回 午後:第87

同じ大きさの熱エネルギーが加えられたとき、温度上昇が最も大きくなるのはどれか。

1: 脂肪

2: 肝臓

3: 腎臓

4: 骨格筋

5: 血液

62 / 103

第33回 午後:第86

値が小さくなると脈波の伝搬速度が増加するのはどれか。

1: 陽子線は電磁放射線である。

2: c線はマイナスの電荷をもつ。

3: a線はⅩ線より組織到達深度が大きい。

4: 心筋は生殖腺より放射線感受性が高い。

5: 中性子線は陽子線より組織透過力が大きい。

63 / 103

第33回 午前:第90

ポリ乳酸を構成する結合はどれか。

 

64 / 103

第33回 午前:第89

セルロースによる補体活性化の要因はどれか。

1: アセチル基

2: 水酸基

3: メチル基

4: 硫酸基

5: カルボニル基

65 / 103

第33回 午前:第88

浸透圧による物質移動はどれか。

1: 血液から肺胞への二酸化炭素の移動

2: 毛細血管から細胞間質への酸素の移動

3: 組織から静脈毛細血管への間質液の移動

4: 細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動

5: 尿細管におけるグルコースの再吸収

66 / 103

第33回 午前:第87

レーザの生体作用について誤っているのはどれか。

1: 光解離作用 - 鎮 痛

2: 光音響的作用 - 熱弾性効果

3: 光化学的作用 - 光感受性物質

4: 光機械的作用 - 結石破砕

5: 光熱的作用 - タンパク質の凝固

67 / 103

第33回 午前:第86

人体の熱特性について正しいのはどれか。

a: 熱の産生は1kW程度である。

b: 人体の皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は熱放出を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放出を抑制する。

68 / 103

第33回 午前:第85

生体の電気特性で誤っているのはどれか。

1: 血液の導電率は温度依存性がある。

2: 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。

3: b分散は細胞の組織構造に依存する。

4: c分散は水分子の緩和現象に起因する。

5: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。

69 / 103

第32回 午後:第90

ステンレスの表面に形成されるのはどれか。

1: 酸化クロム

2: 酸化鉄

3: 酸化亜鉛

4: 酸化マグネシウム

5: 酸化銅

70 / 103

第32回 午後:第89

医用材料に対する血栓形成反応で誤っているのはどれか。

1: タンパク質の吸着

2: 血小板の活性化

3: フィブリンの形成

4: トロンビンの活性化

5: ナトリウムイオンの放出

71 / 103

第32回 午後:第88

医用材料の安全性試験で誤っているのはどれか。

1: 無菌性を評価する。

2: 溶出物を用いて評価する。

3: 製品個々について評価する。

4: 機械的な特性を評価する。

5: 接触部位に応じて評価する。

72 / 103

第32回 午後:第87

能動輸送による物質の移動はどれか。

a: 肺胞から血液への酸素の移動

b: 血中酸素の血管外組織への移動

c: 毛細血管から組織間質へのダルコースの移動

d: 細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動

e: 尿細管におけるダルコースの移動(再吸収)

 

73 / 103

第32回 午後:第86

生体の熱特性について正しいのはどれか。

a: 脂肪組織は筋組織に比べて比熱が大きい。

b: 運動時に熱の産生が最も多い臓器は肝臓である。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 皮膚における末梢血管の拡張は体表からの熱の放散を促進させる。

