専門基礎科目Ⅰ 医学概論

分野別 医学概論

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第38回 午後:第10

寒冷曝露時の体温調節反応として誤っているのはどれか。

1: 体温セットポイントの上昇

2: 交感神経による皮膚立毛筋の収縮

3: 血管収縮による皮膚血流量の減少

4: 褐色脂肪組織での脂質代謝の増加

5: 骨格筋の不随意的収縮(shivering)の発生

 

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第38回 午後:第9

誤っているのはどれか。

1: 視床は中脳に分類される。

2: 橋は脳幹に分類される。

3: 交感神経は末梢神経に分類される。

4: 被殻は大脳基底核に分類される。

5: 脊髄神経は体性神経に分類される。

 

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第38回 午後:第8

肝臓の機能として誤っているのはどれか。

1: 消化酵素の生成と分泌

2: 糖質、脂質、タンパク質の代謝

3: 薬物の代謝

4: 循環血液量の調節のための血液貯蔵

5: 安静時の体温を維持するための熱産生

 

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第38回 午後:第7

正しいのはどれか。

a: 肺動脈弁は二尖である。

b: 三尖弁は房室弁である。

c: 大動脈弁は左心室の出口にある。

d: 僧帽弁は腱索で乳頭筋につながる。

e: 冠状静脈洞は右心室に開口する。

 

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第38回 午後:第6

iPS細胞の説明として誤っているのはどれか。

1: 多能性をもつ。

2: 幹細胞である。

3: 体細胞由来である。

4: 移植後高率にがん化する。

5: 患者自身の細胞から作成できる。

 

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第38回 午後:第5

医薬品添付文書について誤っているのはどれか。

1: 記載項目の順序はすべての医薬品で共通している。

2: 禁忌の記載事項は赤枠で囲まれる。

3: インターネットで閲覧可能である。

4: 警告がある場合は添付文書の右肩に赤い帯がつく。

5: 医薬品販売に関する広告文書である。

 

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第38回 午後:第4

ビタミンについて正しいのはどれか。

a: ビタミンAは体内でカロテンを合成する材料になる。

b: ビタミンB2の欠乏により脚気が生じる。

c: ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子が必要である。

d: ビタミンDの生成には紫外線が必要である。

e: ビタミンEは抗酸化作用をもつ。

 

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第38回 午後:第3

糖質の消化・吸収について誤っているのはどれか。

1: αアミラーゼはデンプンをマルトースに分解する。

2: ラクターゼは膵臓から分泌される。

3: マルターゼは小腸に存在する。

4: スクロースを加水分解するとグルコースとフルクトースが生じる。

5: グルコースはNa+との共輸送で小腸上皮細胞に取り込まれる。

 

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第38回 午後:第2

誤っているのはどれか。

1: 医師法は医師の応召義務を定めている。

2: 健康増進法は国民に健康増進の努力義務を課している。

3: 感染症法は医療廃棄物の処理・清掃に関する規定を定めている。

4: 医療法は病院や診療所等の開設、施設、管理等の基準を定めている。

5: 毒劇物取締法は健康被害が発生する恐れの高い物質を指定している。

 

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第38回 午後:第1

我が国の主要死因別にみた粗死亡率で令和4年の1位から5位を左から順に並べたのはどれか。

1: 悪性新生物 > 心疾患 > 肺炎 > 老衰 > 脳血管疾患

2: 悪性新生物 > 心疾患 > 老衰 > 脳血管疾患 > 肺炎

3: 心疾患 > 悪性新生物 > 老衰 > 脳血管疾患 > 肺炎

4: 悪性新生物 > 脳血管疾患 > 心疾患 > 老衰 > 肺炎

5: 心疾患 > 悪性新生物 > 脳血管疾患 > 老衰 > 肺炎

 

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第38回 午前:第10

5%ブドウ糖注射液500mL中に含まれる熱量[kcal]はどれか。
ただし、ブドウ糖1gから4kcalが発生するものとする。

1: 10

2: 50

3: 100

4: 250

5: 500

 

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第38回 午前:第9

内分泌臓器と分泌ホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。

1: 精巣 - アンドロゲン

2: 膵臓 - インスリン

3: 下垂体 - プロラクチン

4: 甲状腺 - トリヨードサイロニン

5: 副甲状腺 - カルシトニン

 

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第38回 午前:第8

原尿が通過する経路の順番として正しいのはどれか。

1: 集合管→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→ボーマン囊

2: 集合管→近位尿細管→遠位尿細管→ヘンレ係蹄→ボーマン囊

3: 近位尿細管→集合管→ボーマン囊→ヘンレ係蹄→遠位尿細管

4: ボーマン囊→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→集合管

5: ボーマン囊→近位尿細管→遠位尿細管→ヘンレ係蹄→集合管

 

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第38回 午前:第7

赤血球について正しいのはどれか。

1: 直径は約100nmである。

2: 1µLの血液中に約20~30万個存在する。

3: 生成には葉酸が必要である。

4: 腎臓で破壊される。

5: 寿命は約1週間である。

 

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第38回 午前:第6

細胞小器官について誤っているのはどれか。

1: 核内にはDNAが存在する。

2: ミトコンドリアはATPを生成する。

3: 滑面小胞体はカルシウムを貯蔵する。

4: ライソゾームは不要な物質を分解する。

5: ゴルジ体は脂質の分解や合成を担う。

 

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第38回 午前:第5

がん細胞への自然免疫を担うのはどれか。

1: NK細胞

2: B細胞

3: 形質細胞

4: ヘルパーT細胞

5: 細胞傷害性T細胞

 

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第38回 午前:第4

薬物動態について正しいのはどれか。

1: 筋肉内注射の効果発現までの時間は静脈内注射よりも短い。

2: 静脈内注射の血中濃度持続時間は筋肉内注射よりも長い。

3: 用量反応曲線の50%有効量とは臨床研究で50%の被験者に効果が出る用量である。

4: 用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。

5: 生物学的半減期の4倍の時間が経過すると血中濃度は1/8になる。

 

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第38回 午前:第3

タンパク質の構造について誤っているのはどれか。

1: ペプチド結合したアミノ酸の配列を一次構造という。

2: αヘリックスは二次構造の形態の一つである。

3: アミノ酸鎖が折りたたまれた立体構造を三次構造という。

4: 強酸や強塩基でpHを変化させると構造が変化する。

5: ヘモグロビンの構造は3つのサブユニットからなる。

 