e: 生体内部での熱の移動に最も寄与しているのは組織の熱伝導である。

74 / 103

第32回 午前:第90

シリコーンが使われているのはどれか。

a: 眼内レンズ

b: 人工肺用膜

c: カテーテル

d: 透析膜

e: 縫合糸

75 / 103

第32回 午前:第89

生体埋植材料に対する生体の慢性反応はどれか。

a: 石灰化

b: 血液凝固

c: アナフィラキシー

d: 補体活性化

e: カプセル化

76 / 103

第32回 午前:第88

医用材料の滅菌で正しいのはどれか。

a: EOG滅菌は室温で行われる。

b: 濾過滅菌は微生物を除去する。

c: 乾熱滅菌はエンドトキシンを無毒化する。

d: 電子線滅菌はα線滅菌より透過性が高い。

e: 高圧蒸気滅菌は血清に使用できる。

77 / 103

第32回 午前:第87

生体の光学的特性について正しいのはどれか。

a: メラニンは可視光よりも紫外光をよく吸収する。

b: 紫外光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。

c: 水は可視光よりも赤外光をよく吸収する。

d: 可視光は皮膚表面でほとんど反射する。

e: ヘモグロビンによる可視光の吸収は赤外光に比べ小さい。

78 / 103

第32回 午前:第86

正しいのはどれか。

a: 皮膚は骨髄より放射線感受性が高い。

b: X線はα線より電離作用が強い。

c: X線はα線より到達深度が大きい。

d: 線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている。

e: 照射線量の単位はBq(ベクレル)である。

79 / 103

第32回 午前:第85

生体の電気特性について誤っている組合せはどれか。

1: α分散 - イオンの移動

2: β分散 - 水分子の緩和現象

3: 能動性 - 細胞の電気的興奮

4: 異方性 - 組織の配列方向

5: 静止電位 - 細胞内外のイオン濃度差

80 / 103

第31回 午後:第90

化学結合の強さの順番で正しいのはどれか。

1: 金属結合 > ファンデルワールス結合 > 共有結合

2: ファンデルワールス結合 > 共有結合 > 金属結合

3: 共有結合 > ファンデルワールス結合 > 金属結合

4: 金属結合 > 共有結合 > ファンデルワールス結合

5: 共有結合 > 金属結合 > ファンデルワールス結合

 

81 / 103

第31回 午後:第89

抗血栓性をもつのはどれか。

a: リン脂質ポリマー

b: セルロース

c: ポリメチルメタクリレート

d: コラーゲン

e: セグメント化ポリウレタン

 

82 / 103

第31回 午後:第88

医療材料について誤っている組合せはどれか。

1: 感作性試験 - 皮膚の組織反応

2: 刺激性試験 - 目の組織反応

3: 慢性毒性試験 - 染色体の変異

4: トキシコキネティクス - 化学物質の体内動態

5: 血液適合性試験 - 溶血反応

 

83 / 103

第31回 午後:第87

生体における熱作用で正しいのはどれか。

1: 体温が28℃以下になると体温調節機能が損なわれる。

2: 体温が40℃を超えるとシバリングが生ずる。

3: 身体が寒冷環境下に置かれると皮膚血流が増加する。

4: 身体が温熱環境下に置かれると不感蒸泄が減少する。

5: 身体内部での熱移動は主に組織間の熱伝導による。

 

84 / 103

第31回 午後:第86

正しいのはどれか。

1: 血漿はほぼニュートン流体と見なせる。

2: 水を多く含む生体軟組織のポアソン比はほぼ1である。

3: 組織のヤング率が大きいほど応力に対するひずみが大きい。

4: マックスウェルモデルは弾性要素と粘性要素が並列に接続されている。

5: 軟組織は膠原線維の割合が大きいほど伸展性が大きい。

 

85 / 103

第31回 午後:第85

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 骨格筋は大きな電気的異方性を示す。

2: 血液の導電率は肝臓の導電率よりも高い。

3: 周波数の増加とともに導電率は低下する。

4: 細胞膜の電気容量は1cm²あたり1µF程度である。

5: 周波数が高い電流ほど電気的感受性が低下する。

 

86 / 103

第31回 午前:第90

医用材料に対する生体反応と関連する物質との組合せで誤っているのはどれか。

1: カプセル化 - コラーゲン

2: 補体活性化 - アナフィラトキシン

3: 石灰化 - リン酸カルシウム

4: 血栓形成 - エラスチン

5: 炎症 - ヒスタミン

 

87 / 103

第31回 午前:第89

誤っているのはどれか。

1: 生体適合性要件は材料によって異なる。

2: EOG滅菌は耐熱性の低い材料に使われる。

3: 人工腎臓には再吸収機能がある。

4: アレルギー性元素を含む医用材料がある。

5: 生体吸収性材料は非吸収性材料に比べ耐久性が劣る。

 

88 / 103

第31回 午前:第88

太陽光線の生体への作用で正しいのはどれか。

a: UVAは真皮まで達する。

b: DNAは紫外域での吸収が大きい。

c: 血液の散乱はヘマトクリット値により変化する。

d: 水での吸収は赤外光よりも可視光の方が大きい。

e: ビリルビンは可視光領域での吸収が小さい。

 

89 / 103

第31回 午前:第87

生体内で比熱の小さい物質あるいは組織はどれか。

a: 血液

b: 筋

c: 骨

d: 脂肪

e: 細胞内液

 