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第38回 午前:第2

臨床工学技士法における臨床工学技士について正しいのはどれか。

a: 内閣総理大臣から免許を受ける。

b: 名称独占について記載されている。

c: チーム医療の理念と役割が条文に盛り込まれている。

d: 医師の指示なしに人工心肺装置の操作を行うことができる。

e: 医師の指示なしに人工呼吸器の設定変更を行うことができる。

 

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第38回 午前:第1

人間を対象とする医学研究の倫理的原則について述べたのはどれか。

1: ヒポクラテスの誓い

2: ヘルシンキ宣言

3: ジュネーブ宣言

4: サンフランシスコ宣言

5: ウイーン宣言

 

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第37回 午後:第10

正しいのはどれか。

1: 大脳の連合野は認知や行動判断などの高次機能を営む。

2: 大脳皮質の中心前回は主に体性感覚を受ける。

3: 運動は深部感覚によって支配される。

4: 脊髄神経は32対からなる。

5: 間脳は中脳と橋からなる。

 

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第37回 午後:第9

腹腔内の消化管について誤っているのはどれか。

1: 幽門には括約筋がある。

2: ガストリンは胃酸分泌を促進する。

3: 副交感神経は消化管運動を促進する。

4: 輪走筋と縦走筋はどちらも平滑筋である。

5: 漿膜は腸間膜を介して腹膜に連続している。

*全問正解 ①を選択

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第37回 午後:第8

冠循環について誤っているのはどれか。

1: 運動時に増大する。

2: 心筋への栄養供給を担う。

3: 主に収縮期に血流がある。

4: 狭心症の発症に関与する。

5: 心拍出量の約5%を占める。

 

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第37回 午後:第7

分時換気量が6000mLの安静呼吸時において、吸気の酸素濃度が21%、呼気の平均酸素濃度が16%、肺胞の酸素分圧が100mmHg、肺毛細血管の平均酸素分圧が85mmHgのとき、酸素の肺拡散能[mL/(mmHg・分)]はおよそいくらか。

1: 15

2: 20

3: 25

4: 75

5: 80

 

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第37回 午後:第6

正しいのはどれか。

a: プログラムされた細胞死をネクローシスという。

b: 凝固壊死はアポトーシスの一種である。

c: 出血は炎症の4徴の一つである。

d: 肉芽組織の形成は創傷治癒過程の第1相である。

e: 液性免疫はB細胞を介する。

 

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第37回 午後:第5

急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。

1: 好中球の遊走

2: 血管透過性の亢進

3: 液性成分の滲出

4: 組織圧の上昇

5: 線維芽細胞の増殖

 

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第37回 午後:第4

治験の説明として適切でないのはどれか。

1: 新薬の承認申請を目的とする。

2: Good Clinical Practice(GCP)に従う。

3: Institutional Review Board(IRB)の審査が必要である。

4: 被験者からの同意を口頭で得る。

5: 実施途中で同意の撤回ができる。

 

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第37回 午後:第3

糖質の代謝について正しいのはどれか。

1: 解糖系ではATPの生成と消費の両方が行われる。

2: 1分子のグルコースから1分子のピルビン酸が生じる。

3: 嫌気代謝で生じる乳酸はアセチルCoAから生成される。

4: クエン酸回路(TCAサイクル)でH2Oが生じる。

5: 電子伝達系はミトコンドリアのマトリックスに存在する。

 

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第37回 午後:第2

図のマークについて正しいのはどれか。

 

 

 

 

 

 

1: 環境保全推進

2: 感染性廃棄物処理

3: 化学汚染防止

4: 放射線防護

5: 食品衛生管理

 

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第37回 午後:第1

感染症法に定められている1類感染症でないのはどれか。

1: エボラ出血熱

2: マールブルグ病

3: 痘そう(天然痘)

4: 鳥インフルエンザ(H5N1)

5: ペスト

 

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第37回 午前:第10

正しいのはどれか。

a: 受精とは精子と卵子が融合して1個の細胞になることをいう。

b: 受精は卵巣で行われる。

c: 受精卵は卵管に着床する。

d: 母胎と胎児は羊水を介してO2の供給とCO2の排出を行う。

e: 妊娠期間は最終月経初日から起算して約40週である。

 

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第37回 午前:第9

ホルモンについて誤っているのはどれか。

a: 成長ホルモンは副腎から分泌される。

b: バセドウ病では甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌が亢進する。

c: バソプレッシンは主に腎臓の集合管に作用する。

d: 副甲状腺ホルモン(PTH)は血中カルシウム濃度を上昇させる。

e: 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は糖質コルチコイドの分泌を亢進する。

 

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第37回 午前:第8

誤っているのはどれか。

1: 腎盂から膀胱への尿の移動は尿管の蠕動運動による。

2: 膀胱の収縮は副交感神経の興奮により生じる。

3: 尿意は膀胱壁の伸展により生じる。

4: 内尿道括約筋は随意筋である。

5: 前立腺は尿道を取り囲む。

 

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第37回 午前:第7

ある血液の血液型を調べるために血球と血清を混合する交差試験を行った。以下の表はその結果である。空欄(Ⅰ)~(Ⅳ)の組合せが正しいのはどれか。ただし、ABO式血液型以外の血液型で凝集は生じないものとする。

 

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第37回 午前:第6

横紋筋が主体の臓器はどれか。

a: 心臓

b: 大動脈

c: 気管支

d: 大腸

e: 横隔膜

 

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第37回 午前:第5

細胞内でATP合成を担うのはどれか。

1: 核

2: ゴルジ装置

3: 小胞体

4: リソソーム

5: ミトコンドリア

 

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第37回 午前:第4

傷害に対する細胞の適応現象として適切なのはどれか。

a: 萎縮

b: 肥大

c: 増生

d: 壊死

e: アポトーシス

 

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第37回 午前:第3

薬物動態の過程として適切でないのはどれか。

1: 吸収

2: 分布

3: 合成

4: 代謝

5: 排泄

 

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第37回 午前:第2

脂肪酸の代謝について誤っているのはどれか。

1: 中性脂肪が分解すると脂肪酸とグリセロールが生じる。

2: 脂肪酸のb酸化によってアセチルCoAが生じる。

3: 脂肪酸のb酸化はミトコンドリアのマトリックスで行われる。

4: b酸化が1回転すると脂肪酸の分子鎖が炭素1つ分短くなる。

5: 脂肪酸の代謝にはクエン酸回路(TCAサイクル)が関与する。

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第37回 午前:第1

医療安全管理体制に関して医療機関に求められるのはどれか。

a: 医療機器安全管理責任者の配置

b: 院内感染防止対策委員会の設置

c: 健康増進事業実施者の配置

d: 地域医療連携体制整備責任者の配置

e: 医薬品安全管理責任者の配置

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第36回 午後:第10問

1日あたりのエネルギー消費量が2500kcalであるときの熱産生率[W]として最も値が近いのはどれか。ただし、1cal=4.2Jとする。

1: 120

2: 100

3: 80

4: 60

5: 40

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第36回 午後:第9問

消化酵素と消化液との組合せで誤っているのはどれか。

a: ペプシン - 胃液

b: トリプシン - 膵液

c: アミラーゼ - 胆汁

d: スクラーゼ - 唾液

e: リパーゼ - 膵液

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第36回 午後:第8問

ネフロンにおいてアミノ酸のほとんどが再吸収される部位はどれか。

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

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第36回 午後:第7問

上腕動脈の血圧について正しいのはどれか。

a: 平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の加算平均である。

b: 聴診法による血圧測定ではクスマウル音を聴取する。

c: 収縮期血圧と拡張期血圧との差が脈圧である。

d: 細動脈の血管抵抗増加により上昇する。

e: 交感神経興奮により上昇する。

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第36回 午後:第6問

解剖学的死腔が150mLの人が、以下に示すAからEの換気を行った。誤っているのはどれか。[換気A]1回換気量:500mL、分時換気回数:12回[換気B]1回換気量:400mL、分時換気回数:12回[換気C]1回換気量:400mL、分時換気回数:20回[換気D]1回換気量:300mL、分時換気回数:20回[換気E]1回換気量:400mL、分時換気回数:24回

1: 換気Aと換気Dの分時換気量は等しい。

2: 換気Aと換気Bの分時死腔換気量は等しい。

3: 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。

4: 1回肺胞換気量は換気Aが一番多い。

5: 分時肺胞換気量は換気Eが一番多い。

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第36回 午後:第5問

細胞傷害の適応現象として適切でないのはどれか。

1: 萎縮

2: 過形成

3: 低形成

4: 肥大

5: 化生

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第36回 午後:第4問

医薬品添付文書において赤枠で記載される項目はどれか。

a: 禁忌

b: 警告

c: 副作用

d: 効果又は効能

e: 重要な基本的注意

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第36回 午後:第3問

酵素反応について正しいのはどれか。

1: 酵素は活性化エネルギーを大きくする。

2: 酵素にはステロイドのものがある。

3: 反応は酵素分子の特定部位で生じる。

4: 温度と反応速度は正比例する。

5: 基質濃度と反応速度は正比例する。

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第36回 午後:第2問

臨床工学技士法および施行令、施行規則で定めている臨床工学技士の業務内容について誤っているのはどれか。

1: 臨床工学技士には担当患者の守秘義務が課せられる。

2: 臨床工学技士は内閣総理大臣から免許を得て業務を行う。

3: 医師の指示があれば患者の身体への電気的刺激負荷を行ってよい。

4: 臨床工学技士は生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う。

5: 生命維持管理装置の先端部の身体への接続については具体的に施行令で定められている。

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第36回 午後:第1問

下記のグラフより、令和2年(2020)の 従属人口指数[100#(年少人口+老年人口)/(生産年齢人口)]に近いのはどれか。

1: 10

2: 30

3: 50

4: 70

5: 100

 

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第36回 午前:第10問

月経周期の調節に関わるホルモンを分泌する器官はどれか。

a: 卵巣

b: 下垂体前葉

c: 下垂体後葉

d: 子宮

e: 視床下部

 

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第36回 午前:第9問

誤っているのはどれか。

1: 蝸牛は内耳にある。

2: 大脳皮質は白質からできている。

3: 中脳、橋および延髄をまとめて脳幹という。

4: 脊髄神経のうち、胸神経は12対からなる。

5: 脳、脊髄では灰白質に神経細胞が密集している。

 

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第36回 午前:第8問

腎臓の集合管に作用するホルモンはどれか。

a: レニン

b: アンジオテンシンⅡ

c: アルドステロン

d: バソプレシン

e: エリスロポエチン

 

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第36回 午前:第7問

誤っているのはどれか。

1: マクロファージは貪食能をもつ。

2: 赤血球の寿命は約120日である。

3: 第7凝固因子は外因系凝固に関与する。

4: 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミンである。

5: 全血液に対する血漿の容積比をヘマトクリットという。

 

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第36回 午前:第6問

細胞小器官について正しいのはどれか。

a: リボソームはタンパク質を合成する。

b: 細胞膜は電位勾配を形成する。

c: ゴルジ体はATPを産生する。

d: リソソームは分泌を行う。

e: 染色体は核内にある。

 

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第36回 午前:第5問

悪性腫瘍の特徴として適切でないのはどれか。

1: 多段階遺伝子異常

2: 細胞異型性

3: 非浸潤性増殖

4: リンパ行性転移

5: 血行性転移

 

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第36回 午前:第4問

投与後に最高薬物血中濃度に達するのが最も速い投与経路はどれか。

1: 静脈内注射

2: 筋肉内注射

3: 皮下注射

4: 直腸内投与

5: 経口投与

 

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第36回 午前:第3問

ビタミンについて正しいのはどれか。

a: ビタミンAは体内でカロテンを合成する材料になる。

b: 脚気はビタミンB2の欠乏により生じる。

c: ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子が必要である。

d: ビタミンCは抗酸化作用をもつ。

e: ビタミンDの生成には赤外線が必要である。

 

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第36回 午前:第2問

図は、厚生労働省令和元年人口動態月報年計による「主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移」である。矢印のグラフはどれか。

1: 悪性新生物

2: 脳血管疾患

3: 心疾患

4: 老衰

5: 肺炎

 