90 / 103

第31回 午前:第86

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。

1: Bq

2: C/kg

3: eV

4: Gy

5: Sv

 

91 / 103

第31回 午前:第85

興奮性細胞の電気的特性で誤っている組合せはどれか。

1: 再分極相 - 不応期

2: 細胞膜 - 静電容量

3: 静止電位 - -90〜-50mV

4: オーバーシュート - 0〜40mV

5: 無髄神経 - 跳躍伝導

 

92 / 103

第30回 午後:第90

導電率の最も高い材料はどれか。

1: 酸化チタン

2: ジルコニア

3: テフロン

4: ステンレス

5: シリコーン

 

93 / 103

第30回 午後:第89

生体組織と強く結合して一体化する性質をもつ医用材料はどれか。

1: 酸化チタン

2: ハイドロキシアパタイト

3: 親水性ポリマー

4: ニッケル-チタン合金

5: セルローストリアセテート

 

94 / 103

第30回 午後:第88

体内植込みによって起こる変化で材料側に起こるのはどれか。

1: 肉芽形成

2: 血小板活性化

3: 補体活性化

4: がん化

5: 腐食

 

95 / 103

第30回 午後:第87

生体組織の光学特性について誤っているのはどれか。

1: 水は赤外光をよく吸収する。

2: 皮膚の光透過は血流量に依存する。

3: 血液の光吸収は青色光よりも赤色光で大きい。

4: 細胞のDNAはUVcで損傷を受ける。

5: メラニンは紫外線をよく吸収する。

 

96 / 103

第30回 午後:第86

生体の磁気特性について正しいのはどれか

1: ヘモグロビンは非磁性体である。

2: 心電図は心筋の透磁率分布を表す。

3: 神経伝導の際に磁界が発生する。

4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。

5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。

 ※1、3ともに正解 ①を選択

 

97 / 103

第30回 午後:第85

生体組織中に照射された超音波について正しいのはどれか。

1: 周波数が低くなるほど組織中で指向性が高くなる。

2: 周波数が高くなるほど組織中での減衰が増加する。

3: 軟組織では空中での速度の10倍を超える速度になる。

4: 骨の中を通り抜けるときは速度が遅くなる。

5: 肺は音響インピーダンスが大きな組織である。

 

98 / 103

第30回 午前:第90

ポリ塩化ビニルが使われていないのはどれか。

a: 血液回路

b: カテーテル

c: 注射筒

d: コンタクトレンズ

e: 輸液チューブ

 

99 / 103

第30回 午前:第89

生物学的安全試験で誤っているのはどれか。

1: 表面接触機器 - 細胞毒性試験

2: 表面接触機器 - 血液適合性試験

3: 体内と体外を連結する機器 - 感作性試験

4: 体内植込み機器 - 刺激性試験

5: 体内植込み機器 - 細胞毒性試験

 

100 / 103

第30回 午前:第88

生体内における物質の移動に関わる現象で誤っている組合せはどれか。

1: 腎糸球体での物質移動 - 拡散

2: 腎における水分の再吸収 - 浸透

3: 毛細血管壁から血管外への水分移動 - 濾過

4: 興奮性膜の脱分極 - イオン流

5: 細胞内から細胞外への Na+ の移動 - 能動輸送

 

101 / 103

第30回 午前:第87

生体組織の熱に対する性質で誤っているのはどれか。

1: 免疫に関係する細胞は体温が下がると機能が低下する。

2: 組織の温度が43°C を超えると細胞生存率が低下する。

3: 温溶血現象は60°C を超えた付近で現れる。

4: がん組織は正常組織に比べて温度感受性が高い。

5: 熱による組織の凝固は水分の沸騰に伴う細胞質の飛散で生じる。

 

102 / 103

第30回 午前:第86

正しいのはどれか。

1: 筋組織は骨よりもヤング率が大きい。

2: 筋組織のヤング率は直交方向よりも走行方向の方が大きい。

3: 生体軟組織のポアソン比はおよそ0.5 である。

4: 生体軟組織の体積弾性率はヤング率よりも小さい。

5: 動脈血管の円周方向の最大変形は10% 程度である。

 

103 / 103

第30回 午前:第85

生体組織の電気特性で正しい組合せはどれか。

a: α分散 - 数十kHz

b: β分散 - 電解質イオン

c: β分散 - 数MHz

d: γ分散 - 水分子

e: γ分散 - 数十MHz

 

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