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第36回 午前:第1問
医療事故の防止について誤っているのはどれか。

1: 医療事故調査の目的は責任の追及である。

2: 疲労・ストレスや作業中断はエラーの発生要因である。

3: 感染予防にスタンダードプリコーションが重要である。

4: 医療事故に該当する事例は日本医療安全調査機構に報告する。

5: 事故や障害につながったかもしれない事例をインシデントと呼ぶ。

 

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第35回 午後:第10

体内のエネルギー源にならないのはどれか。

1: ブドウ糖

2: 脂肪酸

3: コレステロール

4: アミノ酸

5: ケトン体

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第35回 午後:第9

正しいのはどれか。

1: 表皮に血管が存在している。

2: 表皮に感覚神経が分布している。

3: ケラチンは紫外線による細胞傷害を抑制している。

4: 赤外線を浴びるとビタミンD前駆体が活性化する。

5: 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。

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第35回 午後:第8

インスリンについて正しいのはどれか。

a: 1型糖尿病では分泌が低下する。

b: 膵島α細胞から分泌される。

c: 肝臓で脂肪分解を促進する。

d: 筋細胞で糖の取り込みを促進する。

e: 肥満ではインスリン感受性が低下する。

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第35回 午後:第7

心周期について正しいのはどれか。

a: I音と共に収縮期が始まる。

b: 拡張期は収縮期より長い。

c: QRS波と共にII音が聴取される。

d: 拡張期には左心房圧は左心室圧より低い。

e: 拡張期には大動脈圧は左心室圧より高い。

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第35回 午後:第6

正しいのはどれか。

1: 嚥下するとき、喉頭蓋は開く。

2: 右肺は2葉からなる。

3: 吸気時に横隔膜は弛緩する。

4: 胸膜は臓側胸膜と壁側胸膜からなる。

5: 主気管支の分岐角度は右より左の方が小さい。

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第35回 午後:第5

創傷治癒の過程で最も遅く起きる事象はどれか。

1: 血栓形成

2: マクロファージの動員

3: 瘢痕形成

4: 線維芽細胞の増殖

5: 肉芽組織の形成

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第35回 午後:第4

ある薬物の細胞膜を介した移動がFickの拡散法則に従うとき、最も影響の小さいパラメータはどれか。

1: 膜厚

2: 膜面積

3: 薬剤の膜透過性

4: 膜を介した浸透圧差

5: 膜を介した薬剤の濃度差

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第35回 午後:第3

アミノ酸をリボソームに運搬するのはどれか。

1: DNA

2: tRNA

3: rRNA

4: mRNA

5: miRNA

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第35回 午後:第2

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において「新型インフルエンザ等感染症」に分類されるのはどれか。

1: 結核

2: 麻しん

3: エボラ出血熱

4: 腸管出血性大腸菌感染症

5: 新型コロナウイルス感染症

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第35回 午後:第1

集団検診における検査の陰性・陽性の区分を表に示す。特異度はどれか。

1: a/(a+b)

2: b/(a+b)

3: c/(c+d)

4: d/(c+d)

5: d/(b+d)

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第35回 午前:第10

老化、加齢に伴う変化で適切でないのはどれか。

1: 高い音が聞こえにくくなる。

2: 胃酸の分泌が増える。

3: 起立性低血圧が増える。

4: 糸球体濾過量が低下する。

5: 染色体のテロメアが短くなる。

 

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第35回 午前:第9

体性感覚の中枢はどれか。

1: 海馬

2: 中心前回

3: 中心後回

4: 視床下部

5: 大脳基底核

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第35回 午前:第8

ナトリウムイオンの再吸収率が最も高い部位はどれか。

1: 糸球体

2: 近位尿細管

3: ヘンレ係蹄

4: 遠位尿細管

5: 集合管

74 / 171

第35回 午前:第7

フィブリンを分解するのはどれか。

1: ヘパリン

2: トロンビン

3: カルシウム

4: プラスミン

5: ワルファリン

75 / 171

第35回 午前:第6

ヒトは約24時間の周期で睡眠と覚醒を行うが、 この本来持っている日内 リズムをサーカディアンリズムという。このリズムが認められるのはどれか。 

a: 筋力

b: 視力

c: 体温

d: ホルモン分泌

e: 血圧

76 / 171

第35回 午前:第5

循環障害について正しいのはどれか。

a: 動脈血栓は抗血小板薬で予防する。

b: 急性心筋梗塞は冠動脈の閉塞で起こる。

c: 腫瘍や炎症によりリンパ浮腫が起こる。

d: 血漿膠質浸透圧上昇により浮腫が起こる。

e: 組織内血流量低下により充血が起こる。

77 / 171

第35回 午前:第4

降圧薬に含まれないのはどれか。

1: β受容体作動薬

2: アンギオテンシン変換酵素阻害薬

3: カルシウム拮抗薬

4: サイアザイド系利尿薬

5: アンギオテンシンII 受容体拮抗薬

78 / 171

第35回 午前:第3

糖代謝について誤っているのはどれか。

1: アドレナリンは血糖値を低下させる。

2: 解糖とはグルコースがピルビン酸あるいは乳酸まで分解する過程をいう。

3: 糖新生は主に肝臓で行われる。

4: グルコースは肝臓でグリコーゲンとして貯蔵される。

5: 糖質のカロリーは4kcal/gである。

79 / 171

第35回 午前:第2

二次予防に含まれるのはどれか。

1: 減塩指導

2: リハビリテーション

3: デイサービス

4: 胃がん検診

5: 予防接種

80 / 171

第35回 午前:第1

医療行為を行う上で、患者の権利として法制化されていないのはどれか。

1: 安楽死希望の尊重

2: プライバシーの遵守

3: 情報開示の要求

4: 医療行為の拒絶

5: セカンドオピニオンの取得

81 / 171

第36回 午後:第88

医療機器の生物学的安全性評価で誤っているのはどれか。

1: 感作性試験を行う。

2: 細胞毒性試験を行う。

3: 生体と接触する時間で分類される。

4: 生体と接触する面積で分類される。

5: 生体と接触する部位で分類される。

82 / 171

第34回 午後:第10

創傷治癒の過程について正しいのはどれか。

1: 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。

2: 出血に対しては好中球が凝集し止血する。

3: 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。

4: 赤血球が肉芽を形成する。

5: 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。

83 / 171

第34回 午後:第9

老化、加齢に伴う変化でないのはどれか。

1: クレアチニンクリアランスは低下する。

2: 染色体の一部(テロメア)が短くなる。

3: 胃酸の分泌は低下する。

4: 血圧の調節機能が低下する。

5: 蝸牛の有毛細胞が増える。

84 / 171

第34回 午後:第8

ホルモンと主な産生部位の組合せで適切でないのはどれか。

1: プロラクチン - 副甲状腺

2: グルカゴン - 膵臓

3: 成長ホルモン - 下垂体

4: エリスロポエチン - 腎臓

5: サイロキシン - 甲状腺

85 / 171

第34回 午後:第7

心臓の刺激伝導系と心電図について正しいのはどれか。

a: 洞房結節と房室結節の間にヒス束がある。

b: プルキンエ線維は主に心室筋の収縮を担う。

c: P波は心房筋の興奮を表す。

d: 心房細動ではP波を認めない。

e: QRS波とともに拡張期が始まる。

86 / 171

第34回 午後:第6

誤っているのはどれか。

1: 右主気管支は左主気管支よりも短い。

2: 中葉は右肺に存在する。

3: 肺胞でガス交換が行われる。

4: 気管は食道の背側を走行する。

5: 胸膜腔は壁側胸膜と臓側胸膜に囲まれている。

87 / 171

第34回 午後:第5

細胞について正しいのはどれか。

a: 細胞膜は主にフィブリンで構成される。

b: ゴルジ装置はATP産生を担う。

c: リボゾームはタンパク合成を担う。

d: リソソームは物質を分解処理する。

e: 核はDNAを含む。

88 / 171

第34回 午後:第4

炎症の5徴に含まれないのはどれか。

1: 発赤

2: 発熱

3: 掻痒感

4: 疼痛

5: 機能障害

89 / 171

第34回 午後:第3

酵素について誤っているのはどれか。

1: 触媒の一種である。

2: 基質は酵素が作用する物質を示す。

3: 体内での至適温度は 25℃付近である。

4: 酵素ごとの至適 pH が存在する。

5: タンパク質で構成される。

90 / 171

第34回 午後:第2

疾病とその原因となる作業との組合せで誤っているのはどれか。

1: 難 聴 - 騒音下での作業

2: 眼精疲労 - VDT 作業

3: 減圧症 - 高圧線保守作業

4: じん肺 - 鉱山掘削作業

5: 振動障害 - 削岩機作業

91 / 171

第34回 午後:第1

院内感染の標準予防策として正しいのはどれか。

1: 患者の常在菌保有率の検査

2: 院内感染発生に関する患者説明会の開催

3: 電子カルテによる感染症データの一元化

4: 院内感染した職員の診療記録の全職員への開示

5: 感染リスクの分類に基づく医療器材の消毒滅菌

92 / 171

第34回 午前:第10

アナフィラキシーショックの患者の血圧を上昇させるために用いる薬剤として最も適切なのはどれか。

1: アトロピン

2: アドレナリン

3: リドカイン

4: グルココルチコイド

5: 抗ヒスタミン薬

93 / 171

第34回 午前:第9

伸張反射の中枢はどこか。

1: 脊髄

2: 橋

3: 視床

4: 大脳基底核

5: 小脳

94 / 171

第34回 午前:第8

糖が最も再吸収されるのはどの部位か。

1: 糸球体

2: 近位尿細管

3: ヘンレ係蹄

4: 遠位尿細管

5: 集合管

95 / 171

第34回 午前:第7

大気圧が480mmHg の高地における吸入気酸素分圧(PIO2)[mmHg]はおよそいくらか。 ただし、体温は37℃、大気の酸素濃度は21%、飽和水蒸気圧は47mmHgである。

1: 91

2: 100

3: 150

4: 160

5: 433

96 / 171

第34回 午前:第6

尿検査の項目でないのはどれか。

1: ブドウ糖

2: グリコヘモグロビン(HbA1c)

3: pH

4: ケトン体

5: 比重

97 / 171

第34回 午前:第5

薬剤治療に影響を与える因子として考えにくいのはどれか。

1: 投与経路

2: ABO 式血液型

3: 体重

4: 併用薬

5: 年齢

98 / 171

第34回 午前:第4

単糖はどれか。

a: マルトース

b: ガラクトース

c: フルクトース

d: スクロース

e: ラクトース

99 / 171

第34回 午前:第3

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」においてインフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)はどれか。

1: 一類感染症

2: 二類感染症

3: 三類感染症

4: 四類感染症

5: 五類感染症

100 / 171

第34回 午前:第2

疾病予防の概念における二次予防はどれか。

1: 予防接種

2: 生活指導

3: 健康診断

4: 労働環境の改善

5: リハビリテーション

101 / 171

第34回 午前:第1

PDCA サイクルに含まれないのはどれか。

1: 実施

2: 処置

3: 点検

4: 依頼

5: 計画

102 / 171

第33回 午後:第8

内分泌臓器と分泌ホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。

1: 下垂体 - プロラクチン

2: 甲状腺 - トリヨードサイロニン

3: 副甲状腺 - エストロゲン

4: 精巣 - アンドロゲン

5: 膵臓 - インスリン

103 / 171

第33回 午後:第7

腎糸球体濾過量推定に有用な物質はどれか。

1: ブドウ糖

2: アミノ酸

3: Na +

4: クレアチニン

5: Ca2+

104 / 171

第33回 午後:第6

誤っているのはどれか。

1: 単球は貪食能をもつ。

2: 赤血球の寿命は約 120 日である。

3: 第Ⅶ凝固因子は外因系凝固に関与する。

4: 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミンである。

5: 全血液に対する血漿の容積比をヘマトクリットという。

105 / 171

第33回 午後:第5

ある疾患の検査結果を表に示す。特異度はどれか。

1: 0.1

2: 0.13

3: 0.3

4: 0.7

5: 0.9

106 / 171

第33回 午後:第4

正しい語句の組合せはどれか。薬物Aの繰り返し投与によって耐性が生じた状態では、薬物Aを代謝する酵素の誘導合成は(①)、薬物Aの排泄は(②)。

1: ①増加して ②増加する

2: ①低下して ②低下する

3: ①不変で  ②低下する

4: ①低下して ②増加する

5: ①増加して ②低下する

107 / 171

第33回 午後:第3

DNAを構成する塩基でないのはどれか。

1: ウラシル

2: アデニン

3: チミン

4: シトシン

5: グアニン

108 / 171

第33回 午後:第2

医療法に規定されているのはどれか。

a: 病院の管理

b: 保健所の開設

c: 感染症の類型

d: 診療所の開設

e: 特定機能病院の要件

109 / 171

第33回 午後:第1

下記のグラフより、2017年の従属人口指数[100×(年少人口+老年人口)/(生産年齢人口)]に近いのはどれか。

1: 10

2: 30

3: 50

4: 70

5: 100

110 / 171

第33回 午前:第9

消化管の順序として誤っているのはどれか。

1: 咽頭は食道に連続する。

2: 噴門は十二指腸に連続する。

3: 上行結腸は横行結腸に連続する。

4: 下行結腸はS状結腸に連続する。

5: 直腸は肛門管に連続する。

111 / 171

第33回 午前:第8

正しいのはどれか。

a: 肺動脈弁は二尖である。

b: 三尖弁は房室弁である。

c: 大動脈弁は左心室の出口にある。

d: 僧帽弁は腱索で乳頭筋につながる。

e: 冠状静脈洞は右心室に開口する。

112 / 171

第33回 午前:第7

自発呼吸の吸気時に生じない現象はどれか。

1: 外肋間筋の収縮

2: 肺胞の拡張

3: 横隔膜の降下

4: 胸腔内圧の低下

5: 静脈還流量の減少

113 / 171

第33回 午前:第6

再生能力が高いのはどれか。

a: 心筋細胞

b: 中枢神経細胞

c: 皮膚表皮細胞

d: 骨髄造血細胞

e: 消化管上皮細胞

114 / 171

第33回 午前:第5

薬物血中濃度モニタリングの必要性が低いのはどれか。

1: 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。

2: 薬物の体内動態における個人差が大きい。

3: 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。

4: 薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。

5: 腎障害のある患者に薬物を投与する。

115 / 171

第33回 午前:第4

薬について誤っている組合せはどれか。

1: ドブタミン - 強心薬

2: ニフェジピン - 降圧薬

3: ミダゾラム - オピオイド鎮痛薬

4: アトロピン - 抗コリン薬

5: デキサメタゾン - 副腎皮質ホルモン

116 / 171

第33回 午前:第3

酵素について誤っているのはどれか。

1: 基本構造はタンパク質である。

2: 一つの酵素は一つの基質に作用する。

3: 一つの酵素の活性を最大化する pH がある。

4: 生体内化学反応を無理なく進行させる働きをもつ。

5: 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。

117 / 171

第33回 午前:第2

高度管理医療機器に該当しないのはどれか。

1: ペースメーカ

2: 冠動脈ステント

3: 血液ガス分析装置

4: 粒子線治療装置

5: 中心静脈カテーテル

118 / 171

第33回 午前:第1

医療事故防止のために義務付けられていないのはどれか。

1: 院内感染防止対策

2: 医療機器の安全確保

3: 救急医療体制の整備

4: 医薬品の安全管理体制

5: 医療安全管理体制の整備

119 / 171

第32回 午後:第9

ホルモンについて誤っているのはどれか。

a: バソプレッシンは主に腎臓の集合管に作用する。

b: 成長ホルモンは副腎より分泌される。

c: 原発性甲状腺機能亢進症では甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌が亢進する。

d: 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は糖質コルチコイドの分泌を刺激する。

e: 副甲状腺ホルモン(PTH)は血中カルシウム濃度を上昇させる。

120 / 171

第32回 午後:第8

ある物質Aの血漿中濃度が30mg/dL、1分間の尿中排泄量が11mgであった。糸球体濾過量が120mL/分のとき、物質Aは濾過されたうちのおよそ何%が排泄されているか。ただし、物質Aは血中で代謝を受けず糸球体で自由に濾過されるものとする。

1: 0.1

2: 0.3

3: 0.5

4: 0.7

5: 0.9

121 / 171

第32回 午後:第7

フィブリンを分解するのはどれか。

1: ヘパリン

2: トロンビン

3: カルシウム

4: プラスミン

5: ワルファリン

122 / 171

第32回 午後:第6

誤っているのはどれか。

1: 前腕における脈拍の触知は橈骨動脈で行う。

2: 観血式血圧測定では動脈内にカテーテルを留置する。

3: 非観血式血圧測定ではカフ部の高さを心臓と同じにする。

4: 脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧との平均値である。

5: 脈圧の左右差は動脈閉塞性疾患でみられる。

123 / 171

第32回 午後:第5

血液・血清の測定値でパニック値(生命に危険が及ぶ値)はどれか。

a: K+ 4.5mEq/L

b: Na- 148 mEq/L

c: クレアチニン 1.5mg/dL

d: ヘモグロビン 4.6 g/dL

e: 血糖 38mg/dL

124 / 171

第32回 午後:第4

循環障害について誤っているのはどれか。

1: 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。

2: 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。

3: 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。

4: 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。

5: 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。

125 / 171

第32回 午後:第3

塩基のうち、DNAの構成成分でないのはどれか。

1: イノシン

2: アデニン

3: チミン

4: シトシン

5: グアニン

126 / 171

第32回 午後:第2

糖代謝について正しいのはどれか。

a: 糖質は1gあたり4kcalのエネルギーに相当する。

b: 低酸素では解糖系からATPを生成できない。

c: 糖質は主に胃で吸収される。

d: ペントースリン酸系ではリボースを合成する。

e: 低血糖はインスリン過剰投与で誘発される。

127 / 171

第32回 午後:第1

老齢、廃疾、死亡など労働能力の長期的喪失に対する補償を給付する社会保険はどれか。

1: 年金保険

2: 医療保険

3: 雇用保険

4: 労働者災害補償保険

5: 介護保険

128 / 171

第32回 午前:第9

腹(膜)腔について誤っているのはどれか。

1: 小綱は肝臓に付着する。

2: 大綱は胃の尾側に存在する。

3: 腸間膜は2枚から成っている。

4: 膵臓は腹(膜)腔の中にある。

5: 膀胱は腹(膜)腔の外にある。

129 / 171

第32回 午前:第8

成人の1日あたりの糸球体濾過量[L]はおよそいくらか。

1: 1.6

2: 8

3: 16

4: 80

5: 160

130 / 171

第32回 午前:第7

正しいのはどれか。

a: 心電図のP波に続いて心房が収縮する。

b: 心音の第II音は動脈弁の閉鎖音である。

c: 心臓の正常興奮伝導では、ヒス束がペースメーカとなる。

d: 正常心では拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。

e: 心電図ST部分の変化は心筋虚血の指標となる。

131 / 171

第32回 午前:第6

呼吸器の構造について誤っているのはどれか。

1: 肋間動脈は肋骨上縁を走行する。

2: 右主気管支の分岐角度(体軸に対しなす角)は、左主気管支よりも小さい。

3: 2つの胸膜のうち肺側にあるものを臓側胸膜と呼ぶ。

4: 気管の後壁は平滑筋よりなる。

5: 水平裂は右肺に存在する。

132 / 171

第32回 午前:第5

健常人の測定値で基準範囲から外れるのは全体の何%か。

1: 0.01

2: 0.05

3: 0.1

4: 0.2

5: 0.5

133 / 171

第32回 午前:第4

誤っているのはどれか。

1: 壊 死 - プログラムされた生理的な細胞死

2: 過形成 - 細胞数の増加

3: 肉芽腫 - 類上皮細胞の増殖と巨細胞からなる病変

4: 化膿性炎 - 多数の好中球が滲出してくる炎症

5: 化 生 - 他の系統の分化した細胞への変化

134 / 171

第32回 午前:第3

一般医療機器(クラスI)に分類されるのはどれか。

1: 補聴器

2: ネブライザ

3: 人工呼吸器

4: 冠動脈ステント

5: 粒子線治療装置

135 / 171

第32回 午前:第2

平成29年度の病因物質別の食中毒患者数発生状況のうち、最も多かった病因はどれか。

1: ノロウイルス

2: カンピロバクター

3: 病原大腸菌

4: サルモネラ属菌

5: ボツリヌス菌

136 / 171

第32回 午前:第1

終末期医療における事前の意思表示(リビング・ウィル)について誤っているのはどれか。

1: 本人の意思が最も優先されるべきである。

2: 単に死の瞬間を引き延ばす延命措置を受けずに済むことにつながる。

3: 医療チームから説明を受け、よりよい選択を行うことが推奨される。

4: 表明された意思が尊重され、誇りを持って最期を生きることにつながる。

5: 一時的に生命維持が困難になった際の回復目的の救命も拒むことにつながる。

137 / 171

第31回 午後:第9

クレアチニンの血漿中濃度2.0mg/dL、尿中濃度60mg/dL、1時間の尿量は120mLであった。クレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。

1: 20

2: 30

3: 60

4: 90

5: 120

 

138 / 171

第31回 午後:第8

細胞外液濃度よりも細胞内液濃度の方が高いイオンはどれか。

a: K+

b: Cl‾

c: Na+

d: HCO3‾

e: HPO4²‾

 

139 / 171

第31回 午後:第7

体液調節に関わる物質の作用で正しいのはどれか。

a: レニンは血中アンギオテンシンを減少させる。

b: アンギオテンシンⅡは細動脈を拡張させる。

c: アルドステロンはNa+の再吸収を促進する。

d: バソプレッシンは水の再吸収を促進する。

e: 心房性ナトリウム利尿ペプチドは水の再吸収を抑制する。

 

140 / 171

第31回 午後:第6

呼吸機能について誤っているのはどれか。

1: 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。

2: 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。

3: 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。

4: 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。

5: 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。

 

141 / 171

第31回 午後:第5

ある疾患の検査結果を表に示す。感度はどれか。

1: 0.2

2: 0.22

3: 0.8

4: 0.89

5: 0.9

 

142 / 171

第31回 午後:第4

急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。

1: 好中球の遊走

2: 血管透過性の亢進

3: 液性成分の滲出

4: 組織圧の上昇

5: 線維芽細胞の増殖

 

143 / 171

第31回 午後:第3

血糖調節に関与するホルモンについて誤っているのはどれか。

1: インスリンは肝臓での糖新生を促進する。

2: インスリンは筋肉でのグルコース取り込みを促進する。

3: アドレナリンは筋肉でのグリコーゲン分解を促進する。

4: コルチゾールは末梢組織でのグルコース分解を抑制する。

5: グルカゴンは肝臓でのグリコーゲン合成を抑制する。

 

144 / 171

第31回 午後:第2

感染性廃棄物の運搬容器に表示することが推奨されているマークはどれか。

145 / 171

第31回 午後:第1

医療従事者が患者との信頼関係を築くためには、患者との良好な共感的コミュニケーションを図ることが大切である。この場合の「共感」の意味に最も近いのはどれか。

1: 相手の気持ちに過剰に入り込む。

2: 相手の気持ちを完全に理解する。

3: 自分の気持ちに相手を巻き込む。

4: 自分の気持ちを可能な限り相手に理解させる。

5: 相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。

 

146 / 171

第31回 午前:第9

免疫について誤っているのはどれか。

1: 活性化したB細胞は抗体を産生する。

2: 肥満細胞がヒスタミンを放出して炎症を引き起こす。

3: マクロファージは抗原情報を提示する。

4: キラーT細胞がウイルスに感染した細胞を破壊する。

5: リンパ球が体内に侵入した細菌を貪食する。

 

147 / 171

第31回 午前:第8

近位尿細管で再吸収されないのはどれか。

1: 水

2: アンモニア

3: Cl‾

4: Na+

5: ブドウ糖

 

148 / 171

第31回 午前:第7

心血管の構造について誤っているのはどれか。

1: 洞結節は右心房の近傍に存在する。

2: 左冠動脈は二本に分岐する。

3: 僧帽弁は三尖よりなる。

4: 右総頸動脈は腕頭動脈から分岐する。

5: 大動脈壁は三層構造よりなる。

 

149 / 171

第31回 午前:第6

ATPを最も多く合成するのはどれか。

1: 小胞体

2: ゴルジ体

3: リボソーム

4: ミトコンドリア

5: 核

 

150 / 171

第31回 午前:第5

外眼筋を支配する脳神経はどれか。

a: Ⅱ

b: Ⅲ

c: Ⅳ

d: Ⅵ

e: Ⅶ

 

151 / 171

第31回 午前:第4

血液中に移行する前に肝臓で代謝を受ける(初回通過効果がある)薬剤の投与方法はどれか。

1: 舌下

2: 経口

3: 吸入

4: 直腸内

5: 静脈注射

 

152 / 171

第31回 午前:第3

医療機器の国際的なクラス分類でクラスⅣ(高度管理医療機器に相当)に分類されるのはどれか。

1: ペースメーカ

2: 電子体温計

3: 電子内視鏡

4: 汎用輸液ポンプ

5: 造影剤注入装置

 

153 / 171

第31回 午前:第2

図は、日本人の摂取エネルギーの栄養素別構成比の平均値(平成25年)を示す。
栄養素の並び(左から右に配列)で正しいのはどれか。

1: 蛋白質、脂質、炭水化物

2: 脂質、蛋白質、炭水化物

3: 炭水化物、蛋白質、脂質

4: 脂質、炭水化物、蛋白質

5: 蛋白質、炭水化物、脂質

 

154 / 171

第31回 午前:第1

ホメオスタシスの意味に最も近いのはどれか。

1: 永続

2: 恒常

3: 耐久

4: 反復

5: 連続

 

155 / 171

第30回 午後:第8

血液中で最も多い白血球はどれか。

1: 単球

2: 好中球

3: 好酸球

4: 好塩基球

5: リンパ球

 

156 / 171

第30回 午後:第7

誤っているのはどれか。

1: 脳血流は内頸動脈と椎骨動脈によって供給される。

2: 頸動脈に圧受容体が存在する。

3: 心臓迷走神経は心拍数を低下させる。

4: カテコラミンは血圧を上昇させる。

5: 冠動脈血流量は拡張期より収縮期の方が多い。

 

157 / 171

第30回 午後:第6

骨について誤っているのはどれか。

1: 頭頂骨は1個の骨からなる。

2: 頸椎は7個の椎体からなる。

3: 右前腕には2本の長管骨がある。

4: 肋骨は12対ある。

5: 右大腿には1本の長管骨がある。

 

158 / 171

第30回 午後:第5

血液・血清の測定値でパニック値(生命に危険が及ぶ値)はどれか。

1: K+ 7.5 mEq/L

2: Na+ 138 mEq/L

3: へモグロビン 10 g/dL

4: 血小板 180,000/μL

5: 血糖 150 mg/dL

 

159 / 171

第30回 午後:第4

ある投与薬物の生物学的半減期の3倍の時間が経過したとき、その薬物の血中濃度は投与後ピーク値の何倍になるか。

1: 1/3

2: 1/4

3: 1/6

4: 1/8

5: 1/9

 

160 / 171

第30回 午後:第3

必須アミノ酸でないのはどれか。

1: バリン

2: ロイシン

3: アルギニン

4: メチオニン

5: イソロイシン

 

161 / 171

第30回 午後:第2

診断した医師が、法律に基づき直ちに届け出なければならない感染症(1類~4類)はどれか。

a: 結核

b: 痘そう

c: 破傷風

d: C型肝炎

e: 重症急性呼吸器症候群(SARS)

 

162 / 171

第30回 午後:第1

平成27年における高齢者(65歳以上)人口の構成比率(高齢化率:%)はどれか。

1: 13.8

2: 20.2

3: 26.7

4: 33.4

5: 60.6

 

163 / 171

第30回 午前:第9

高齢者に現れやすい歩行の特徴はどれか。

1: 歩幅が大きくなる。

2: 後傾姿勢になる。

3: すり足歩行になる。

4: 上肢の振りが大きくなる。

5: 地面を蹴り出す力が強くなる。

 

164 / 171

第30回 午前:第8

バソプレシンが作用するのはネフロンのどの部位か。

1: 糸球体

2: 近位尿細管

3: ヘンレ係蹄

4: 遠位尿細管

5: 集合管

 

165 / 171

第30回 午前:第7

心臓について誤っているのはどれか。

1: 洞房結節は右房に存在する。

2: 右冠動脈は腕頭動脈から分岐する。

3: 三尖弁は右房と右室との間に存在する。

4: 乳頭筋は心室内に存在する。

5: 上行大動脈は主肺動脈の背側を走行する。

 

166 / 171

第30回 午前:第6

正しいのはどれか。

1: 嚥下するとき喉頭蓋は開く。

2: 右肺は2葉からなる。

3: 吸気時に横隔膜は弛緩する。

4: 胸膜は臓側胸膜と壁側胸膜からなる。

5: 左主気管支は右主気管支に比べ、より体の長軸方向に分岐する。

 

167 / 171

第30回 午前:第5

下腿浮腫の原因となるのはどれか。

a: 胃潰瘍

b: 肺炎

c: 深部静脈血栓症

d: ネフローゼ症候群

e: 心不全

 

168 / 171

第30回 午前:第4

高齢者の薬物治療について誤っているのはどれか。

1: 薬物誘発性低血圧が生じやすい。

2: 肝での薬物代謝が低下している。

3: 脂溶性薬物の半減期が短縮する。

4: 水溶性薬物の血中濃度が上昇する。

5: ベンゾジアゼピン系薬物への感受性が高い。

 

169 / 171

第30回 午前:第3

水溶性ビタミンはどれか。

a: ビタミンA

b: ビタミンB6

c: ビタミンC

d: ビタミンD

e: ビタミンE

 

170 / 171

第30回 午前:第2

臨床工学技士が行うことができないのはどれか。

1: 人工心肺業務における留置カテーテルからの採血

2: 人工心肺装置の運転条件の変更

3: 除細動器の操作条件の設定

4: 人工呼吸業務における気管挿管

5: 条件付きMRI対応ペースメーカの検査前確認

 

171 / 171

第30回 午前:第1

病気の治療について誤っているのはどれか。

1: 心理療法は向精神薬を用いる治療である。

2: 理学療法は運動機能の回復を目的とする。

3: 化学療法は薬物治療の一つである。

4: 温熱療法はがん細胞の温度を上昇させて死滅させる方法である。

5: 言語聴覚療法はことばによるコミュニケーションに障害があるものを対象とする。

 

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